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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
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噂の女   ~奥田 英朗~

uwasanoonna.jpg

糸井美幸という女性を巡る連作短編集。

高校時代までは全く目立っていなかった美幸が
短大を経て
様々な噂を持つ女性になっていく。
彼女とかかわった男が何人も死に、
莫大な遺産を受け取った後はクラブを持ち、
大物県議の愛人となり、
そして最後は、人知れず消えていく。
そんな女に振り回される男と女。
行きつく先は?

奥田さんらしい毒のあるお話でした。
いや、美幸という女、
いったいどんな風に男とかかわり、
自分の人生を生きてきたのか、
そしてこれから生きていくのか。
スカッとする終わり方ではないけれど、
妙に後を引く物語でした。
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我が家の問題   ~奥田 英朗~

wagayanomondai.jpg

外からはうかがい知れない家族の問題。

かいがいしい新婚の妻から逃れたい夫。
夫が仕事ができないと思い込む妻。
親の離婚問題に悩む女子高生。
UFOと交信できると言い張る夫を心配する妻。
帰省問題で揺れ動く夫婦。
走ることに喜びを見出した妻を持つ夫。

どうってことない日常に様々なドラマがあるんですね。
劇的とまではいかなくても
でも自分たちにとってはドラマチックな生活だったりする。
その機微をさすがに奥田さんは巧みに表現している。

ここに登場する家庭の問題は
誰にでも起こりうる問題で
笑って済ませられない問題でもある。
傍から見れば「えっ、そんなことで?」と思われるかもしれないけれど。
家族って大変。
でもとっても素敵なものだと確認できる短編集です。

純平、考え直せ   ~奥田 英朗~

jyunpei.jpg

坂本純平、21歳。新宿・歌舞伎町のチンピラにして人気者。
心酔する気風のいい兄貴分の命令は何でも聞くし、
しゃべり方の真似もする。
女は苦手だが、困っている人はほうっておけない。
そんな純平が組長から受けた指令、それは鉄砲玉(暗殺)。
決行までの三日間、純平は自由時間を与えられ、
羽を伸ばし、様々な人びとと出会う。
その間、ふらちなことに、ネット掲示版では純平ネタで盛り上がる連中が…。

さすがの奥田さんです。
面白いです。
ヤクザな世界に身をおいているけれど
純平の純で一途な姿は読んでいて
心配にもなり、かわいくもあり。
しかし鉄砲玉としての最後はどうなったのか?
いいところで終わってしまっているのが
残念だけど、
ここを読者の思いに任せようとしたところが
いかにも奥田さんらしいのか。

しかし、あの展開からいけば
純平は間違いなく鉄砲玉として
相手方に突っ込んで行っただろうけど、
できれば怪我させるだけで、失敗して
とりあえず警察に、その後出所してまともに、って感じで
終わってくれるといいかな。

純平ネタで盛り上がるネットの世界。
なんともいえず不気味です。
擁護派もアンチ派も、傍から見ていると
やはり人との関係をうまく築けないのかな、と
思ってしまう。
ネットは確かに便利なんだけどね、
依存しすぎず、外にも目を向けなくちゃ、と
本筋とは違うところに目が行き過ぎたなぁ。

用もないのに   ~奥田 英朗~

youmo.jpg

奥田さんのエッセイ集。
北京オリンピック観戦から
楽天イーグルスの発足時のエピソード、
遠足と称しての
フジロック参加や、愛・地球博、はては富士急ハイランドでの
絶叫マシーン体験等々
用もないのに
行っちゃいました!?
ある意味旅日記、そんなエッセイでした。

何だか楽しい旅のはずなのに
奥田さんの行く所
必ずハプニングが起こるんですねぇ~。

元々出不精の奥田さんを何とか引っ張り出そうとする
編集さんもこういう楽しい記事を書いてもらえれば、
それで帳尻合うのかな。

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ナナメモ

家日和   ~奥田 英朗~

iebiyori.jpg


ネットオークションにはまる専業主婦。
会社が倒産し、主夫となる営業マン。
妻が家を出て自分の趣味をいかした部屋つくりをする夫。
在宅でDMの宛名打ちの内職をし、家にやってきた若い営業マンとの
淫らな夢におぼれる主婦。
仕事を変わってばかりの夫を持つイラストレーターの妻。
「ロハス」に凝り始めた妻を持つ小説家の夫。

ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。
家とはずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。

インターネットにはまる主婦を描いた「サニー・デイ」には
共感しまくり。
ネットオークションに出品し、落札され、良い評価をもらえると
マジで嬉しいし、
評価付かなかったりするとマジでへこむ。
まぁ、この主婦のように綺麗にはならないけどさ。
はまってしまう恐ろしさはあるけれど、その魔力はすごいのである(笑)

男の側からすると
「家においでよ」の自分の趣味を追及しようとする男の気持ちも良く分かるし、
「ここが青山」の主夫業に目覚めてしまった男の気持ちも良く分かるんだな。

自分は一人暮らしなので、この二人の
たとえば、インテリアに凝ったり、自分の趣味のものを気兼ねなく
集めたり配置したり、
料理に目覚めてしまったり、選択掃除が楽しくなったり、
そんな毎日に共感を覚えるんだけど、
もし結婚したりすると
やはり家は主婦のものになってしまうんだろうか?

う~ん、
奥田さんの新作だけど、
本当にこちらの微妙な心理をうまく突いた面白い小気味のいい小説だった。

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真夜中のマーチ   ~奥田 英朗~

midnightmarch.jpg


インチキ実業家ヨコケン。
財閥の御曹司(に間違われる)ミタゾウ
謎の美女クロチェ。

この3人が狙ったのは10億円。
そしてその10億円を巡って
やくざや中国マフィアが入り乱れ、
大混乱のうちに、さぁどうなる?

いや、いろんなところに小ネタが仕込んであって
最後まで飽きることなく読めました。
意外とヨコケンがいい奴だったり、
ミタゾウがやっぱり頭がキレてたり、
そんな二人に囲まれてクロチェも少しずつアタシらしくなくなっていく。

クライムのベルの割りに人殺しも出てこないし、
どこか間抜けなやくざや中国マフィアにクロチェのオヤジ。
爽快感はないけれど、
実におもしろい物語でした。

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ウランバーナの森    ~奥田 英朗~

uranbana.jpg


モデルはジョンレノンですよね。
本物のジョンが実際に姿を隠していた頃の話だったっけかな?
もちろんフィクションで
こんなんだったら面白いだろうなぁ~って想像だと思うんですけど。

で、そのジョンは軽井沢でひどい便秘に悩まされていた。
耐え切れなくなって病院に行ったジョンの元に
過去の亡霊たちが現れてくる。
すでに死んだ人たちとの交信を図ることで
ジョンは自分の過去と向かい合っていく。

あ~精神世界のおはなしだぁ~。
とはいえ、そこは奥田英朗。
そんなにへんなほうにも走らずに
上手い具合に均衡を保っています。

でも、すごく彼の作品の中では読みにくい作品でした。
しかも、伊良部先生シリーズを読んだ後に読んだものだから
その差になかなか追いつけませんでした。

ララピポ    ~奥田 英朗~

rarapipo.jpg


全6編からなる短編集と思いきや、
その登場人物が全編で見事にリンクしているという
面白いつくりになってます。

でも、全編エロを軸に動いてます。
子どもには勧められません。
大人の方だけ読んでください。
しかし、エロ系小説というほど官能的ではないけれど、
「サウスバウンド」とか「ガール」とか書いている人が
こんな小説も書くのか、と思ったら
何だか妙に嬉しくなってしまった。
書きたいものを書くんだ!!という意気込みみたいなものが感じられて
かなりよろしい。

ララピポって何だろう?て思ってたけど、
あ、なるほどね~。
って感じでした。
確かにこの世の中ララピポです。

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