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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
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メインはここ。
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モノレールねこ   ~加納 朋子~

monorailcat.jpg

生と死を描いた短編集。
どの話もよかった。
長編もいいんだけど、
こういう短編もいいなぁ。

特に『バルタン最期の日』は危うくホロリときそうだった。
主人公ザリガニなのに・・。

何か、読んでいて
ほっとする感じが良い。
基本、悪い人は出てこない。
ちょっと悪そうな人も、本当はちゃんといろいろ考えていて、
最後にはちゃんといい人だって分かるようになっているし。

やっぱり加納さん、いいね。
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七人の敵がいる   ~加納 朋子~ 

shichininnoteki.jpg

男は外に出れば7人の敵がいるという。
しかし、女にだって7人の、それ以上の敵がいる。

PTAを舞台に兼業主婦である陽子が奮闘する短編集。

PTAってやはり主婦にとって(専業だろうが兼業だろうが)
面倒くさいもののようだ。
主人公陽子はそのPTA活動、ならびに自治会だとか
児童館での保護者会だとか
様々なところで敵を作りつつ、
それでもうまく立ち回りながら
自分の動きやすいようにしていく。

彼女の凄さは役員になることは
できるだけ避けたいが
やるからには徹底してやるという姿勢がしっかりしているところだ。
それが周りとの不協和音を生んでしまうことになるのだけど、
それでも自分らしさ失わずに
前向きにやっていく姿は好印象。
ただやはりこの手の女性は
同性からは煙たがられるんだろうなぁ~。
わからんけど。

世の母親たちに読んでもらいたい作品です。
PTA活動大変だけど、
得ることも多いと思うけどなぁ。

少年少女飛行倶楽部   ~~加納 朋子

flying.jpg

いいですね~、これ。
中学生がなんとしても空を飛びたいという気持ちから
作った飛行クラブ。
紆余曲折ありつつ
結果は・・・。

キャラがそれぞれ際立っていて
だからといって、誰かが浮いてるわけでもなく、
まぁ、個性が強すぎるのはしょうがないとしても
ある意味バランスの取れた登場人物にまずは感服。

加納さんの作品はいくつか読んだけど、
ここまで明るい作品ってなかったなぁ~。
読後感も爽やかでした。

そうそう、
主人公の海月が母親に
「生まれてくるのは、男の子が良かった、女の子は良かった」と
聞くシーンがありますが、
そこで母親が
「海月がよかった」と応えたのには
ジーンときましたね。
あなたが生まれてきてくれてよかった
そういう思いを親が示すことで
子どもはきっと真っ直ぐに育っていくんだろうな。

ささらさや   ~加納 朋子~

sasara.jpg


ミステリーというくくりだけど
ミステリーというか日常の謎、いや謎ともいえない
ちょっとした事件。
その事件に出合うのは
事故で夫を亡くし、産まれたばかりの赤ん坊を抱えたさや。

なんと言っていいかわからなくなるほどの作品でした。
夫を亡くし、夫の実家からも逃れるように
亡き伯母の家に住むことになったさや。
さやの身に降りかかる事件から
幽霊となった夫が誰かの体に乗り移り、助ける。
基本的にはそんな話ですが、
事件もそれほど大げさなものでもないし
誰かが死んだりするわけでもない。
でも、
さやの周りには亡くなった夫だけではなく、
三婆やヤンママなど力になってくれる人たちがいる。
その中で徐々にさやも強くなっていく。
そんなさやの成長物語、と言っていいのではないだろうか。

何よりも三婆のやり取りや三婆VSヤンママ・エリカの絡みも
読んでいて非常に微笑ましかった。

華やかさや、派手さはないけれど
心にジーンと染み込んでくる素晴らしい作品でした。

螺旋階段のアリス   ~加納 朋子~

rasen.jpg


先に虹の家のアリスを読んでいたので
安梨沙がいったいどうやって仁木の探偵事務所の助手をするようになったのか、
分からなかったんですが、
今作を読んでようやく納得。
やはりシリーズ物は最初から読まないといけませんね。

仁木は永年勤めていた会社を早期退職し
念願だった探偵事務所を開く。
しかし、誰も探偵事務所を訪れるものはなく、
開所を知らせるビラをまいたところ
やってきたのは猫を抱えた美少女だった。
その少女は押しかけ助手となり、
これから起こる数々の(小さな、でも依頼人にとっては重大な)仕事を
こなしていく。
時には彼女の見事な推理と行動力で。

全7編からなる連作短編集ですが、
どの事件も殺人やら何やらと物騒なものではなく
(それが仁木には不満だったりもしますが)
日常に起こるちょっとした事件ばかり。
しかし、そこにはやはり人間の業が深く関係していて
悲しくもあり、切なくもあり、そして胸を痛めたり。

「最上階のアリス」に出てくる夫のことを思いやる妻の話が
一番胸にきます。

手放しで褒め称えることは出来ませんが、
良作だと思いますね。

TBさせていただいたブログ
苗坊の読書日記

月曜日の水玉模様   ~加納 朋子~

mondaymizutama.gif


先に『レインレインボウ』を読んでいたので
そのときに出てきた陶子さんと萩君の関係が
ようやくこの本を読んで理解できました。
『レインレインボウ』でも中心人物の一人だった
陶子さんですが、ここでは完全に主役ですね。

計7話からなりますが、
萩君との出会いから始まり
『レインレインボウ』では分からなかった陶子さんの私生活が
しっかりと描かれていて非常に興味深かった。
特に自分を捨てた(?)母親との再会(予定?)に関するくだりでは
ちょっとしんみりしちゃいましたね。

そう大きな事件が起こるわけではなく、
日常の中に潜むちょっとした事件を
陶子さんと萩君が見事に解決していく様は
読んでて心地良かったですね。

ぜひこの二人の活躍をまた読んでみたいものです。
二人の関係にも進展がありそうな・・・そんな話しを。

TBさせていただいたブログ
苗坊の読書日記
たこの感想文

沙羅は和子の名を呼ぶ    ~加納 朋子~

sara.jpg


不思議な話し10篇からなる短編集。
どちらかといえば、ミステリーよりもファンタジーに近い。

ただ、コンセプトがはっきりしていないので
少し冗長な感じがしたのは否めません。
まぁ、掲載雑誌や掲載年の違いが大きいのかもしれませんが。
もう少しテーマが絞られた短編集だったら良かったかな、と
感じましたね。

レイン・レインボウ    ~加納 朋子~

rain.jpg


高校時代のソフトボール部の友人が亡くなった。
そこから通夜に集まった7人のそれぞれの物語。

23~5歳になっている彼女たちは、それぞれ仕事をしたり
結婚して子供がいたり、日々を忙しく過ごしている。
そこに入ってきた元部員の死。
そして、もう一人の部員の失踪。
最初は他の7人の元部員たちの日常を描きつつ、
少しずつその二人(死んだ彼女と失踪した彼女)の関係の謎が
明らかになり、
第7話ですべてが明らかにされていく。
メインはあくまでも元部員のそれぞれの生活でありながら
そこに少しずつ二人の部員の謎をちりばめていく方法で描かれいる。

最後まで飽きさせないで、一気に読ませる力を見て取れる作品です。

一人ひとりの個性が上手く描かれているんだけど、
内容に関しては当たり外れがあるモノでした。
謎を解き明かすためにちょっと付け足した感のある話もあった気がする。

一人ひとりに焦点を当てたのは良かったけど、
ちょっと散漫な感じもした。
もう少し深く掘り下げていくともっと面白かったかな、と思います。

TBさせていただいたブログ
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