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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
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穴   ~原 宏一~



自殺するために、富士の青木ヶ原の樹海に入り込んだものの
自殺に失敗し、さらに自分を助けてくれた男と
縄文時代さながらの生活を送ることになったカズヒロ。
そこに新しく仲間になったコタニとタツコ。
4人で暮らしていくうちに、洞窟の奥底にはレアメタルやウランの存在が。
独立国を作ろうとする彼らに訪れた最後は…

後半、展開が早すぎたのが難かなぁ。
最初はワクワクしながら読んでいったんだけど、
後半の独立国を建国するあたりから
急速に落ちて行った印象。
特に洞窟最初に住み始めていたロクさんの変わりようが…。

最後もあっけなかったけど、
新しい命とともに
救われた命もあるということで、
ただあの最後の部分はいらなかったかなぁ、という気がしないでもないです。
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ヤッさん   ~原 宏一~

yassan.jpg

築地の市場や料理店に絶大な信頼を置かれるヤッさん。
その正体はホームレス。
ホームレスと言えど
人様の迷惑になってはいけない、と
ホームレスらしからぬ矜持を持ちながら
生きている。
その料理や食材に対する知識や行動力は
ある意味尊敬に値する。
そのヤッさんに弟子入りしたタカオ。
いろんな事件や出来事を通して
ホームレス生活から立ち直るタカオの物語でもある。

まぁ、ホームレスがそこまでできるのか、
という気持ちもないわけではないけど、
リアリティという面からは
少しだけかけるかな、と。
それでも十分に面白く読ませてもらったし、
築地に行って、新鮮な魚、食べたくなりました。

原さんの作品にしては
ひねくれたところがなく、
面白かったです。
まぁ、ちょっと斜に構えた作品も面白いんですけどね。

佳代のキッチン   ~原 宏一~

kayoskitchen.jpg

原さんの作品にしてはホンワカした話でした。
まぁ、理想郷を求めて子供をほったらかしにしていった両親を探す、
という重い内容ではありましたが。

ラストは個人的にはあっさり両親を見つけて終わり、
ハッピーエンドにはなってほしくないなぁ、と思っていたので
このラストでもいいのかな、と思います。

何より佳代の料理がおいしそうだ。
弟、和馬との距離感もいい。
付かず離れず、でもお互いのことを気にかけてるのが十分に伝わる。
佳代の移動料理屋に来るお客との触れ合いがとても良かった。
みんないい人すぎるけど。そういうのもいいかな、と。

どこかで皮肉の利いた話でも出てくるかと思いましたが、
この作品に関しては
すべて素敵なお話ばかりでした。

東京ポロロッカ   ~原 宏一~

pororocca.jpg

多摩川にポロロッカが起こる、という噂に振り回される人々を
描いた短編集。

噂を利用する人もいれば、
噂に翻弄されながらも
自分にとって大切なものを
見つける人もいる。

日本の川が逆流するなんて
アマゾンじゃあるまいし、
なんて思っていても
あの津波のせいで
川が逆流する姿を
映像で見てしまうと
今だったら
それもあるんじゃないかと思えてしまう。
この本が書かれたのは
あの地震の前だから
妄想話で終わらせられたかもしれないけれど、
自然というのは
人知を超えた存在なのだ、と
今改めて思います。
だからこの本に登場する人々を、今は笑えない。

あの地震の前だったら
また違う感想が生まれたかもしれませんけどね・・・。

アイドル新党   ~原 宏一~

idolnewparty.jpg

売れないグラビアアイドルが市議へ。
そして新党結成!

原さんの作品にしては若い女の子が主役って珍しいですよね。

売れないグラビアアイドル、マキが
事務所の社長の命令で選挙に打って出る。
元レディースだったマキは
地元の元ヤンたちの支持を受け見事市議選で当選するも
大物市議とのしがらみによりあえなく辞職。
しかし、マネージャーの山崎や選対の達人、照さんらと
新党を立ち上げ衆議院選に挑む。
さて、その結果は?

マキのまっすぐな性格が好ましく思えるが、
さて、実際にこんな候補者が出馬したら
どんな反応が返ってくるか、非常に面白い、そう思えるマキの存在。
弱者のために、と謳う政治家は多いけれど、
果たして本当にそうなのか、と疑いたくなる現在の日本の政治家たち。
そんな政治家に、このマキの思いをしっかりと見てほしいと
思うのは自分だけだろうか。
もちろんフィクションの中だとは分かっているけれどね。

最後はアイドル新党全員が当選する、
という終わり方ではなかったのが良かった。
ご都合主義で立候補した全員が当選した!って終わり方だったら
逆に興ざめしちゃったかも。

政治の裏の部分もちょっとだけ
垣間見ることもできたし、
実際に起こっているんだろうな、と思うと
ちょっと怖いですけどね。

東京箱庭鉄道   ~原 宏一~

hakoniwa.jpg

東京に鉄道を作ろう!そんな物語ですが、
まぁ、原さんなので
そう、かんたんな物語ではありませんでした。

旧宮家の当主から依頼された東京に鉄道を作ってほしいという以来を
5人の人間があれやこれやと試行錯誤しながら
作り上げようとする。
が、結局・・・。

この5人が計画する新交通システム新宿線が非常に魅力的。
またケーブルカーを利用しての港区に線路を引く案とか
実際にできたらすごくいいんだけどなぁ。
便利だし、楽しそうだし。

もちろん実行にはいろいろ問題もあるだろうし、
難しいだろうけど、
こういう夢のある話もいいなぁ。

最後もなかなかいいラストでした。

トイレのポツポツ   ~原 宏一~

toilet.jpg

タイトルからしたら
またとんでもない話なのかな?と思ったら、
かなりまじめな会社物語って感じでした。

どこの企業でも
同じようなことをしているんじゃないかと思うんだけど、
それを許せるか、許せないかで
会社の質も変わってくるんだろう。

「トイレが汚いと、その会社も危ない」という一説が出てきますが、
確かにそうかも。
そういう小さいところに気が回らない会社は
やはり苦しいんだろうな、と。

でも会社の負の部分がすごく丁寧に描かれていて
確かにあるんだろうけど、
このまま終わってしまうと
いつもの原さんらしい痛快さがないんだけど・・・
と思ってたら
最後は爽快に終わりましたね。

ダイナマイト・ツアーズ   ~原 宏一~

dynamite.jpg

雅也と麻由美の夫婦はろくに仕事もせず自堕落(じだらく)な日々を送っていた。
ところが新婚旅行中に雅也の父が急逝し、
悠々自適生活が急転直下、借金を背負うはめに! 
土地を売るために自宅を爆破するも大失敗。
大怪我を負いながらアメリカに逃亡した二人は、
ビルの解体を専門とする爆破屋・ボブと出会う。
すっかりその魅力にとりつかれた二人はボブに師事するが……。

その時その時、場当たりに生きてきた二人が
借金取りに追われてアメリカへ。
そこで初めてビル爆破に心奪われ
ついには不法滞在のまま爆破修行。
いったんは強制送還されるも、その後、また爆破屋へ。

爆破に関してちょっと詳しくなれるかも。
ただ日本ではビル爆破とかは法的にいろいろ制限があって
アメリカのようバンバン爆破は出来ないようだけど、
これからもしかしたら
必要になってくるかも、なんて思いました。

原さんの作品に見られる
ちょっと斜に構えた物の見方というか、
感じ方考え方が好きです。
ただこの作品にはそれがあまり見られず
それでいてエンターテイメント作品として
しっかり読める内容になってます。

原さん、最近イチオシの作家さんです。

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