プロフィール

す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
どうか見てやってください。
TB、コメント非常に喜びます。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


ブロとも申請フォーム


フリーエリア

現在の閲覧者数:

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

笑う招き猫      ~山本 幸久~

manekineko.jpg


女漫才師「ヒトミとアカコ」のお話。

読んでいて、どうしても「北陽」がイメージされました。
読めば読むほど「ヒトミとアカコ」が「北陽」にしか見えてこなくて
困りましたが・・・。

ひょんなことからコンビを組んで漫才をするようになった
「ヒトミとアカコ」
小さな劇場でのスタートが
いつの間にかエヌ・エッチ・ケーの番組(オンエアバトルっぽい)に
出演するようになる1年間のお話です。
その間に二人が知り合った頃の話も回想として出てくるけど、
メインは今。
テレビに出たりするよりも
ずっと舞台に立ち続けていたい、
そう思う二人。
時にけんかしながらも
最終的には二人で夢を追いかけていくラストに
ちょっと感動でした。

山本幸久は「幸福ロケット」以来2作目でしたが、
今回もすごく暖かいなぁ~と感じました。
「幸福ロケットは」小学5年生の女の子の初恋を描いてました。
今回は女性漫才コンビ。
女性を主役にしたお話でしたが、
男性なのに、子供や女性の微妙さ加減が上手く描けてるなぁ~、なんて
思いながら読んでました。

文章も読みやすくて誰にでも読めちゃいそうな作品です。

TBさせていただいたブログ
+ ChiekoaLibrary +
どこまで行ったらお茶の時間
本のある生活
図書館で本を借りよう!~小説・物語~
ナナメモ
まったり読書日記
読書感想文 と ブツブツバナシ
スポンサーサイト

陰日向に咲く    ~劇団ひとり~

hitori.jpg


おもろい!

ただのタレント本かと思ってました。
でも、帯には「恩田陸」の絶賛の一言が。
ただのタレント本ではないと感じ、
購入そして読破。

なんていうか、
おもしろい。

たしかに、初の小説ということで
正直文体はまだ稚拙かな、って感じです。
洗練された文章ではないし、
たどたどしくもある文章だけど、
ただそれが読みやすさを醸し出してます。
それを計算していたかもしれないけど。

短編集でありながら
登場人物が少しずつ絡み合っている。
そこがまた良かった。

恩田陸が言うように
ビギナーズラックで終わらせないように
次の作品を待ってます。

個人的には
「鳴き砂を歩く犬」が良かったです。


TBさせていただいたブログ
どこまで行ったらお茶の時間
My Recommend Books
本を読む女。改訂版
まったり読書日記
かみさまの贈りもの~読書日記~
苗坊の読書日記

秘密。

himitsu.jpg


ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った短編集。

何故この本を手にしたか。

まずはその手法が面白いな、と思ったこと。
たとえば、宅配便の話しでも
宅配する側と宅配される側との悲喜こもごも。
同じストーリーでありながら
宅配する側は子供が生まれ、
宅配される側では子供を亡くしている。
その二人が子供用の三輪車を巡ってそれぞれのストーリーを綴っていく。

そして、「伊坂幸太郎」が書いていること。

彼の作品を読みたいがためというのが一番強かったかもしれない。

彼の作品は
エンジニアとサッカー選手の話し。
一見何の関係のない二人のようだが、
実は・・・。

二人の人間がいたら
二つのストーリーが存在する。
当たり前のことだけど、
小説ではどちらか一方が主役として描かれる。
この作品では二人の人間をそれぞれ主人公として
描き、
ひとつの話しを重厚なものにしているような感じがする。

一言・・・
面白かった。

12人の作者は
吉田修一
森絵都
佐藤正午
有栖川有栖
小川洋子
篠田節子
唯川恵
堀江敏幸
北村薫
伊坂幸太郎
三浦しをん
阿部和重

好きな作家がいるなら読んでみてはいかがでしょう?

町長選挙        ~奥田 英朗~

chouchou.jpg


トンデモ精神科医 伊良部先生の第3弾。

待ってました・・・
待ってました・・・・んだけど・・・。

今回は4作品。
うち3作品はとある有名人をモデルにしてますよね~。

「オーナー」はあの某新聞の会長さんだし
「アンポンマン」は逮捕されちゃったIT関連の社長さんだし、
「カリスマ稼業」は宝塚出身で、現在バレエ関係のドラマに出ている方だし・・・。

もちろんその方々がこんな病気になってるとは思わないけど、
(ちょっとなってて欲しいけどね)
なんか前作までの伊良部先生の下を訪ねてくる
患者さんたちとはちょっと異質な感じがした。

前作までは患者さんは本当に切羽詰った感じでやってきて
伊良部先生の一見的外れな(でも的確な)治療で
気持ちの問題を解決してたのに、
今回はコメディ要素が強すぎて
病院にも仕方がないかって感じの来院だし、
イマイチ感情移入ができませんでした。
あ~有名人って大変なのね・・・って気分になり、
あんまり読んでていい気分じゃなかったですね。
まぁ、その辺を考えなければ、
面白いことには間違いないんだけど。

「町長選挙」もきっとこういう選挙は地方に行けばやってるんだろうな~。
ここではそこまで精神的に病んだ人はいなさそうなんだけど、
実は島民全員が気づかないうちに
精神的に病んでしまってるんじゃないだろうか?って思わされた。
常識だと思われていることが
その常識が常識ではない場所がこの世の中には
たくさんあるんだよ、と改めて教えられたかな。

最後はちょっとだけスカッとしましたね。

マユミの新しい武器「金の洗面器」に「鉄の洗面器」
これからも登場しそうです。


TBさせていただいたブログ
ほんだらけ
読書とジャンプ
+++ こんな一冊 +++
日だまりで読書
読書記録
本を読む女。改訂版
かみさまの贈り物
おいしい読書生活
本のある生活
マロンカフェ ~のんびり読書~
本を読んだり…
やっぱり本が好き♪

アンダンテ・モッツァレラ・チーズ         ~藤谷 治~

andante.jpg


いろんな人が高評価していた「アンダンテ・モッツァレラ・チーズ」

いきなり、登場人物の紹介から始まり
それだけで目を見張ったけど・・・。

結局最後まで「ぼく」が誰なのかわかんなかったなぁ~。

登場人物の中の一人なのか、
それとも・・・・?
その辺の謎が読んでいて
ちょっと気になって、本編に入り込めなかったような気がする。

文体は話し言葉で
相手に話しかけているって文体。
僕はそんな文体嫌いではないけれど
今回は時々違和感感じたりして。

それと、「それは別の話し」って言うフレーズは
他のメディアでも良く取り上げられている
フレーズだよなぁ~。
僕的にはドラマ「王様のレストラン」で使われてたのが
一番しっくりくるんだけど、
それを真似しているわけではないよね?

ただ、何も考えずに読むには適した作品かもしれません。

半パン・デイズ    ~重松 清~

hanpan.jpg


重松清が放つノスタルジーあふれた作品。
1960年代後半から1970年代前半にかけてのある小学生の物語。
でも、多分に私小説的な作品です。

時におかしく、時に切ない時間が流れていく、そんな感じです。

自分とほんのちょっとだけ
時代がかぶっているせいか、
共感できる部分が多くて
読みやすい作品でした。

本当に上手い作家です。
この作品も
本当に些細な出来事が多かったりするのに、
ドラマティックに仕上がっていく。
それが大げさにならないのは
やはり自分たちにも同じような体験があるからだろうか?

九月の四分の一        ~大崎 善生~

september.jpg


初めて手にした大崎善生の作品。
帯には「深い余韻が残る四つの青春恋愛短編」と銘打ってあるけれど、
主人公はすべて40代になった男。
彼らの若い頃の恋愛を軸に
今、その青春期の終焉を描いた作品集だと思う。

なんていうか、
何だか靄のかかった感じのする作品群でした。
はっきりしない、何かがそこにある。
でも、それが何だか分からない、
読んでいてそんな感じに度々襲われた。

彼らの恋愛は成就しなかったけれど、
それが今の彼らにとっては
甘いノスタルジーになっている、そんな感じを受けた。

決してハッピーエンドばかりじゃなく、
それでいて、彼らの心の中にあるものは、
なんとなく充足感が見て取れる。
様々な思いを抱きながら、
そこからまた新しい自分への出発を迎えようとしている。

その辺の書き分けが上手いなぁ~と思った。
大崎作品は初めて読むので、
この作品の良し悪しが次を読むかどうかの決定権を握るのだけど、
少なくとも
もう一冊読んでみようかな、と思わせる作品だった。

日曜日たち      ~吉田 修一~

sunday.jpg



吉田修一は芥川賞作品「パーク・ライフ」以来に読んでみました。
「パーク・ライフ」は読んでみて別に面白いともなんとも感じなかったので
それ以降読む気も起こらなかったのですが、
つい今回はてにして読んでみました。

5人の若者の特別な日曜日。

そしてその5人の現在と過去に現れる2人の兄弟。

微妙に絡まりあいながら話が進んでいく。
こういう話が割と好きなので一気に読んでいけました。

最初の話ではほとんど分からなかった2人の兄弟の
真実が少しずつ明らかになっていく。
その2人の兄弟と微妙に絡み合った5人の男女。
なぜか、それぞれの過去の中に強烈な印象を残していた。
お互いはなんの接点もないのに。
2~3作読んだ時点で、この話しは5人の男女の物語というより
二人の兄弟の話なんではないか、という気持ちが強くなってきました。

そして、現在の二人は・・。

読み終わった後、
これは特別な日曜日を過ごした5人の男女の話ではなく、
やっぱりこの2人の兄弟の話だったんだ、と確認しました。

この二人と接した時が日曜日で、
そして彼らに特別なことがあるのも日曜日。
二人の兄弟が引き合わせた幻想?なのでは・・・。

最後の表題作「日曜日たち」が二人の現在の姿を
垣間見ることができ、
一番切ない話しだった。

割と「吉田修一」も読ませる作者なんだなぁ~と
確認してしまいました。
今度は別の作品を読んでみようかな。

TBさせていただいたブログ
かみさまの贈り物~読書日記~
ぶんこや

トリツカレ男      ~いしい しんじ~

toritukare.jpg


トリツカレ男「ジュゼッペ」はいろんなものに取り付かれている。
今日はたまたま観たオペラに取り付かれ
何を言うにもメロディーをつけて話す。
それに飽きたら今度は三段跳び。
その後はサングラス集めに探偵家業。
いろんなものにトリツカレながら、ある日、女の子と出会う。
そして、その女の子のために彼女の好きな先生にに扮し、
彼女の心のくすみを取り除こうとする。

いしいしんじの作品にしては、
もちろん不思議な作品だけど、
今まで読んだ中では
一番分かりやすい作品でした。
「ジュゼッペ」の献身的な愛情がものすごく良かった。

本当にこの人の世界は一種独特で
でも、読んでてなんだか心がほんわかしてしまう
不思議な世界です。

そんな世界に今回は見事にはまってしまいました。

TBさせていただいたブログ
+ ChiekoaLibrary +
本を読む女。改訂版
+++ こんな一冊 +++
もみじの本屋

カフーを待ちわびて     ~原田マハ~

kafu.jpg


第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作。

「嫁に来ないか。幸せにします」と北のとある神社にかけた絵馬。
その絵馬を見た女性から
沖縄に住む青年の元に1通の手紙が届く。
「あなたのお嫁さんにしてください。」と。

絵馬を見てただそれだけで沖縄の小さな島にやってきた女性、幸。
少しずつ沖縄の青年明青(あきお)は幸に惹かれて行く。
しかし、二人を待つものは・・・。

幸と明青の関係が微妙で
読んでてじれったくなるけど、
明青の気持ちが痛いほど分かる。
触れたらどこか遠くへ行ってしまうんではないか・・・。
明青の心の揺れがすごく丁寧に描かれている。
女性作家なんだけど・・・。

幸と明青の関係は後半で明かされるが、
なるほど、そういうことか。
ちょっと卑怯な気もするけど、
それはそれでメルヘンの世界ってことで。

この続編が読みたい!そう思った。

映画化も決定されているが、
明青を誰がやるのか、ものすごく興味がある。

原田マハは小説家、エッセイストの原田宗典の実妹。
兄妹してすごい才能の持ち主だ!!!

TBさせていただいたブログ
+ ChiekoaLibrary +

ママの狙撃銃   ~荻原 浩~

mama.jpg


荻原浩 恐るべし!

福田曜子は一見普通の主婦。
ちょっと頼りない夫とかわいい娘に息子。
ガーデニングを趣味とし、
買ったばかりの家をこよなく愛す。
そんな普通の主婦・・・のはずだけど、
実際は・・・・。

暗殺者だった!!

とは言うものの実際に殺したのは一人だけった。

しかしある昼下がり、
その暗殺を依頼してきたKという人物が
20数年ぶりに連絡をよこしてきて、
次の仕事を依頼してくる。
葛藤しながらも、その仕事をやり遂げる曜子。
そして、Kは次なる仕事を・・・。

全体的に面白かった。
ただ、要らないエピソードもあったかな。
娘を苛めていた子を銃で脅してしまうってとこ。
読んでいて、重かったな。
そこ以外は面白く読めたんだけどな。
そのエピソードで家族を守らなければ、
そのためには仕事をこなさなければ、という方に持っていきたかったのかも
しれないけど、残酷だったな。

銃に関して詳しくなりそうな、
物語でした。
実際には本物がないと訳わかんないけどね。


TBさせていただいたブログ
IN MY BOOK by ゆうき
+++ こんな一冊 +++
苗坊の読書日記
日だまりで読書

空中ブランコ     ~奥田 英朗~

burannko.jpg


トンデモ精神科医 伊良部先生第2弾。

これで直木賞取りました。

前作「イン・ザ・プール」よりもさらにパワーアップした
伊良部先生の元を訪れる患者は・・・

パートナーと息の合わない空中ブランコ乗り
先端恐怖症なやくざ
義父のかつらをむしりとりたい男
ファーストへ送球できない野球選手
同じ人物設定を過去に用いていないか、病的に気にする女性作家

普通の人には些細なことでも
当人にとっては大きな問題。
それをいつの間にか解決していく
トンデモ精神科医伊良部先生。

特別なことをしているわけではないのに
なぜか癒されていく・・・。
そんな不思議な精神科医伊良部先生の活躍は
読んでて笑えるんだけど、
読んでるほうもいつの間にか心癒されてますな。

新作がもうすぐ発売されます。
今度はどんな活躍をするんでしょうか?

TBさせていただいたブログ
Book Review’S ~本は成長の糧~
マロンカフェ ~のんびり読書~

イン・ザ・プール   ~奥田 英朗~

inthepool.jpg


トンデモ精神科医 伊良部 

彼の元を訪ねる患者たちは
一見ヘンな病気の持ち主。
しかし、当の本人たちにとってはものすごく悩ましく・・・。

その精神的な病をどんな手法で治すのか?
いや、治してないだろう?
でも、とりあえずは治してんのかな?
不思議な、それでいて笑える小説です。

出てくる病気は水泳中毒、ケイタイ中毒 勃起持続症・・・
どれも精神的な病。
まぁ、だから精神科医の元に行くんだろうけど・・・。

きちんとした処方箋を出すわけでもなく、
それでいてきちんと心のケアをしている伊良部先生は
すごいですわ(笑)

ちなみにこの作品の最終章の病気は
実は自分も持ってます。
脅迫神経症。

鍵はかけたか、ガスの元栓は締めたか、タバコの後始末は?
電源すべて切った???
何度も確認してしまう。ちゃんとやっているのに、
不安に襲われてしまう病気です。
自分のことを言われているようで
でも、あ~そういう人はたくさんいるんだなぁ~と
逆に安心してしまいました。
でも、治ってないけど(笑)

このあとの作品「空中ブランコ」でも
伊良部先生は飛ばしています。
それはまた次回・・・。

終末のフール      ~伊坂 幸太郎~

shuumatsu.jpg


伊坂幸太郎待望の新作!!です。

今回は
8年後に小惑星が地球に衝突し、世界が終わってしまう。
その発表があった5年後、つまり小惑星が地球に衝突するまで
あと3年になった仙台の街が舞台。
もっと細かく言えば、
仙台の郊外のヒルズタウンを舞台にした短編集。
もちろん、伊坂作品らしく、
それぞれの物語の登場人物が他の物語でも微妙に且つ絶妙に、
しかし決して邪魔にならない程度に
絡み合いながら物語が進んでいきます。

世界の終わりまであと8年。
パニックに襲われた人たちが暴行・略奪・殺人・自殺を
繰り返し、街はすでに街の機能を失っていた。
しかし、5年も経過するとそのパニックも沈静化し、
しばらく静の時期が訪れる。
その時期の様々な人の様々な終末の過ごし方。
どの話しも現実を見つめ、ただ、それでも最後までしっかり
生きていこうという前向きな姿勢で物語が綴られていきます。
ただ一作品「天体のヨール」以外は。
でも、この登場人物も最後は前向きな気持ちでいたのではないかと
思えるんだけどな。

残された時間が8年。
長いのか短いのか分からない。
そんな状況になったら
パニックになってしまうのも分かる。
そして5年の月日が経ってようやく静寂な穏やかな日が
戻ってきた、その5年間の状況を軽く扱っているのが
逆によかったんではないかな、と思う。

結局ほとんどの物語が3年後には世界が終わってしまうかもしれないという
悲壮感を漂わせながら
それでいて HAPPY END に近い終わり方をしているのが
読んでて心地よかった。

特に「籠城のビール」「演劇のオール」が良かったです。


第19回 山本周五郎賞 候補 (H18.5.8)



TBさせていただいたブログ

本を読む女。改訂版
本読みの日常
IN MY BOOK by ゆうき
かみさまの贈りもの~読書日記~
粗製♪濫読
活字中毒日記
+++ こんな一冊 +++
おいしい読書生活
+ ChiekoaLibrary +
苗坊の読書日記
マロンカフェ ~のんびり読書~
日だまりで読書

 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。