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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
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ハロワ!   ~久保寺 健彦~

halowa.jpg

ハローワークに嘱託として勤めることになった信。
様々な求職者と対峙していくうちに
一人前のハロワ職員になっていく、ってな話ですかね。

少しずつ成長しながら
それでも求職者に対して思いが強くなっていくのは
やはりこういう公共の仕事をしている人間は
押さえてほしいなぁ、と思う。
だってすべての人に同じような対応なんてとれないだろうし、
同じ担当なのに、自分とあの人では対応が違う、なんて
思われたら、ダメだと思うんだよね~。
そのあたりは小説には描かれていないので
何とも言えませんが・・・。

でも、ハロワってこういう風な感じなんか、と
初めて知った。
そういう意味では面白く読めたかな。
ただ、信と先輩女性職員との
恋愛もどきの件はなくても良かったかな。
と思うんですけどね。

ここに登場した求職者達は
一癖もふた癖もある人たちばかりで、
もちろん、本当にハローワークに来ている人たちが
そんな人ばかりではないと思うけど、
少しエキセントリックな描かれ方も
少しだけ気になりました。
最後、人に刺されるわ、ガソリンかけられるわ、
そんな話もあったしねぇ。

何はともあれ、
この不況の日本。
少しでも景気が良くなって
求職者たちが
思い描く職業を選べるようになるといいですね。
自分も今の仕事をしっかり全うしなくては、と思いました。
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GF   ~久保寺 健彦~

gf.jpg

GF=ガールフレンドではなく、ガールズファイト。
5人の女性の闘いを描いた5編の短編集。
時代も設定も違うんだけど、
何かと闘っている女性達の姿を描いています。

どの女性も輝いて見え、
その中にちゃんと自己主張があって、
そのために闘うことを選択した彼女達に
エールを送りたくなる作品でした。

ただ、
久保寺さんらしくない、というか
きれいにまとまりすぎている感は否めませんが・・・。
彼の持つ独特のクセが今回は
あっさりとしていて
まぁ、それはそれで読みやすくはあったんですけどね。

オープン・セサミ   ~久保寺 健彦~

sesame.jpg

久保寺さんの短編集。20代から70代までの初めての経験を綴った
1冊です。
久保寺さん特有の若い性みたいなものも今回はなく
非常に読みやすかったです。
20代の新任教員の苦悩っぷりが
妙に懐かしかったりしますね。
30代パパの娘の初めての一人でのお出かけに
一人不安になってしまい、ストーカーばりに後を付いていく姿に
ちょっとそれはなぁ・・と思いつつ、
でも娘を持つ父親ってそんなものなのか?と
娘どころか結婚さえしていない自分はイマイチ分かりませんでした。

それぞれの世代の人物が
自分にとっての初めて経験を通して
ちょっとずつまた成長する、って感じの物語でしたけど、
最後の70代のおじいちゃんの初の経験は
ちょっと切なかったですね。
まぁ、誰でも最初で最後の経験になる出来事なんだけど。

どの話もなかなか良かったです。

中学んとき   ~久保寺 健彦~

chuugaku.jpg

なんだろう?久保寺さんって10代の男子を主役にした
物語が多いですよね。
まぁ、それが嫌だというわけではないんですけど、
たまには違う作品も読みたいなぁ~と思って。

この作品は中学生を主人公に置いた4編の短編集。
通う中学校は違うのだけれど、
おそらくここに出てくる中学生は皆同じ市内に住んでいる。
一月中から五月中という安易なネーミングには笑うけれどね。

それぞれの中学生が抱えている問題がリアルでした。
恋愛物にしたって甘酸っぱいあの頃を思い出せるし
いじめの問題もやけに恐ろしく、
何かから逃げるように家を飛び出したり、
誰にも経験があるようなことを
さらっとしかし、濃密に描き出している点は
評価高いです。

ただ、相変わらずHなシーンはしっかりあるんですよね。
そこは久保寺さんらしいです。

空とセイとぼくと   ~久保寺 健彦~

sorato.jpg

久保寺さんの新作。
しかし、久保寺さんの作品の主人公は
穏やかな環境の下ではなかなか暮らせない人たちが多いです。
この主人公、零もホームレスの父親に育てられ
学校にも行かない、挙句父親は死に、預けられた養護施設は抜け出し、
またホームレスに戻り、ホストになり、最後はダンサーに。

まぁ、普通、ここまでくるとすさんでしまうはずですが、
主人公、零はすれてないんだな。
何も知らないのは当たり前なんだけど、
非常に性格がいい。
そして何よりも彼の傍らにいて零の本当の家族とも言えるべき犬のセイ。
この一人と一頭の関係に感動さえ覚えてしまう。
お互いがお互いを本当に必要としている。
そんな雰囲気が強く感じられる作品だった。

途中、暴力のシーンなんかも出てくるけれど、
前作に比べればかわいいもんだし、
ただ後半ダンスシーンが多くなって
素人にはその言葉一つ一つが頭に入ってこなく、
零ではないけれど、辞書でも片手に読まないとやってられっか!そんな気持ちにもなります。

最後は悲しいけれど、前向きに終わっているんじゃないかと思います。

すべての若き野郎ども   ~久保寺 健彦~

subeteno.jpg

久保寺さんの新作はTBS・講談社 第1回ドラマ原作大賞選考委員特別賞受賞作品。

不良グループの特攻隊長だった恭平がある日街で出会った高校1年生の達夫。
そのケンカの強さと何だかワケの分からない雰囲気に
一瞬で惚れてしまう。
勢いでグループを抜けた恭平は達夫とつるむようになる。
その中でバイトを始めたり、ナンパに明け暮れたり、
特攻隊長時よりも丸くなりつつあった。
ある日、不良グループの一人をナイフで刺し、鑑別所に入れられ
1年後に退所するも、その刺した相手に付きまとわれたり
なかなか普通の生活を送れない。
それでも達夫と組んで、思いもかけないような事件や出来事を通して
少しずつ、本来の自分を取り戻していく。

ちょっと暴力シーンが多いのが玉にキズな感じの1冊ですが、
達夫のキャラがものすごく輝いていて
恭平とのカラミが読んでいてとても愉快でした。
どちらかというと正反対のような二人の性格が
なぜかうまく絡み合って、色んな事件や出来事が
本当にイキイキと描かれており、最後まで飽きることなく読み終えた。

暴力シーンに拒絶感がある人は読まないほうがいいかも。
ケンカのシーンがかなり多いので。

しかし、これはなかなかドラマ化するのは難しそうな作品でした。

みなさん、さようなら   ~久保寺 健彦~

minasan.jpg


小学校卒業以来自分の住む団地から出られなくなり
団地内で生活して行こうと決めた少年の話。

文章構成は『ブラックジャック・キッド』に似てましたね。
過去から現在までを順を追って話していくという感じ。

最初は主人公・悟に共感できなかったな。
何故、団地内で一生生きていくと決めたのか。
担任の教師が言うように
狭い世界の中で生きていくことは
いろんな意味で大変なのではないかと。
でも、悟が団地から出られなくなった理由を知ると
さもありなん、と。

団地という狭い世界ながら
悟はしっかりと自分の居場所を見極め、
ちゃんと働き、手に技術を持ち、
婚約まで済ませ、
それなりに生活できている。

まぁ、その辺は面白く読めました。

後半からは一転して悟の悩みもクローズアップされ
暗い話も出てきますが、
全体的には良作だったと思います。

最後にやっぱり母の愛は偉大だな、と感じた次第です。

TBさせていただいたブログ
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ブラック・ジャック・キッド   ~久保寺 健彦~

Blackjack.jpg


ブラックジャックになりたかった小学生、和也の成長物語。

小学生の頃って○○のようになりたい、というより
○○になりたい、と思ってた。
○○そのものになりたいって。
大人になれば、そんなことはできない、と言えるけれど、
小学生の頃はまったくそんなことも思いもせず、
純粋に○○になれる、そう思ってた。

そんな和也が少しずつ、ブラックジャックになりたい、という
想いから現実的に、ブラックジャックにはなれないんだ、って
気付く精神的成長が自分には愛おしく思えた。

そうやって大人になって行くのは
寂しいことかもしれないけれど、
大人になっていく過程としては、非常に大切。
それを間接的に直接的に気付かせるのが、転校した学校でできた
友だち、というのも良かったかな。

ファンタジー的要素も残しながら
現実をリアルに描いてる作品で
読後感はとても良かった。

でも、泉のその後がちょっと切なかったかな。
宮内君も漫画家じゃなかったんだね・・・
まぁ、才能なさげなのは伝わってきてたけど。

新年1作目としては
非常に良い作品を選んだな、って感じです。

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