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Author:す~さん
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キャロリング   ~有川 浩~



テレビドラマの原作にもなってます。
有川さんの新作ですが、
書かれたのは2年ほど前のようですね。
舞台化もされているということなので
そちらが先にあったんだろうな、と。

恋愛に家族にそしてハードボイルドまで。
有川さんにしてはてんこ盛りな感じですが、
すべて上手く片付いた、って感じですかね。
安にハッピーエンドにしなかった点も良かったし、
これからの二人に含みを持たせて終わらせたのも良かった。
最後はホロッときたなぁ。まぁそのあたりも有川さんらしい上手さでした。

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明日の子どもたち   ~有川 浩~



「施設にいるからといって、かわいそうだと思わないで下さい」
胸に突き刺さる言葉でした。
児童養護施設に勤め始めた三田村。
彼も最初はそんな気持ちでいた。
実際にかわいそうと思われる子もいるだろうし、
逆に施設に入ることで
普通の生活を営める子もいる。
先入観や思い込みってホント怖いなぁ、と思わされる作品。

いい人ばかりが登場するのは
実際にはないのだろうし、
彼らを取り巻く世界は
小説よりも元シビアだろう。
でも、一つの問題提起としては
この作品が世に出るのはいいことだと思う。
勘違いしている自分のような人が読むと
少しは見る目が変わってくるかな。

「かわいそう」って思うことは悪いことではないけれど、
やっぱり上から目線ぽいですね。
その人が置かれている状況を
しっかり見極め泣ければいけません。

長編ですが、一気に読み終わる。
軽いわけではなく、有川さんの力量が凄いんだな、
と思わされる作品でした。

お得意のベタ甘な展開も控え目でよろしかったです。

猫旅リポート   ~有川 浩~

nekotabireport.jpg

やられました。
あまーーーい展開でおなじみの有川さんですが、
今回はその期待を大きく裏切られました。
切ない切ない
猫とその飼い主の物語でした。

事情で飼えなくなった猫の新しい飼い主を
求めて
小学校、中学校、高校の時の
友人を訪ねる悟。
しかし、どの友人ともマッチングかなわず
毎回猫「ナナ」を連れて帰ることに。
でも、その方が嬉しそうに見える悟には
実は…という話。
最初の方は
そんなにかわいいんなら
どんな事情かしらないけれど
猫1匹くらいどうにかして飼えよ!って突っ込みたくもなりましたが
悟が本当にナナを手放さなくてはならない理由が分かれば
その悟の心情も痛いほどわかってきます。
悟にとってナナは本当にいなくては困る存在
唯一無二の存在だったのだ、と
最後でわかります。
切ないですね。

この話、
舞台化もされますね。
ちょうど上京する予定なので
チケットが取れれば観に行こうかな、と。
でも、猫の語りをどうするのか、
ロードムービー風なので
それをどう生かして舞台化するのか楽しみでもあります。

空飛ぶ広報室   ~有川 浩~

soratobukouhoushitsu.jpg

だいぶ昔、
自衛隊なんていらん、と思ってた時がありました。
自衛隊なんて必要ない、と思ってました。
というより毛嫌いしてました。
知り合いが何人も自衛隊に入隊したのに、
それでも…

でも、今は
逆です。
この日本を守るこの自衛隊を
何故悪く言えるでしょう。
いろんな意見はあると思います。
でも、隊員のことは悪くいってほしくないなぁ、と
改めて思います。

ブルーインパルスのパイロット内示を受けた直後に
事故に遭い、パイロット資格をはく奪され、
広報室という畑違いの部署にやってきた空井。
人前では、ショックを隠し通し
職務を全うしようとするが
そこに現れた自衛隊嫌いのテレビディレクターとの出会いで
自分の本心をさらけ出すことができた。
それがきっかけで
何かを振り切り、
自衛隊の広報マンとして
成長していく姿を描いている。
そしてその過程の中で
偏見と闘う自衛隊員の思いも上手く表現してあります。

自衛隊おたくと言われるほどの有川さんなので
微に入り細に入り、自衛隊を描き切ってますが、
これを自衛隊のプロパガンダという風に読んでしまわれないように、と
願うだけです。

自衛隊員だって同じ人間なんだ、という言葉。
当たり前なのに
はたして我々はそんな風に本当に思っていたのかな。
異質のものを見るような目で見ていなかったのかな。
四方を敵国に囲まれたような状態の今の日本で
実際に有事の際に頼れるのは彼らだけなのに。
でもそんなことがないように
自衛隊が無用の長物であり続けることが
日本にとっていいことなのだという言葉にも
胸を刺されました。

もし以前のような気持ちを持っていたら
途中で放りだしていただろうな。
でも、今の時代だからこそ、
分かることもあるんだな、と
改めて思わされた作品です。

三匹のおっさん ふたたび   ~有川 浩~

ossannagain.jpg

ふたたび!です。
相変わらず三匹のおっさんどもはいかしてます。
しかし今回は
三匹だけではなく、
三匹の子供世代をうまく描いています。
キヨさんとこの息子夫婦、特に嫁・貴子のお話も
シゲさんとこの康夫のメインになる話も
三匹がちょこっと関わり合いながらも
脇に徹した感じで良かった。

万引きの話、ゴミ捨ての話なんかは
結構響くお話でした。
万引きでどれだけ本屋が困っているか、
分かったつもりでいても
実際に数字を出されて話をされると
やはり本は本屋でちゃんと買わなきゃ。
これかも貢献しようなんて思った次第です。
最後に万引きしていた少年が
その店で働いて得たアルバイト料すべてを
その店で買い物に使ったという部分には
グッときましたね~。

甘くはない有川浩の代表作。
できればこれからもこの三匹の活躍を描き続けてほしいですなぁ。

ヒア・カムズ・ザ・サン   ~有川 浩~

herecomesthesun.jpg

たった7行のあらすじから生まれた2編の物語。
登場人物も、設定もほぼ同じだが
これだけ違う物語が書けてしまうのか・・・。
やはり小説家って凄いな、と
改めて感じますね。

さてさて、内容の方は
本編とパラレル編の2編ですが、
どちらも物に触れただけで
其の持ち主の思いを見ることができる男と
その同僚の女性(パラレル編では恋人にもなっている)と父親の関係を
描いた作品。
でも、ぜんぜん違うテイストになってます。
個人的にはパラレルの方が好きかな。
どうしようもない父親だとは思うけど、
娘を想う父の思いはしっかり伝わってきました。

ベタ甘な展開は少ないですが、
少しそんなところを見つけると
それだけでもなんだか楽しくなってきますね。

ゆず、香る ほっと文庫   ~有川 浩~

yuzukaoru.jpg

ほっと文庫第2弾に選んだのは有川さん。
読書メーターだと一番読まれているみたいですね。
まぁ、有川さんだしね~。

大学時代に知り合った男女。
恋人になるのに時期を逃して
いまだに友達同士。
30代になっても
定期的に二人で飲みに出かけるものの、
相変わらずいい友達同士。

こんな関係あり?とは思うものの
最後にはしっかり話をつけてくれるところが
有川さんですね。
いいラストでした。

タイトルどおり、
今回の入浴剤はゆずの香り。
まだ試してませんが、
この物語のように、いい香りの中で
誰かの想いに気付くのかなぁ?

あ、それはないか・・・。

県庁おもてなし課   ~有川 浩~

omotenashika.jpg

お役所って融通きかないからね・・・。
まずはそんな感想が。
いや、そこじゃないだろうと自分に突っ込みを入れたくなるけれど、
でも、やっぱりそこなんだな。
もう少し柔軟な対応が取れるお役所だったら
もっと町だって活性化するのに。
そんなことを考えました。

高知を舞台に
県庁おもてなし課の面々が
いかにして高知を観光立県としてとして
売り出していくか、
そのプロセスとともに
有川さん得意の甘いお話もちりばめながら
物語は進む。

話の本筋はおもてなし課が高知をどうやって
観光に特化した県にしていくのか、だけど、
その合間におもてなし課の職員・掛水と多紀の恋愛話や
おもてなし課へのアドバイザー的な働きをする
清遠・吉門親子、そして清遠の娘佐和の複雑な家庭環境、
吉門と佐和の密やかな恋の話と
有川さん得意の甘いテイストがちりばめられていて
おもてなし課の奮闘にどきどきわくわくし
甘い話にもどきどきわくわくし、
1冊で2度おいしい、そんな思いで読み終わりました。

行政もこの本を読んでもっと柔軟にならんかい!
特に地方の都市。
自分の住んでいる県も
観光を武器にしようとしつつ、
(高知と同じく、自然は多い)
結局その武器を上手く使いこなせてない印象です。
いいもの持っているんだけど
残念ながら・・・。
このお話に出てくる
「おもてなしマインド」をわれわれ県民も身に着けていかなければ、と
そう思いました。

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