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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
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生きるぼくら   ~原田 マハ~


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旅屋おかえり   ~原田 マハ~



売れないタレントが
旅をすることができない人と代わりに
旅をするというお話。

非常に現実味がないような気もするけれど、
良く考えると
日本人って旅行番組とか、紀行物とか好きだから
そういう感覚で自分のリクエスト通りに
旅をしてくれるっていうのは
案外いいアイデアかもしれない。
できるできないは別にして。

前半は
病気を患い旅に出かけられなくなった女性が
代わりに桜を見てきてほしいという依頼。
この以来の成功で
旅屋としてやっていくことを決心する。
そして後半は
遠い昔に養女に出された末妹のお墓にあるものを供えてきてほしい
という依頼。
この依頼には旅人である「おかえり」が所属する事務所の
社長とも深い因縁があり、
なかなか泣かせる話になっている。

自分もよく飛行機には乗るけど、
ただただ自分の好きなことをやってるだけで、
旅というものではなかった。
本当の意味での旅に出かけたいなぁ、と思わせてくれる1冊でした。

本日は、お日柄もよく   ~原田 マハ~

ohigara.jpg

小説 星守る犬   ~原田 マハ~

hoshimamoruinunovel.jpg

漫画「星守る犬」のノベライズ版。
お父さんとハッピーのくだりはほぼ漫画どおりに描かれている。
一度漫画で読んでいるので
内容もすっきり入ってくる。
脚色がされていないので
その点は良かった。
前後にケースワーカーの男性の話が挿入されるが、
話の筋の邪魔に放っていないし、
逆に犬の人間への献身ぶりがクローズアップされて
いい効果を出している。

マハさんは
「一分間だけ」でも犬の話を書いているし、
本人も犬を飼っていたということもあり、
犬への愛情があふれてくる文章で
読後感はとても良かったです。

映画化もされていますが、
自分で映像をイメージできるだけ
小説の方がより楽しめるんじゃないかな。

ギフト   ~原田 マハ~

giftmaha.jpg

原田さんの新作は
心温まるショートショート。
例えばある結婚式に向うそれぞれの人たちの
それぞれの想い、とか
同じ場所同じ時間でも
人が違えば感じ方も見方も異なる。
当たり前だけど、
その当たり前のことをすっかり忘れてた。
独りよがりのものの見方ではいけないと
何か思わされました。

ほんと短い話の中に
温かい物語が流れ、
いい時間を過ごすことができました。

花々   ~原田 マハ~

hanabana.jpg

原田マハさんの最新作。
あ~、まだキネマの神様も読んでいないっていうのに・・・。

あらすじは
明青と幸が出会ったとき、島では何が起こっていたのか。
ダイバーズショップの純子、明青の初恋の女性、成子。
さまよえる花々の、美しくも儚い島物語。

明青も幸も名前は出てくるけれど、
その姿は見えません。
完全に『カフーを待ちわびて』とは別の物語だと考えといた方がいいです。
カフーを待ちわびてで語られた明青と幸の物語と平行して
進んでいた二人の女性を中心にした短編集です。

安住の地を求めていた純子と
与那喜島を故郷に持つ成子。
純子は故郷を捨て旅人になった女性。
成子は故郷を捨て東京でキャリアウーマンとして成功している。
この対照的な、しかしどこか似ている女性二人が
女性一人旅の宿というテーマで奄美の島々を取材しようとするが
そこで彼女たちに運命の出会いが。
彼女たちは
それぞれに自分の道を歩み始める。

心の隅々にまで余韻が染み渡りました。
純子と成子の二人が本当に探していたもの、
それを見つけ、それぞれが満足の行く日々を過ごしている、
そんな最後のシーンがとても印象的でした。
明青や幸は登場しないけれど、
そんなのが気にならないくらいの作品でした。
物語の核となる花々。
物語とマッチしていてとても良かった。

最後の純子の母親の残したメモ。
母親の子を思う気持ちが非常に切なかったです。

おいしい水   ~原田 マハ~

goodwater.jpg

原田さんの新作は
絵と文章のコラボレーション。
本文はマハさん、絵は伊庭靖子さん。
本文はたったの85ページしかないものですが、
絵と文章が妙にはまっていてなかなかででした。

80年代の神戸を舞台にした男女の物語。

非常にもどかしい感じのする物語でした。
まぁ、今のように携帯もなく、連絡するのにも苦労した時代。
そんな時代の物語は何だか懐かしさも溢れています。

主人公の女の子が恋した青年はカメラマンの卵。
いかがわしい写真を多く撮っている雰囲気のある彼に恋した彼女。
しかし、彼女の恋は実らなかった。
彼女の手元に残ったのは
彼が撮った彼女の写真。
19歳の女の子の写真にしては後姿だったり泣き顔だったりと
あまりぱっとしないものであるんだけど、
彼女の中では
それから20年近く経った今でも鮮やかな思い出として残っている。

そんな恋愛があった時代の話。

さいはての彼女   ~原田 マハ~

saihate.jpg

失恋と社内の内紛で心も体もくたくたになった涼香。
バカンスで沖縄に向かおうとするも
有能な秘書が手配した旅先は女満別。

その女満別で彼女は一人の女性ライダーと出会う。
ハーレーを乗り回し、
ハーレーのカスタムビルダーとして働くその女性、なぎ。
愛車の名は『さいはて』。
さいはてとなぎと旅をする涼香は少しずつ心も体も癒されて
また明日から頑張らなくては、と強く心に思うのである。

ここに出てくる女性は
どの女性も男社会の中でそれなりの地位や名誉や金を手にした女性たち。
だが、ちょっとしたことで、躓き、傷ついた心を癒しに旅に出る。
そしてその旅で、もう一度自分を見つめ明日を頑張って生きていこう、と
強く心に決めて日常に戻っていこうとする女性たちばかり。
その描き方が結局はステレオタイプなんだよね。
でも、なんだかかっこよさが目立って
こんな生き方でもいいじゃん、って応援したくなる女性たちでした。

原田さんの描く女性は、こんな女性が多いような気がします。
理想なのかな。
女性が読んだらどうか分からないけど、
男から見ると何だかきらっとしている感じで悪くはない。

この物語の最初と最後に出てくる
なぎの存在がこのすべての物語をさらに引き締めている気がします。

そしてそのなぎの物語もすごく心に染み入る話でした。


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