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Author:す~さん
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ラストワルツ   ~柳 広司~


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パラダイスロスト   ~柳 広司~

paradiselost.jpg

久々にジョーカーゲームシリーズを読む。
今回は結城中佐の過去を調べる人間が出てきたりもするが、
相変わらず結城中佐は謎のままである。
そこがいいのだけれど。

結局、作品にも登場する
結城中佐率いるD機関のメンバーは
みんな違う人なんだよね?
同じ人ではないんだよね?
一体どれだけの人間がいて
どれほどの動きをしているのか
全体像がはっきりしないので
もしかしたら
この作品とこの作品に登場する
スパイは本当は同一人物なんじゃなかろうか、と
思ってしまうほどである。

個人的には
最後、女スパイの子どもを預かった内海は
一体どうするんだろうか。
D期間を抜けて生きて行けるのだろうか、と
不安にもなる結末でしたね。

戦時中諜報活動を潔しとしなかった日本。
それは良かったのか悪かったか…。

虎と月   ~柳 広司~

tigerandmoon.jpg

かの有名な中島敦の「山月記」
国語の教科書で間違いなく読んだことはある、有名な話。
その後日譚として書かれた作品。
ジョーカーゲームのような
キレキレ感はありませんが、
ミステリーYAの作品として
中高生にとって読みやすい作品になってます。

なるほど、こんな風に「山月記」は続くのか、と
思って読むと
これまでの「山月記」もまた違った印象を持てるかも知れません。

さて、このミステリーYA。
かなり読んでいたんですが、
いつの間にか理論社が倒産し、
この後の作品が刊行されなくなってしまったのは残念です。
なかなか素晴らしいラインナップだったんですけどね…。

怪談   ~柳 広司~

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ラフカディオ・ハーンの「怪談」をベースに
現代を舞台にした「怪談」というか
やはりミステリーに近いかな、と思います。
中には不思議な話もありますが・・・。

元になる話は、おそらくだれでも知っている
古典的な怪談。
それを現代に置き換えて
充分恐ろしさをかもし出してます。
恐ろしいのは
幽霊でも妖怪でもなく、
やっぱり人なのかな、と。
改めて思わされますね。

こんな怪談に登場するような
人間になりたくはないものだと
思いますが、
いつの間にか
その主役になっているんではないかと思うと
空恐ろしくなりますねぇ。

最初の哲学者   ~柳 広司~

firstphilosopher.jpg

ギリシャ神話をモチーフにした短編集。
何処かで聞いた話ばかりですが、
それを柳さん風にアレンジしています。

何よりも
この作品の中で
明らかになるのは
『狂気』

イカロスがなぜ蝋が溶けるのもかまわずに
空高く飛ぼうとしたのか、
愛する男のために
父を裏切り国を裏切り身内を惨殺する女の狂気。
ゾクッとするようで
でも、この狂気のために
我々の記憶の中で
生き続けるのだろう。

非常に読みやすい作品でした。

贋作 「坊ちゃん」殺人事件   ~柳 広司~

bocchan.jpg

『坊ちゃん』読んだことないんですよね、実は。

でも、読んでなくても
十分に楽しめる内容でした。

赤シャツが自殺した。
自殺が信じられない山嵐と坊ちゃんは
松山に赴き
赤シャツの自殺の真相を探り出す。

事件の背景にあるものが
社会主義と民権運動だったりして
その辺のことが分からないと
ちょっと意味が分からなくなるところもありますが、
赤シャツを自殺に見せかけて殺したのは
実は・・・
と驚愕の事実が明るみに出て・・・。

なかなか面白かった。
本家の『坊ちゃん』も読みたくなりましたね。

シートン(探偵)動物記   ~柳 広司~

shiton.jpg

『ジョーカーゲーム』でお気に入りの作家になった柳さん。
この作品は動物学者シートンが動物たちを巡って起こる
さまざまな難事件に挑む連作短編ミステリー。

シートンと言えば動物記、ファーブルと言えば昆虫記。
非常に有名な動物学者ですが、
そのシートンを主人公に、彼が探偵として活躍する物語を
紡いでしまった柳さんに脱帽です。
もちろん、元ネタはシートン動物記にあるんだろうけど、
それをうまい具合に脚色してますね。
これを読んでシートン動物記を読み直したくなりました。

ジョーカーゲームやダブルジョーカーも面白かったんですが、
その2作とはまた色合いの違うこの作品も
非常に楽しめました。

ダブル・ジョーカー   ~柳 広司~

doublejoker.jpg

ジョーカーゲームの続編。

今回はD機関の面々の活躍というより
周りの人間仁スポットを当てた内容になっている。
だからちょっと物足りないかな、という気もしないでもないけど
これはこれで面白かった。

今回は結城中佐の過去が明らかになり
物語の別な面も読めてよかったかな。

スパイ側のD機関の面々がほとんど出てこないこともあり、
そこは物足りなさを感じる人もいるかもしれない。
しかし、それ以外の部分でもしっかり読ませる内容にはなっている。

時代は真珠湾攻撃後に移り、
これでD機関の活躍も収束に向っていくのか、と思うと
何だかそれはそれで淋しいかな。
もっと読みたくなるスパイ小説であることは間違いない。

なんだかんだ言って結城中佐のかっこよさだけが
際立った作品でした。

今度は長編もいいかもね。

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