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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
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白ゆき姫殺人事件   ~湊 かなえ~



湊さんお得意の独白形態で進むある殺人事件の話。

被害者と加害者と目される周りの人間の目から語られる被害者の人物像。
そして最後に暴かれる被害者の人物像。
最初に読み始めてから終わりに至るまでに二転三転しながら物語は進んでいく。
そして、でも結果はありきたり結末だったのが残念。
ヴァイオリン兄弟を出す必要があったのか?という疑問はあるけれど…。

周囲から自分がどう思われているのか強制的に知らされる怖さ。
自分の知らないところで語られる自分の姿。
何よりもしたり顔で語る周囲の人間の恐ろしさが際立つ作品でした。

映画化では被害者三木典子を菜々緒がやるってありました。
最初はこの役を?と思いながら読んでたけど、
後半は、あぁ~なかなかのナイスキャスティングだな、と(笑)
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サファイア   ~湊 かなえ~

safire.jpg

宝石にまつわる短編集。

久しぶりに湊さんの作品を読みました。
いや、相変わらずの読後感。
すっきりしないで
もやもや感が残るのはさすがというべきか。

しかし、そう感じたのも最初の数話だけかな。
結構どの話も
まぁ、人間の業を描いているけれど、
今までの作品よりは
受け入れられる作品が多かったかな。

良かったのは
「ムーンストーン」「サファイア」「ガーネット」かな。
「ムーンストーン」は湊さんお得意の
誰の目線か最後にならないとわからない、お話。
最後で、あ、そっちだったのか、と気付かせる内容。
「サファイア」と「ガーネット」はこの中では唯一
繋がりのある物語。
「サファイア」で救いようがない終わり方だななぁ、と
思ったら
しっかり「ガーネット」で救われた。
この持っていきかたもうまかったな。

これまでの作品中では
小粒ではあるけれど、
すごく読後感の良い短編集でした。

境遇   ~湊 かなえ~

kyouguu.jpg

ドラマ原作だからかな。
あっさりと読めてしまった。
そして物語の謎もわりとはっきり分かるように書いていながら
最後にどんでん返しを持ってくるのは
湊さんらしい、かな。

でも、やはり先にドラマ化があって
そのために書き下ろされているので
確かに映像化しやすいし、
読みやすくもあるんだけど、
彼女の作品にある人間の心の奥深くにある嫌さ、嫌らしさが
少し薄くなっているような気がしました。
そこがもったいないなぁ。

帯から判断すると
松雪泰子とりょうが主役のようですが、
イメージ的には松雪さんもりょうさんも
ちょっとかぶるところがあるので
どちらがどちらをやるのか、興味津々です。
陽子の方が主役っぽいから
晴子=りょう 陽子=松雪なのかな。
どうなんだろう?

花の鎖   ~湊 かなえ~

flowerchain.jpg

梨花、紗月、美雪という3人の女性のそれぞれの視点で
物語が語られていく。
この3人がどこでどう繋がっていくのか、と
読み進めていくうちに
途中でその関係は分かってしまうのだけど、
その関係が分かったからこその
深みというのが凄い。

湊さん得意の人間の裏にある悪意の描写は相変わらずで
非常に胸糞悪くなる人の業なんかも描かれているんですが、
3人の女性の強さがそれをうまくカバーして
全体的には非常に面白く読めました。

新しいステージに入った湊さん。
これまでの陰イメージの作品よりも
少しだけ、前向きになれる作品でした。

彼女の作品では一番好きかな。

往復書簡   ~湊 かなえ~

ouhukushokan.jpg

3話からなる短編集。
その話も手紙の形式を取っている。
まぁ、湊さんらしいなぁ、という気もするが、
これまでの作品と比べると
わりと普通?という感じで読みましたが、

最初の方の手紙はまぁ、普通に文通している感じなんだけど、
徐々にそれぞれが隠している事実が
明るみに出てくる。
それが本当に人間の持つ黒い部分で
ドロドロした感情がうごめいていたりもする。
もちろん、これまでの作品よりは
大人しめなんだけど、
やはり毒はある。

個人的には第3話がよかったかな。
ただのラブラブな手紙のやり取りかと思いきや、
少しずつ隠された事実が明るみになって
でもそれには実はまたウラがあって・・・
最後には多分ハッピーエンドだよな、って終わり方だったのが
何となく湊さんらしくないんだけど
たまにはこんなカタチで終わるのも
いいんじゃないだろうか。

夜行観覧車   ~湊 かなえ~

yakoukanransha.jpg

相変わらず鬱々とした展開に胸が痛くなる。
高級住宅地で起きた殺人事件に関わる3つの家族。
そこには人間の持つ暗い、というか黒い部分が
うごめいている。
この人の作品を読むと
救われない気持ちになるし、
人間の悪の本質ズバリ言い当てられているようで
本当に苦しい。
それでも読んでしまうのは
それにはまってしまっている自分がいるからだろう。

最後は救いなのか?
当事者はそうではないことを知っているのに
作られた嘘は
いつかはばれると思うんだけど。
あの終わり方はちょっとないなー。

他の人には些細に思えることが
当人にとっては
コンプレックスになって
人格をも変えてしまう恐れがあるということを
まざまざと思い知らされる作品でした。


Nのために   ~湊 かなえ~

forN.jpg

これまでの作品どおり
事件が起こる→関係者の独白で真相が少しずつ
判明していく、という作風。
しかし、今作はこれまでの作品よりも
ちょっとインパクトが弱い。

結局NとはそれぞれのNのイニシャルを持つ人びとが
別のNをイニシャルに持つ人びとのために
行動を起こしたら
結局それが最悪の形になってしまった、という感じ。

このパターンで書いていくのには限界があるんじゃないかと
思うんだけど、
これからもこのパターンで行くのだろうか?

徐々にパワーダウンして行ってるように感じるのは
自分だけ?
ただ最後まで一気に読ませてしまう力は十分に
今作でも堪能できました。

贖罪   ~湊 かなえ~

shokuzai.jpg

これもまた重い独白物ですね。

ある田舎町で起こった少女殺人事件。
その目撃者である4人の少女たちは
殺された女の子の母親に重い十字架を背負わされることになる。
そしてその4人の少女たちのその後に・・・

前作『告白』も重い作品で非常に鬱な気分になりましたが、
こちらもそれに負けず劣らず鬱な気分になります。

でもやめられない。
一気に読んでしまったこの作品ですが、
『告白』よりは若干キワモノっぽくなったような気がします。

最後の部分はなくても良かったんじゃないかな、とは思いますけど。

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