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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
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湾岸通りポストカードカフェ   ~吉野 万理子~

postcardcafe.jpg

横浜のみなとみらいにひっそりあるという、
誰かが誰かに送ったポストカードが
店内にびっしり飾られているカフェと、
そこに届いた手紙を見に来るお客さんたちの物語。

それぞれが独立した短編ではなく、
そこに集う人たちの連作短編になっている。
新しい恋人とのために葉書をなんとしても持ち帰りたい男。
その元恋人の女性。
教え子からの葉書が元でこの店の常連となった教師。
その教え子の女性。
失踪した夫からの葉書を待つ女。
少し認知症が進んだ老人。
オーナーとバイトの男。
それぞれが葉書に何らかの思いを抱いてこの店にたたずむ。
その様子がとてもいい。
必ずしもハッピーな話ばかりではないし、
そんなに上手くいく話ばかりでもない。
それでも読んでいて
何故かジーンと来ることが多かった。

最後、
店が立ち行かなくなりそうなときに
お客さんたちや
カードの送り手や受け手の色んな人の想いが
胸に沁みます。

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はじまりはオトコトモダチ   ~吉野 万理子~

hajimariwa.jpg

容姿は10人並、大してきれいでもない、
何の取り得もないアキホはイケメン好き。
イケメンと付き合いたい一心で大学陸上部のマネージャーへ。
しかし、イケメンゲットするためには
オトコトモダチを作ることだ、と開眼し、
せっせとオトコトモダチを作り出す。
その中から平凡な女の子を好きだというイケメンに
出会えるかもしれない。
そんなアキホの涙ぐましい努力は実を結ぶのか・・・。

何故そんなにイケメンにこだわるのか?
まぁ、イケメンの方がいいかもしれないけどね。
そんな奮闘振りが時に笑いを時に切なさを運んでくれます。
頑張れ、と応援したくもなるし、
そこまでこだわらなくても、という気にもなる。
しかし、自分を卑下しつつも、高い理想を掲げ
頑張る姿はむしろ清々しいね。

最後はご都合主義なところもあるけれど、
頑張ってきたご褒美だと思えば、
それはそれでありかな、と。

特に女の子は元気になれる一冊かな。

エキストラ!   ~吉野 万理子~

ekistra.jpg

お仕事系小説。

転職してキャラクターデザインなどを手がける会社に再就職した
紺ちゃんこと紺野真穂。
憧れの先輩と同じ部署になり仕事に燃えつつ
年下同僚女性の陰口や
取引先とのトラブル、
会社の身売りや何やらで
一体何のために働いてるの?と疑問を抱えつつも
前を向いて走っていく。
だけど落ち込むことだってあるし・・・。

そんな女の子の頑張りぶりを爽やかに描いた作品。

ちょっと展開が速かったのが難でしたけど、
真穂の頑張ろうとする姿は好感が持てた。
しかし、何故俳句を読むのだろう?
なんとなく取って着けたような気がして。
彼女の心を表すためのものとしては
ちょっとありきたりすぎたかな。

乙女部部長   ~吉野 万理子~

otome.jpg

32歳、独身、恋人なし
運命の出会いを信じている小夏さん。
赤毛のアンが大好きで、指輪は絶対にしない。
そんな乙女な小夏さんが乙女部を立ち上げる。

乙女部・・・。
響きはすごくいいんだけど、
っていうか、32歳になって運命の出会いをいまだ信じているのって
女性では普通のことなんでしょうか?
いや、普通じゃないみたいですけど、
そんな夢を見ても許されるのか・・・。

小夏のキャラは読んでいてちょっと痛いんだけど、
その純粋さはなかなか惹かれるものがありました。
まぁ、運命の出会いってそんなにあるわけじゃないけど、
応援したくなりましたね。
最後はいい感じで終わりましたけど、
ぜひこの恋、成就してもらいたいな、と。

働く小夏さんと主婦の遥香さんの微妙なすれ違いは
多分誰でも経験することなんだろうな、と。
女性だけじゃなくて男性でも言えることだけど、
なかなか難しいですね。

雨のち晴れ、ところにより虹   ~吉野 万理子~

ame.jpg


湘南を舞台にした6つの短編集です。

『なぎさ通りで待ち合わせ』ー味覚の合わない夫婦の危機
『こころ三分咲き』-小さなヒビが入った母子家庭
『ガッツ厄年』-厄年をむかえた女編集者たち
『雨のち晴れ、ところにより虹』-末期がんの男性と太った看護師の現在と過去
『ブルーホール』-パイロットとダイバーと少年の静かな会話
『幸せの青いハンカチ』-親友の結婚式でさびしい想いをする主人公

吉野さんの作品は3作目ですが、
もしかしたら第2作目に当たる今作品が一番良かったかもしれない。
特に陰の主役であろう(?)看護師 葉桜彩 の存在が非常に大きくて
この作品が良かったと思えるのかもしれない。
時間軸もこの作品の収録順に起こっていて
彩さんの現在や過去が本編とは違うところでしっかり描かれていて
本編よりもそちらの方に興味を覚えながら読んでしまった。
あ、もちろん本編もそれぞれ素晴らしい作品でした。
どれも甲乙付けがたい作品群でしたけど、
やっぱり表題作の『雨のち晴れ、ところにより虹』が一番でした。

彩さんの本当の姿を垣間見ることができて
あ~この短編集は彩さんのために書かれたようなものだ、
強く思った次第です。

いやぁ~、良かった。

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ドラマデイズ   ~吉野 万理子~

dramadays.jpg


OL茉由子はとあるテレビ局主催のシナリオコンクールで佳作に入賞する。
脚本家になることを目標にしてきた茉由子はこの入賞に浮かれ立つ。
しかし、そんな彼女であったが、
なかなか脚本家としての仕事は回ってこない。
その前段階のプロットライターとして仕事を回されるが、
どの作品もダメ。
しまいにはPにセクハラ攻撃は受けるは、
会社ではなんだかスパイ容疑までかけられるは、
本業にしたい脚本の方もさっぱり。
それでも恋の予感に胸膨らむ。
が、それもやっぱり横槍が入り、成就せず。
そんな茉由子に明日はあるのか・・・。

吉野さんといえば、
同じようにOLからシナリオコンクールに入選した方ですが、
茉由子と違うのは実際に脚本家としてデビューし、
現在はこの作品も含めて小説家としても活躍中の方です。
なので、この作品は半ば自叙伝風?な感じですが、
さて、どこまでが事実なのやら・・・。

物語自体は
脚本家になるべく奮闘する茉由子と
OLとして仕事をする茉由子と
偶然であった俳優のタマゴとの恋愛(結構一方通行?)など
盛りだくさんの内容ですが、
どれもが散発な感じにならず
いい感じで展開していって、読んでてかなり面白かったですね。
ちょっとした裏情報なんかも盛り込まれ、
ギョーカイ好きならたまらない?
(そこまで大げさではないですが)

『秋の大三角』でう~んと首をひねったんですが、
この作品はかなり面白く読ませてもらいました。

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秋の大三角    ~吉野 万理子~

akino.jpg


最初チラッと読んで、
あ~女子中高生の恋愛もどきのお話しか・・・とがっかりしましたが、
読み進めていくと
とりあえずそうでないことが分かってホッ。
まぁ、女子中学生がちょっと年上のお姉さんに憧れるって言うのは
きっとどこにでもある話しなんだろうけど、
(女子高独特??)
この話しはそれだけに留まらない。

主人公里沙の憧れはバスケ部のエース真央。
その真央が電車の中で男とキスをした。
しかも相手はキス魔の男。
しかし、実は真央の彼で、記憶喪失だった。

なんて感じで、恋愛物?と思いきや、
ファンタジーと謳ってあるだけに
その後の展開は完全にファンタジー。
ありえない世界へと走っていきます。

それでもグイグイッと物語に入り込んでいける文体でした。

最後は
おいおいそれはありかよ!って突っ込みたくなりましたが、
まぁ、それはそれで。
完全なファンタジーにするにはこれでいいのかな、と。

ただ、好きでも一緒に旅立つことはできません。

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