
芥川賞候補作。
「何もかもが嫌だ」 四十男が遁走した先は、急行で40分のビミョーな郊外(ふるさと)。
誰も待つ人のない故郷で、タクシー運転手となった男の閉塞的な日々をユーモラスに描く。
とあるんですが、
どこにユーモアが?
と聞きたくなるようなお話でした。
何もかもが嫌になった、と言ってふるさとに戻る。
しかし、そこには彼を待つ家族もいない。
同級生の勤務するタクシー会社に入社し、
タクシー運転手としての日々を過ごしていく。
タクシーの乗客やら、同級生の女性やら、同僚の若い女性、風変わりな同僚たちとの
日々の中で
彼の心は何かに満たされていくのだろうか・・・。
先が見えない、と言うか
明るい兆しが最後まで見えない話で
途中読みにくくてしょうがなかった。
非常に暗い話と言うわけでもなく、
淡々とした日常を淡々とした口調で語られても
どこに面白みを感じればいいのやら・・・。
たった百数ページの本なのに、
読み辛さは、さすが芥川賞候補作、と言わざるをえないくらいです。
筆者がこの物語を通して伝えようとしたこと、
あるいは伝えたいことが何なのか
自分にはまったくもって分からないままでした。
凡人には分からなくてもいいのかな?
装丁が非常にかわいらしいので。手にしたんですけど、
痛いしっぺ返しを食らった感じで
読み終えました。
やはり芥川賞に関わる作品とは合わないなぁ〜、と再確認したところです。