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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
どうか見てやってください。
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週末は家族   ~桂 望実~

weekendfamily.jpg

週末里親制度を利用して
施設の子の里親になった大輔と瑞穂。
劇団を主宰する大輔は
施設の子、ひなたの演技力を買い、
特殊な人材派遣業の子役として起用する。

それぞれが何か問題を抱えていて、
一筋縄ではいかない生活を送りながらも
時間が経つにつれて
親子とか家族を超えたチームという存在になっていく。

結構面白かったです。
家族とはこうでないといけないという思い込みに
みんなが振り回されているんだ、という話に
確かに、誰もが家族とは親子とはという思い込みに
苦しみ、苦しめているんだよなぁ。
自分もそんな周囲の思い込みにストレスを感じたりもしていたんで
それを代弁してもらったようで
すっきりもしましたね。

現代の新しい家族の姿。
そんな姿を少しだけ見せてくれるお話でした。
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ハタラクオトメ   ~桂 望実~

hatarakuotome.jpg

おもわず山本幸久さん!?と思ってしまうような作品でした。
これまでの桂さんの作品からすると新境地か!?

157センチ100キロの北島真也子。
通称ごっつぁん。
時計メーカーで働くOL。
彼女がチーフになって新しいプロジェクトが立ち上がる。
新製品の企画である。
集められた女性たちは、一癖もふた癖もあるような面々。
最初はぎこちなかった彼女たちが、最後には自分たちの企画を
商品化させるところまでのお話。

面白かったです。
ごっつぁんのキャラも他のキャラも。
キャラが立っていて読んでいる分には面白い。
彼女たちの敵は同じ会社にいる男たち。
彼らを向こうに回して自分たちの企画を通そうとする
姿がなんとも言えず、いじらしく。

何よりも会社というのは
やはり男社会で、派閥もあって
非常に苦しいものだと。
そんな中でハタラクオトメたちはもがきながらも前に進もうとしている。
いいね。
頑張れ、ってエールを送りたくなる作品でした。

WE LOVE ジジイ   ~桂 望実~

welovejiji.jpg

最近の桂さんの作品はイマイチ面白いとは思えませんでした。
初期の『ボーイズ・ビー』や『Lady, GO』なんかは
すごく好きだったんですけど。
しかし、この作品は久々に桂さんの作品としては
ヒットしました。

後輩の自殺の原因が自分だと思いつめた岸川は
仕事を辞め、田舎暮らしを始める。
仕事もせず、日々のんびりと過ごす岸川に
村おこしの依頼が届く。
何気なく提案したゲーム輪投げ。
このゲーム輪投げを通して
自棄になっていた心が少しずつ和らいでいく。

登場人物は皆良いキャラクターを持っているのだけれど、
いかんせん登場する人物が多くて
結局それを活かしきれてないのがもったいない。
もっと登場人物を少なくして
それぞれの活躍を増やせば
もっと奥行きのある物語が出来たんじゃないかな、と思う。
そこが残念だけど、
全体的には面白く読めた。

ただゲーム輪投げのルールが図解されていると
もっと良かったかな。

平等ゲーム   ~桂 望実~

byoudou.jpg

瀬戸内海に浮かぶ「鷹の島」。
そこでは1600人が、全員平等。果たしてそこは楽園か、それとも……?

全員が平等。
仕事も4年に1度抽選で変えられる。
島内では基本的にすべて無料。
休みは週2で保障されているし、
衣食住すべて平等。
何かを決めるときには島民投票。

果たしてこんな島で生きていくことは本当に
人間として幸せなのだろうか?

すべてが平等なんてありえない。
いや、平等にすべきものとしてはいけないもの、
この世には2種類あると思う。
それをなしにしてみんな平等、というのは
傍から見ていると、やっぱり気持ち悪いものとして映ってしまうんだけど。。。

そこに個性とかはなくなってしまうし、
人間として必要な感情(たとえそれが負の感情であったとしても)を
持てなくなった人たちはいったいどこに行ってしまうのか?

物語の中では
理想郷は少しずつ破綻していく。
でも不平等な世界に生きている僕等人間にとっては
それがごく普通のことのように見え、
主人公である耕太郎はそれを正そうとする。

すべて平等な島での生活と
不平等だけど、今の生活。
あなたならどちらを選びますか。

この本を読む前は全員平等がいいじゃないか、と思ってた。
しかし読んだ後は
パーフェクトではないけれど、
今の社会の方が実は健全なんじゃなかろうか、と
思えるようになりました。

『みんなちがって、みんないい』
それが一番の世界なのかな・・・。

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女たちの内戦   ~桂 望実~

selfwars.jpg


4人の女性のそれぞれの戦い。

29歳の真樹は結婚願望が強く、
ステキな相手をゲットするために合コン・お見合いパーティーに参加する。
なかなか相手が見つからない真樹は・・・。

34歳の佳乃は専業主婦。
同窓会での友人たちの話に自分も何かやりたいと
思うようになるのだが・・・。

39歳のめぐみはいつのまにか
目指してもいないのにキャリアは上へ上へ。
年下の恋人に結婚を申し込まれるも・・・

45歳の治子は離婚した後、ガムしゃらに働いて持った
自分の店を失いそうで母親や元夫、元彼に
金の無心をしようとするが・・・。

闘いというよりは・・・
なんだろ?
まぁ、自分らしく生きようとするんだけど、
なかなかうまく行かないわ~ってな感じでしょうか?

男から見る
女性のいやらしさ(?)が見え隠れします。
そんなに焦って結婚していいのか!?
そんなに何かしたいのか!?
都合のいいときだけ男を利用するのか!?
結局母親気取りかよ!?

みたいな・・・。

とかいいつつ、
まぁ、足掻くことはあるよね。
平々凡々に過ごせる日々ばかりじゃないんだ。
自分が好きなように行くことが一番なんだ。

まぁ、言い訳っぽくも聞こえますが・・。

う~ん、あんまりでしたね。
そこまで面白くはなかったんですけど、
39歳のめぐみの考え方には
・・・スイマセン・・・
ちょっと共感。
自分も一人でいるのが長いから
結婚というものに二の足を踏んでしまうんだよね。
自分で何でもできちゃうと・・・。

だからって都合よく人を扱うことはしないぞ!

桂さんは次回作に期待!です。

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明日この手を放しても   ~桂 望実~

ashitakonotewo.jpg


19歳で失明した凛子。
その後すぐに母を交通事故で亡くしてしまう。
しばらくすると漫画家の父親までもが失踪してしまった。
残されたのは気の合わない兄、真司のみ。
そしてその日から兄妹二人の生活が始まった。

凛子と真司の12年にわたる日々を綴った小説。
失明した凛子は漫画の原案者として
兄真司はブライダルプランナーをしながら
凛子の手伝っていく。

12年と言う時間の中で
お互い打ち解けていなかった兄と妹が
少しずつ少しずつお互いのことを理解していく様が
丁寧に描かれてあって
同じ妹を持つ身としては
兄の妹に対する想いがひしひしと伝わってくる気がした。
なんだかんだいったって
『血』のつながりは水よりも濃いんだよな。
分かってなさそうで
実は根っこの部分で分かり合ってる部分も多いんだ、ってことを
語りかけているようでした。
それを実感できるかどうかは二人にしか分からないことだけど。

でもなんとなく最後が曖昧な終わり方だったのが
ちょっと心残り。
父親の失踪の謎も結局分からないままだし。
まぁ、現実には謎の部分の方が多いんだけど、
少しは読者にも共感できる部分があっても良かったのかなぁ~とは
思った。
そこが残念でした。

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Run! Run! Run!   ~桂 望実~

runrunrun.jpg


最近、駅伝とか陸上を題材にした小説が多いですね。
まだ、この作品しか読んでないので
何とも言えませんが、少なくともこの作品は
単なる陸上(長距離)を描いた作品ではありませんでしたね。

大学1年生の優は将来を嘱望されたランナーである。
中学生の頃より走るたびに記録を塗り替え、出る競技では必ず1位だった。
小さい頃から体調管理に努め、ストイックに日々を送る。
すべてはオリンピックで金メダルを取るため。
大学に入学後も箱根駅伝は単なる通過点。
仲間なんて要らない。一人で走るのだから。

読み始めた頃は、この優という人間が自分の一番嫌いなタイプの人間で
読み進めていくのがきつかった。
何かひとつに秀でたものが持つ傲慢さや自分勝手さ。相手を顧みない言動。
すべては自分を中心にまわっていると考える、そんな雰囲気がプンプン。

おそらくはそんな主人公が仲間と一緒に走ることで
その性格が劇的に変わっていく、そんな話しだろうな~と読めてしまいました。

が、ただ、それだけに終わるのではなく、
この話しの本題はそこにあるのではなく、遺伝子医療とか遺伝子改竄に
話しが振られ、
その事実を知った優が悩み、自分と家族、
自分と陸上、自分とその将来、考え不安に陥りながら
そして彼自身がどういう風に変わっていくか、
その中で同じ陸上部の仲間との関わりを通じてどう変容していったのか、
そこに主眼が置かれていて、
後半は前半よりもはるかに面白く読めた。

ここに出てくる
陸上部の仲間、岩ちゃんの存在が良かった。
優と正反対の個性を浮かび上がらせることで
物語をより面白くさせていったのではいか、と思う。

最初、これ、つまらないかも・・・って思ってしまいましたが、
さすがに桂さんですね。
最後は一気に読めて、読後感も良かったです。
そして優の下した自分への決断が潔く、
こういう人物なら尊敬できるよ(最初の印象と正反対ですけど)。

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今日何読んだ?どうだった??
いつか どこかで

Lady, GO ~桂 望実~

Lady.jpg


桂望実の最新作。

主人公は自分のことが好きになれない派遣社員南怜奈。
NO1キャバクラ嬢美香に勧められて
キャバクラ『クリップ』にタイニュー(体験入店)するものの
かわいくないし、ネクラだし、上手に嘘もつけないし…。
そんな怜奈が「みなみ」ちゃんとして
どんどんキャバクラ嬢として成長していく。
そして自分の夢を見つけていく。

とにかく面白くて一気読み。
キャバクラの仕組みが良く分かり「なるほど~」と
感心しきり。
もちろんそれが全てではないと言うことは良く分かるけど。

最初は派遣先が決まるまでの腰掛けのつもりだった怜奈が
徐々にキャバクラ嬢として
自覚に目覚めていくその姿と気持ちの変化が見事に
描かれていると思う。
キャバクラ嬢をしていることに後ろめたさを感じていたものが
最後にはキャバクラ嬢であることを誇りにするまでになっていく。
その後、自分のやりたいことを見つけた彼女の姿は
本当に輝いている。

仕事に貴賤はないんだ、ってよく言われるけど、
誰しもどこかにそんな気持ちを抱いているはず。
だけど、この作品を読んでみて、
どの仕事でも一生懸命やっている人がいて、
その人たちに癒されている人たちがたくさんいることを再確認。

いや、本当に面白かった。

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今日何読んだ?どうだった??
かみさまの贈りもの~読書日記~
それでも本を読む

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