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Author:す~さん
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ニート   ~絲山 秋子~

neet.jpg



きっついなぁ~。
全ての作品に登場してくる男たち。
ヘタレな男いれば、
ニートの男もいる。
変態男もいて、読んでて何だかやるせない気持ちになってしまった。

『ニート』とその後日談の『2+1』、『愛なんていらねぇ』に登場する
女たちもどうだかな~?
何だかんだ言いつつ
どちらも自分を中心に考えてそうな
人物たちでした。

ただ『へたれ』に出てくる
男の気持ちはなんとなく分かる気もする。

が、なんとなく自分とは遠い世界に住んでいる人のような
そんな思いを抱かせる話ばかりだった。
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袋小路の男   ~絲山 秋子~

fukuro.jpg


なんというか、
報われない恋というか、
セックスなしでも続く恋愛・・・
いや、それでは心も体も満足できないだろう?
しかも高校生のころに知り合った男と。
10数年間、
ただ、ただ、振り向いてくれるのではないか、という期待を持ち続けながら
でも、叶うこともなく、
それで十分幸せなのか?
辛くないのか?
などの疑問が頭の中をぐるぐる回り続けました。

女、日向子の視点からと
男、孝の視点。
この二つを読んで初めて二人の関係が分かるんじゃないだろうか?

きっと、
こんな関係の男女は
他にも存在するんじゃないだろうか・・・。

まだまだ終わらない、恋のようなもの。

続きがあればぜひ読んでみたい、
覗いてみたい、
そんな衝動に駆られる作品でした。

エスケイプ/アブセント   ~絲山 秋子~

escape.jpg


嫌いじゃない。

40歳の活動家。
ほぼ同じ年なんだけど、
この年代の活動家ってあまり聞いたことがないな。
自分の大学でも自治活動はあったけど、
革命や過激派や闘争紛争なんてのは過去の話になってたような気がする。
都会の大学いは違ったのだろうか?
そこがちょっと分かりづらかったというところはあるけれど、
主人公の目的を見失い、
これからの自分をどうしていくか、という
やるせなさ、というものはなんとなく理解できる。
不惑の年だけれど
人間そう簡単に惑わなくなるって言うことはないんだよな。

同じアブセントのほうではエスケイプの主人公の双子の弟の話。
こちらも過去から逃げている男。
今をどうにか生きているけれど、
これから先はどうなるか、
そのへんは同じ双子の兄弟ということで
なんか似てますな。

さらっとしてて分かりにくいところもあるけれど
総じて読みやすい短編集でした。

しかし、ここでも京都。
やっぱり京都に行ってみよ~。

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海の仙人   ~絲山 秋子~

uminosennin.jpg


初めて絲山さんの作品で心から『これ、いいっ』と素直に
思えた作品だった。

宝くじで3億当たった河野は勤めを辞め、敦賀に引っ越す。
そこでまるで仙人のような、
隠者のような隠遁生活を送る。
その生活の中で出会った「ファンタジー」と呼ばれる人物(?)。
そしてとある島で出会ったかりんという女性。
かりんと恋に落ちる河野だったが、
思春期に受けた心の傷のせいで彼女を抱くことが出来ない。
時は流れ、二人には過酷ともいえる運命が待ち受けていた。

河野の心の傷。
本当に辛すぎる過去の出来事。
好きな女性を抱けない心の葛藤。
そしてかりんの想い。
元同僚で河野のことを愛している片桐の切なさ。
その片桐を心の奥底では愛している澤田の想い。
河野の心の支えになりつつある「ファンタジー」

すべてが切なくて、どうしようもなくて、でもみんな愛しくて。

最後せめて河野には幸せになってもらいたい。
そう思いながら本を閉じた。

個人的には河野と片桐が好きでした。
特に叶わぬ恋を紛らすために色んな男と付き合う片桐の
心の虚しさ、寂しさ、そういったものを出来るだけ見せようとせず
ただ河野のことを想っている姿に本当に胸が一杯になります。

みんなが幸せになれればいいな、と思うわないではいられない作品でした。

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イッツ・オンリートーク    ~絲山 秋子~

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久々に読みました、絲山秋子。
これがデビュー作らしいんですけど、
確かにデビュー作でこれだけのものを書いたら
その後が期待されますよね。

っていうか、優子痛すぎ。
そんな誰彼となくやっちゃうなんてさ。
でも、なんか気持ち分かる。
自分は男だけど。
精神的に満たされたいって気持ちが良く分かる。
その辺りを上手く描いているな~、と思った。

もう一編「第七障害」は今まで読んだ絲山秋子の作品の中では
一番好きかもしれない。
乗馬をやっていた順子が競技中に落馬。
馬は足を骨折し毒殺される。
それを悔やむ順子。「自分が殺した」と。
その後、東京に出てきた順子は同じ乗馬クラブで
ライバル関係だった篤と再会する。
その後の篤と順子の少しずつ近づいていく、その関係が
妙にくすぐったかった。
あ~、恋の始まりってこんな感じだよな、って。

絲山秋子・・・ちょっと苦手かな~と思ったけど、
この作品を読んで、また少し見方が変わった。
もう少し他の作品も読んでみようかな。

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逃亡くそたわけ    ~絲山 秋子~

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芥川賞作家 絲山秋子の作品。

『沖で待つ』を読んでとりあえず後何冊か読んでみようと思った。
『沖で待つ』だけではなんとなく評価できなさそうで。

で、選んだのが、この『逃亡くそたわけ』
九州を舞台にし
福岡から大分⇒宮崎⇒鹿児島と逃亡していく
男女二人のお話。

二人は躁を患う花ちゃんと鬱を患うなごやん。
病院を脱走し、どこへ行くともなく逃亡。
ただ、今このときから逃げ出したい、逃げなきゃどうにかなっちゃう!
そんな思いで花ちゃんは近くにいたなごやんを道連れに逃亡。
なごやんの車で、福岡から鹿児島まで
1000キロに及ぶ逃亡劇。
しかし、追っ手の影はなく、淡々と進んでいく。
だからなんか物足りない。
最後は「で、どうなるの?」的な終わり方で、
『沖で待つ』同様消化不良でした。

九州は宮崎出身の自分でも、福岡の言葉は分からないし、
宮崎の言葉が少し出てくる場面もあるけれど、
九州以外の人が読んで分かるんだろうか?と不安に思ってしまった。

まだ、評価できないなぁ~。
もう少し彼女の作品を読んでみようと思う。
ただ、小難しいわけでもなく、
さらっと読めてしまうので
そこまで悪くはないんだけど、
何かが足りないような気がする。

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沖で待つ      ~絲山 秋子~

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芥川賞受賞作品『沖で待つ』

受賞したときから無性に読みたかった作品。
作者「絲山秋子」って聞いたこともない作家で
普段なら軽く流してるはずなのに。
今回は直木賞のほうにかなり思い入れを持ってみていたので。

作品は
住宅設備機器メーカーに勤める同期採用の男女のお話。
男女の関係ではなく
同性同士の関係にも似た微妙な関係。

「私」が訪れた先は
「太っちゃん」の住んでいた部屋。
でも、「太っちゃん」は不慮の事故で既に亡くなっていた。
そして彼の部屋には幽霊になった「太っちゃん」が。
いきなりの展開で
これは、いったいどんな話しなの???と思うけれど、
最後まで読んでみると
「なるほど・・・」と分かります。

もちろんホラーではなく、
だからといって恋愛物語でもなく。
この二人の間に恋愛感情はなかったから。
不思議な印象の物語でした。

なんか、物語の進められ方が
インタビューを受けてそれに答えてる、って感じで、
ちょっと違和感はありました。

でも、グイグイッと話に引き込まれていった。
短い話なので
ものの1時間もかからずに読みきれるけど。

そういえば、自分にとっても同期の女性って、やはり特別な存在です。

同時掲載の『勤労感謝の日』もリアルで面白かった。

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