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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
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問のない答え   ~長嶋 有~


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いろんな気持ちが本当の気持ち   ~長嶋 有~

ironna.jpg

長嶋有さんのエッセイ集。
色んなところで書かれたエッセイをひとまとめにしたもの。
だから内容がばらばらだったりするわけだけど、
似たようなテーマのものをまとめて章立てにしてあるので
そこまで読みにくくはない。

長嶋さんの小説は
さーっと読むことができない。
一度読んで
また戻って読み直して
そんな作業を繰り返しながら
読む作品が(自分が読んだ作品では)多いんだけど、
エッセイも時に?なところがあって
もう一回読み直したり・・・。

軽く読めないわけではないけれど、
軽く読もうとすると痛い目に合う、そんなエッセイ集でした。

エロマンガ島の三人   ~長嶋 有~

eromanga.jpg


エロマンガ島でエロマンガを読もう!
そんな無謀な企画がすんなり通ってしまい、
エロマンガ島を目指す三人。
ゲーム攻略を主にする雑誌の編集者佐藤と久保田。
ゲーム会社H社の井沢の代わりにやってきたいわくありげな日置。

実際にエロマンガ島に行った三人は
最初の目的も忘れかけるほど、
エロマンガ島の自然や人に癒されながら日々を過ごす。
もちろん、最終目的であるエロマンガはしっかり読むんだけど。

ただエロマンガを読むという行動ではなく
そこで癒される三人の姿が面白おかしく、そして時に切ない。

日置については最後の短編「青色LED」にて描かれているが、
彼もまた切なく哀しい。

他の短編もまぁ面白いけど、
表題作と「青色LED」だけでも十分だったような気がする。

エロマンガ島は実在するわけだけど、
悲しい歴史のある島のようで、
しかし、それを感じさせないくらいに
自然も人も見知らぬ人に優しい、そんな感じがした。
まぁ、恐ろしげなところもあるけれど・・・。

あと、H社ってハドソンだよね~?

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ぼちぼち

夕子ちゃんの近道   ~長嶋 有~

yuko.jpg


フラココ屋というアンティークショップに居候し、バイトとして働く
『僕』が主人公。
てっきり夕子ちゃんが主人公なんだと思いましたけど・・・。

長嶋さんの作品らしく
主人公である『僕』はつかみどころのない
世間からちょっと外れてしまった感じの人。

『僕』の経歴が一切書いてなく、
なぜフラココ屋で働くようになったのかも
まったく説明されておらず、
そして彼の回りの人間もそんなことには執着せずに
毎日を送っている。
そこになんだかゆる~い時間が流れ、
こんな生活でもいいのかな、と思わせる。
人生のちょっとした夏休み、そんな感じの
『僕』の日常。
大きな事件が起こることもなく、
日々淡々と流れていく時間が
でも、何故だか愛おしく感じられる。

長嶋さんの作品を読むと、
人生急いでいくばかりじゃないんだよ、
たまには途中下車してノンビリするのもいいんじゃない?
なんて気持ちになります。
実際にはなかなかそうはなれないけど、
本を読んでる時間だけでも
そんな風に思えると
それだけで幸せに思えます。

ジャージの二人   ~長嶋 有~

jya-ji.jpg



失業中で小説家を目指す息子が
写真家の父とひと夏を過ごすために別荘へやってきた。
二人とも現在の結婚生活がうまくいっておらず
現実から逃避するような意味合いもこめて
毎年来ている別荘へやってきた。
そこで二人は何をするでもなく
ノンビリと、もしくはだらしなく夏を過ごしていく。

息子の胸中には不倫をした妻への
怒りとも何ともつかない思いが渦巻いている。
父も現在の妻との間がどうも冷え切っているようで
他人との接触を断ちながら
それでも何らかの接触を保ち続けたいと願っているような
そんな二人の日々が淡々と描かれている。

なんとなくゆる~い持間が流れていて
読んでいてなんだかこちらもゆる~くなってしまうような
不思議な感覚を抱いた。

「ジャージの三人」では
次の年の夏の別荘での話。
はじめは息子と父と息子の妻と。
後半は息子と父とその娘の三人。
ここでもゆる~い時間が流れていて
居心地悪い、でも逆にほっとできるような
そんな時間が流れているようで
こちらもわりと面白く読めた。

タンノイのエジンバラ   ~長嶋 有~ 

tannoi.jpg



同じ団地の隣家に住む風変わりな女の子の世話を押しつけられた男と彼女との、ひと晩の交感を描いた「タンノイのエジンバラ」。
 3人姉弟と義理の母親との確執を描いた「夜のあぐら」。
 半年前に結婚した主人公と妻、半年前に離婚した主人公の姉の3人組によるバルセロナ観光の物語「バルセロナの印象」。
 パチンコ屋の景品係としてアルバイトをする主人公女性のバイト仲間との日常にスポットを当てた「三十歳」。

 この4編からなる短編集である。
 なんていうか、主人公の不安定さを描かせたら
 上手いなぁ~という印象。
 どの主人公も周りから見たら、いい加減に生きていそうで
 真摯な姿勢というものが見えない。
 しかし、それは印象であって
 実際には悩み苦しみもがきながら
 日々を生き抜いているという姿も垣間見られる。
 不安定さの上にしっかりとした自我を持ちつつ
 「これでもいいんだ」なんていう力強さを感じさせてくれる。
 まぁ、一見本当に「ちゃんとしろよ!」って言いたくはなる姿なんだけどれど。

猛スピードで母は   ~長嶋 有~

mousupido.jpg


「サイドカーに犬」
「猛スピードで母は」の2本収録。
「猛スピードで母は」は芥川賞なんですね。

両作品とも親の離婚に振り回される子どもが主人公。

どちらの作品も大人の身勝手さに振り回される子どもの
悲哀がただ哀しいとかではなく
子どもたちの強さなんかも描かれていて
面白く、それでいてしっかり考えさせられる物語でした。

個人的には「サイドカーに犬」の方が好みでした。
主人公の小さい頃の様子は
ちょうど自分の幼い頃とほぼリンクして
懐かしさでいっぱいでした。
パックマンとかガンプラとか。
麦チョコもですね。

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いつか どこかで

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