2009.08.09
モニタールーム 〜山田 悠介〜

相変わらずの山田節といいますか、
設定がありえない所から彼らしいといえば彼らしい。
殺人事件を犯した女への刑は
自分が生んだ娘をモニターで見続けることだった。
その娘は
周囲を地雷原に囲まれた小さな村で
同じ年の4人の子どもと彼らを育てる男と暮らしている。
生まれて以来その状態にあるので
子ども達は外の世界を知らない。
しかしあるとき、男によって外の世界があることを知らされ、
地雷原を超えて両親の住むという日本を目指すことになる。
その途中で子ども達は・・・
そしてそれを見続ける女は・・・
結局誰も救われないような展開に
あ〜、そう言えばこれは山田作品だった、と・・・。
読み終わって特に何の感慨も持てない作品だったけれど、
この刑罰だけはやっぱり許せないかな。
罪を犯した人間への罰は当然としても
何の罪もない子どもたちを死へ導くこういう刑罰は、ね。
2008.09.02
オール ミッション2 〜山田 悠介〜

『オール』の第2弾。
何でも屋家業の健太郎。
その何でも屋に新たな従業員が。
一人は金髪ピアスの若者、駒田。
もう一人は美人の篠原。
新しく出来た後輩駒田に健太郎は不満たらたら。
そして事務として採用された篠原には淡い恋心。
さてどうなることやら。
前5編からなる短編集。
何でも屋だから何でもやるのは当たり前。
しかしなかなか変わった依頼が多くて困ってしまう。
タイムカプセルを探せ、だの
退屈な毎日をどうにかしろ、だの、
野球のコーチをしろ、だの
恋の告白の手伝いをしろ、だの
カジノに入りびたりの女の子を連れ戻せ、だの
ただ前作よりインパクトに欠ける依頼ばかりで
正直あんまり面白くなかった。
それにその解決も何となく鼻白むものだったり
見事なご都合主義だったり。
まさに運だったり。
ちょっとなぁ〜、という感じではまり込めなかった。
前作は面白く感じたんだけど。
今作はちょっと・・・という感じだった。
健太郎と新しい従業員が目立つだけで
社長の花田や大熊などの前作からの登場人物が
あまり活かされていないのが残念でした。
2007.07.17
オール 〜山田 悠介〜
2007.05.13






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