
渋谷の娼婦、なぎさと今夜出会うのは
幼なじみを殺された邦彦。
邦彦の幼なじみのエリカはある時を境に非行に走る。
髪を金色に染め、高校も中退し、
夜毎男と遊びまわっている。
毎晩、男に送られて帰ってくるその家の前で
男とのセックスにおぼれる。
邦彦はそれを毎晩自分の部屋から盗み見ていた。
エリカはその男と結婚するが、
数ヵ月後、その男と仲間たちに殺されガソリンをかけられ
焼かれてしまう。
その事件後、学校に行けなくなった邦彦は渋谷の街で
娼婦なぎさと出会う。
なぎさと出会った邦彦はエリカを救うために過去へ戻っていく。
邦彦はエリカを救うことが出来るのか。
これまでのシリーズの中で一番辛く切なく、そして怖い作品でした。
同じような事件が過去にもあった。
たとえば、コンクリート詰め殺人事件とか。
読み進めるのも辛くなるような
描写が多くて
だからといって目を背けることはできない作品だった。
性犯罪を扱っているので嫌悪感を持つ人もいるかもしれない。
でも、面白おかしく描いているんじゃなくて
事件のルポも手がけている重松さんだからこそ書ける作品じゃないか、と思う。