
吉田修一は芥川賞作品「パーク・ライフ」以来に読んでみました。
「パーク・ライフ」は読んでみて別に面白いともなんとも感じなかったので
それ以降読む気も起こらなかったのですが、
つい今回はてにして読んでみました。
5人の若者の特別な日曜日。
そしてその5人の現在と過去に現れる2人の兄弟。
微妙に絡まりあいながら話が進んでいく。
こういう話が割と好きなので一気に読んでいけました。
最初の話ではほとんど分からなかった2人の兄弟の
真実が少しずつ明らかになっていく。
その2人の兄弟と微妙に絡み合った5人の男女。
なぜか、それぞれの過去の中に強烈な印象を残していた。
お互いはなんの接点もないのに。
2〜3作読んだ時点で、この話しは5人の男女の物語というより
二人の兄弟の話なんではないか、という気持ちが強くなってきました。
そして、現在の二人は・・。
読み終わった後、
これは特別な日曜日を過ごした5人の男女の話ではなく、
やっぱりこの2人の兄弟の話だったんだ、と確認しました。
この二人と接した時が日曜日で、
そして彼らに特別なことがあるのも日曜日。
二人の兄弟が引き合わせた幻想?なのでは・・・。
最後の表題作「日曜日たち」が二人の現在の姿を
垣間見ることができ、
一番切ない話しだった。
割と「吉田修一」も読ませる作者なんだなぁ〜と
確認してしまいました。
今度は別の作品を読んでみようかな。
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