プロフィール

す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
どうか見てやってください。
TB、コメント非常に喜びます。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


ブロとも申請フォーム


フリーエリア

現在の閲覧者数:

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ほっと文庫 はちみつ色の   ~西 加奈子~

honeycolor.jpg

ほっと文庫第4弾は西加奈子さん。
そういえば、久しぶりだ、西さんの作品。
また読まなきゃな。

で、この作品は
作家の母親と双子の娘、セイちゃんとテンちゃん、
3人暮らしの一家のお話。
亀になってしまったテンちゃんと
しっかり者のセイちゃんが対照的です。
母親は何というか、ある意味率直的すぎて
子供にそこまで言うのか?とも思ってしまいますが、
子供にも本音で語る母親ってことでいいのかな。
娘に自分の恋愛やら女とは、男とは、とエネルギッシュに語る母親。
でも、子供のことはちゃんとしっかり考えてる。
なかなかの母親でした。
まぁ、ちょっと口調が乱暴すぎるかな、とは思いますが・・・。

短い話ですが、
こういう温かい親子物もいいなぁ、と思いました。

スポンサーサイト

炎上する君   ~西 加奈子~

enjyou.jpg

何かしらコンプレックスを抱えた主人公たちが
自分らしさを取り戻す短編集かな、という感じ。

ちょっと意味の分からないものもあるんだけど、
全体的に
何となく
同じような気持ちになれる作品も多かった。

風船病とか
間違いなく自分もかかってしまいそう。
そして遠く空の彼方にSHOOTしそうだ。

舟の町も好きだな。
こんな町があったら
ぜひ自分も行って、
何もかもを新しくしてみたい。

不思議な短編集だけど、
少し癒されました。


blogram投票ボタン

ミッキーたくまし   ~西 加奈子~

mickeytakumashi.jpg

西さんのエッセイ第2弾。
今回もおいおいそんなことまで書くのかよ?
って感じで赤裸々に書いてますね。
ほんとそこらへんにいる普通のねーちゃんという感じがして
余計親近感わきますね。

途中思わず笑ってしまうところもあって
人前で読むのは避けたほうがいいなぁ、これは。

きりこについて   ~西 加奈子~

kiriko.jpg

きりこはブスな女の子。
両親の深い愛情に恵まれて
自分がとっても可愛いと思い中学まで過ごすが、
好きだった男の子に言われた『ブス』の一言から
次第に引きこもっていく。
が、ある事件をきっかけにきりこは少しずつ本当の自分を
認めていく。

きりこが拾ってきた猫、ラムセスⅡ世の目を通して
描かれるこの作品。
単なるブスの女の子の物語かと思いきや、
そうでないのが西さんらしい。

容れ物である自分の外見と
本当の自分である中身。
どちらも本当の自分で
どちらも大切にしなきゃね、というメッセージが
強く込められているような気がする。

自分の好きなように生きることは
結局自分を一番大切にしていること、
周りの目を気にしながら生きることは
本当の自分をないがしろにしていることなんではないか、と
そうか、そうだよなぁ、と
感心させられた。

人はやっぱりどうしても外見に目が行っちゃうものだけど、
ちゃんと中身も全部ひっくるめて
人を見なくちゃ、いけませんね。

うつくしい人   ~西 加奈子~

beautifulwoman.jpg

他人の苛立ちに怯え、細心の注意を払いながら重ねていた日々を
自らぶちこわしにした百合。
会社を辞め、「ただの旅行」で訪れた島のリゾートホテルのバーにいたのは、
冴えないがゆえに百合を安心させるバーテンダー坂崎と、
暇を持て余す金髪のドイツ人、マティアスだった。

最初、百合の性格が腹立つくらいに嫌だった。
対人恐怖、というより強迫性障害に近い感じのする
精神的におそらく病んでいるその性格に
こちらが苛立った。
その百合が四国のとある島に旅に出る。
その旅先で出会った風変わりなバーテンダーとドイツ人。
この二人も本当に変わっているのだけど、
その素性は『おっ!』驚くようなものだった。
そんな二人と過ごすうちに、少しずつ変わっていく百合。
その心の変わりようが
まぁ、急と言えば急だけど、
人というのは、ちょっとしたことがきっかけで
自分を変えることが出来るんだ、ということを
思い出させる。

百合と姉の関係をもっと深めていったら
別の物語が出来るんじゃないかな、と
ふと感じた。

TBさせていただいたブログ
hibidoku~日々、読書~

窓の魚   ~西 加奈子~

blindfish.jpg


4人の男女。
それぞれが恋人同士、といってもいい関係。
1泊の温泉旅行。
その一晩の出来事をそれぞれの視点から眺める。

そこで分かるものは・・・

お互いが
一緒だと思いながら
実はお互いがそれぞれのことを分かっていない、
一緒にいながら
実は一人ぼっちだという事実。

何だか淋しい関係を見せ付けられたような、そんな気分。

そして彼らの物語の中に挟まれるある事件の話し。
一見繋がりのないような話だけれど、
実はそれぞれが微妙に絡んでいたりする。
その事件の顛末は明らかにされないのが
不満であるのと同時に不思議な余韻を醸し出し、
それでいて読む者が
勝手に解釈できる余裕というものを作り出している。

4人の行く末が何だか明るくないような、そんな気がする。

TBさせていただいたブログ
ぼちぼち
本のある生活


こうふくあかの   ~西 加奈子~

akano.jpg


2007年と2039年の物語が交差する不思議なお話。

2007年のお話は、
妻が自分の子ではない子を妊娠した男の話。
なんていうか、
妻に対する想いが自分勝手で、
外面はよく思われようとする男の身勝手さが
溢れていて、あまり共感できなくて
非常に読み進めるのがきつかった。
中盤以降、次第に追い詰められながらも
悩める姿に少しずつ、頑張れよ~なんて思いながら読めたけど。
最後、子どもが産まれ、
その後、彼の取った行動、
それが2039年の話に繋がって行くわけだけど、
その辺は上手いなぁ~と思った。

正直、
2039年のプロレスラーの話しとどう絡んで行くのか、
と思ったけれど、
しっかり2007年と2039年が繋がっていて
思わず「お~~~っ」と感嘆してしまいましたよ。

今作も
前作「こうふくみどりの」に引き続き
猪木が実に良い働きをしている。
何故に猪木にここまで入れ込んでいるんだ!西さん。

TBさせていただいたブログ
ぼちぼち

こうふくみどりの   ~西 加奈子~

kouhukumidori.jpg


14歳の緑。
多分自分と同世代。
なんとなく彼女の生きている時間が
自分と重なって、何故か懐かしく感じられる作品でした。

小気味良い関西弁と
魅力的な人物たち。
西さんの魅力が十二分に発揮された作品です。

その緑の物語に
棟田さんという女性の独白が絡んでくる。
最初この女性(最初は名前さえ分からない)が
物語にどう絡んでいくのか、と思って読んでいったけど、
途中からようやくの関係が分かる。
棟田さんの心情が切なくて・・・。

しかし、あえてこの物語の途中に挿入すべきものなのか?という
疑問も湧いたことは事実ですが・・・。

棟田さんの独白だけではなく、
緑の母や、祖母の独白も入り込み、
ちょっと複雑な展開にもなったりしますが、
この辺もう少し違う書き方でも良かったのかな?とは思った。
しかしそうは思うんだけど、
母親や祖母の気持ちや歴史(?)もよく分かって
それはそれでいいのかな、とも思えてしまうから不思議だ。

ちょっぴり切なくて、
でもすごく温かいお話でした。

TBさせていただいたブログ
ぼちぼち

 | ホーム |  次のページ»»


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。