
これまでは単行本→文庫ですが、
初の文庫オリジナルです。
内容はこれまで他の雑誌や小説誌に書かれた短編を
集めた短編集。
連作短編集ではなく、
それぞれが独立した、統一性のないような作品集なんですが、
やはり伊坂さんの作品集なので
どことなくつながりのあるような感じもしますね。
個人的に気に入ったのは
クリスマス、サンタクロースのお話「一人では無理がある」です。
クリスマスにプレゼントをもらえない子どもに
プレゼントを置いていくサンタクロース業務のお話でした。
最後の短編だけが書き下ろしですが、
これまでバラバラの短編たちを
最後、一つにうまくまとめている作品でした。