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Author:す~さん
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スペードの3   ~朝井 リョウ~



名前のトリックはすぐにわかったけど、
まぁ面白かった。
朝井さん、女性目線の物語が多いんだけど、
この心理描写は女性から見て、どうなんだろう?
男の自分にはよくわからないけど、
黒い部分は誰しも持ってるので、
まぁ、理解はできるかな。

帯には黒い朝井リョウとあるけど、
彼の作品は最初のころからどこかに一見爽やかそうだけど、
ブラックな面があって人間の裏側をうまく表現しているなぁ、って感じ。
それが女性目線が多いのが気になるけど。
この作品も善意の裏に隠された黒い部分とか、
人の持つずるさとか微妙かつうまく表現してある作品ですな。

登場する女性3人ともが
自分に対して
本当の意味での自信を持っていない、
そんな感じがしました。

朝井さんの
純粋な男性主役の作品って
もしかして「チア男子」のみ?
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世界地図の下書き   ~朝井 リョウ~

sekaichizu.jpg

直木賞受賞後の作品。
「何者」の最後が結構ブラックな感じで終わってただけに
こちらの作品はどうなるのか?興味津々でした。
デビュー作からずっと読んでますが、
この作品はこれまでの作品とはまた違う印象を持ちましたね。

児童養護施設に預けられた太輔。
預けられた時の作品は
アンソロジー作品で読んでいたけれど、
その3年後を描くこの作品は
小学6年生になった太輔と
一緒に過ごしてきた仲間たちの1年を描いている。

それぞれが心に傷を持ちながらも
懸命に毎日を生きている。
そこは決して楽な毎日ではなく、
誰にも言えない思いを抱えながら
それでも懸命に生きている。

「いじめられたら逃げればいい。
笑われたら、笑わない人を探しに行けばいい。
うまくいかないって思ったら、
その相手がほんとうの家族だったとしても、
離れればいい。
そのとき誰かに、逃げられたって笑われてもいいの。」
まさしくその通りだと思う。
逃げることは決して悪いことではない。
逃げた先に違う未来が待っている。
逃げることは悪ではない。
新しい自分に出会う方法である。

朝井さんのメッセージ、
ぜひ受け止めてほしいな、と思う。

何者   ~朝井 リョウ~

nanimono.jpg

就活に奮闘する若者の爽やかなストーリー。
朝井リョウならこんな展開だろうと思いきや、
いや、全然、期待をいい意味で裏切られました。
就活中のそれぞれが実は心の中に
別の思いを抱きつつ
就活に励むんだけど、
結果が出るヤツ、出ないヤツ、
一緒に頑張ろうといっても
やはり先を越されると焦りしかないわけで…。
そんな中にある種黒い想いを抱くのもしょうがないのかな、とも思う。
個人的には就活はほとんどしなかったので
まぁ、バブル末期で、まだ引く手あまたの状況だったので
それほど苦労もしなかったし、
すぐに内定もらったし、
この小説に出てくる彼ら彼女たちに比べると
本当に申し訳ないくらいだ。

まぁ、自分はその当時、
何でそんな仕事に就くの?バカみたい、と言われ、
今ではいいご身分だな、と言われてしまう
仕事に就いてしまったけれど…。

あの当時の若者に、
ちゃんと考えて就活しろ、と
言ってあげたくなる1冊でした。

最後の数10ページが
震えが来るほどの展開。
散々言い放った彼女にも
言われっぱなしの彼にも
共感は持てないけれど、
言ってることもやってることも
なんとなく理解できる。

新しい「朝井リョウ」を見た、
その記念になる1冊でした。

学生時代にやらなくてもいい20のこと   ~朝井 リョウ~

20.jpg

大学生作家を卒業した朝井さんのエッセイ集。

これが、もう、
あの繊細な文章を書く人と
同一人物なの?と思わせる内容で
ところどころに笑いのツボがあって
こんな面白い人なのか、と。
まぁ、今どきの大学生だからなぁ。
さもありなん、な感じですけど、
このエッセイを読んで
朝井リョウはただの作家じゃない、と
思った次第です。

大好きな作家に原田宗典さんがいます。
朝井さんのエッセイは
トホホな自分をさらけ出す点でも
文体も、その原田さんに似てる印象です。
ところどころで自分に突っ込みを入れたりしながら
自分のことを客観的に描きつつ
ホンワカとした雰囲気は外さない。
そんな感じが好きです。

いきなり、おなか弱いエピソードから始まりましたが、
わかるわぁ~それ、と共感しながら読みました。
この話が最初においてあるというだけで
親近感湧きまくりでしたよ。
就活の話も面白かったし、
朝井さん、繊細な文章だけではなく
これからは爆笑エッセイストとしても
活躍してほしいですね。

あ、仕事には慣れたんだろうか…。

少女は卒業しない   ~朝井 リョウ~

girlgraduation.jpg

朝井リョウ…
男子だよね?
なんでこんなに女子の気持ちを
うまく書き表すことができるんだろう。
男でここまで細やかな描写ができる人って
奥田英朗さんくらいかと…。

さて、廃校(たぶん統廃合)になり、
明日取り壊されてしまうという
高校の卒業式の1日を描いた作品。

ただ、ちょっと引っかかってしまうのは
廃校が決まったのが1年前で
在校生は他校に引っ越して
卒業式翌日には取り壊されるって
この設定だけは
リアルではないと思う。
少なくても廃校にするには
数年前には決定しているし、
廃校(統廃合)になるなら
最後の生徒が卒業するのを待って廃校(統廃合)にするはず。
途中で他校へ動くことがわかって
その学校を受ける生徒はいないでしょ、普通。

まぁ、公立はそんな感じだけど、
私立はもっとその点厳しいはずなので
リアルさに欠けるんだけど、
それ以外はとても心が痛くなるくらい
切なさがたくさん詰まった
いい話ばかりでした。

彼の作品は外れがないなぁ。

もういちど生まれる   ~朝井 リョウ~

mouichido.jpg

キラキラしてますね~。
大学生。
社会に出る前の猶予期間。
どの話も若い人たちのキラキラした
でも悩んだり苦しんだり
そんな日々が綴られていますが、
そういえばこんな時代もあったのか、と
振り返ってみると・・・。
いやぁ~、思い出せんわ。
でも、確かにこんな時間があったんだろうな、とは思う。

5つの物語が
少しずつリンクしながら
物語は進んでいきます。
なるほど、こういう繋がりがあったのか、と。
その辺ぶつ切りのお話ではなかったので
良かったかもしれません。
どれも同じテイストで描かれているので
読みやすかったです。

これが大学時代最後の小説らしいですね。
専業ではなく
兼業でやるというのをどこかで読んだんですが、
おそらくこのキラキラ感って
同じ時代をすごしていたからこそ
描けたと思います。
社会人になって
どう作品が変わっていくか、
楽しみですね。

星やどりの声   ~朝井 リョウ~

hoshiyadori.jpg

朝井さん、こんな小説もかけるんだね。
引き出しが多いね。

亡くなった父が残したもの……喫茶店、星型の天窓、絆、そして、奇跡。
三男三女母ひとり。ささやかな一家が出会う、ひと夏の奇跡の物語。
家族が"家族を卒業する"とき、父の残した奇跡が降り注ぐ……。

三男三女がそれぞれに主人公になる6章からなる物語。
父親が死んでから
それぞれが色んな思いを持ちながら
生きてきた。
その描写がとても丁寧に描かれていました。
6人の兄弟姉妹がとてもお互いのことを気にかけていて
それでいて大好きだった父親のことを
ずっと心の支えにしている感じもして
ものすごくいいんだけど、
その分、母親の扱いがちょっと雑というか
そこが物足りなかった。
母親の愛情も確かめられるんだけど、
父親への愛情の描き方に比べると
なんか少し母親への愛が少なくないかい?と思ってしまいました。

そこだけがマイナスだけど、
まぁ、父親を際立たせる分にはしょうがないのかな、とも思ったり。

3作目ですが、
この作品が一番好きかも。

チア男子!!   ~朝井 リョウ~

cheerdanshi.jpg

柔道に行き詰まりを感じた晴樹は
親友・一馬の誘いでチアリーディングを始めることに。
最初は7人で始めたチームも16人に増え、
そして全国大会へと駒をすすめていく。

最初が凄く読みづらかったというか、
読み進めるのが辛かったけれど、
メンバーが増え全国大会に向けて動き出した頃から
ようやくスピード感が出てきて
面白く読めました。

ただメンバー16人が多すぎて
しかも一人ひとりに
スポットライトをあてようとしたせいか
ちょっと散漫になるところもあったのが惜しかった。
それ以外は
本当に青春っていいなぁ、と思わせる作品でした。

それぞれが色んな想いを持って
チアに臨んでいる姿が
好感もてました。

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