
中年中間管理職を主人公にした短編5編からなる作品。
マドンナ 人事異動でやってきた若い女子職員にほのかな恋心を抱く
一人の課長。
男性部下との恋の鞘当をするも
彼女には憧れの人がいた・・・。
ダンス 部長と他の課の課長との間に挟まれ右往左往する課長。
家に帰れば息子との軋轢。
いかんともしがたい状況で・・・。
総務と女房 総務課に異動した課長。総務課の腐敗を知り、改革に
臨もうとするが・・・。
ボス 部長に昇進すると思いきや、代わりになった部長は女性。
部内のしきたりをどんどん変えていく女性部長に腹を立てる
課長だが、その部長の意外な顔を知り・・・。
パティオ 閑古鳥の泣く港パーク。
そこにあるパティオでは一人の老人が読書を楽しんでいる。
港パーク活性化担当の課長はその老人に自分の年老いた
自分の父親を重ね、親近感を持つようになるが・・・。
自分の年齢よりもちょっと年上の、中間管理職たちの奮闘を描いている。
大きな事件はない。
会社の中では起こるであろう、ちょっとしたこと。
そこに中間管理職の悲哀がこもっている。
会社勤めはしたことないけど、
自分がこんな立場だったら、間違いなく胃を壊すだろうな・・・。
良かった、会社員じゃなくて・・・と思わせる作品。
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