
爽快感200%、とってもキュートな青春小説!!という触れ込みですが・・・。
どこが?と聞きたくなるくらい爽快感はありません。
キュートでもありません。
割と重いです。
最後の息子
破片
Water の3作品が収められてます。
最後の息子と破片は芥川賞候補らしいですが、
やはり芥川賞候補になるだけあって・・・・
もちろん主人公の微妙な心理の描き方はものすごく
上手いなぁ〜と認めざるをえないんだけど、
そこに爽快感はないし、正直読後感は・・・疲れた、の一言です。
唯一「Water」には高校生最後の夏、部活に燃える高校生の爽快感が
感じ取れるんだけど。
ただ、内容よりも細かい部分で???が多かったです。
水泳部を舞台にしてるんだけど、
水泳部の3年生の最後の大会は高校総体。
高校総体は全国でも8月には終わっちゃうし、
県大会なんて5〜6月には終わってしまう。
なのに、今作品では9月に県大会が開かれてます・・・。
そして、普通は予選決勝は同一日に行われるのが常識なのに、
それさえも分かってない。
世界大会では予選準決勝、翌日に決勝を持ってきてるけど、
それもここ最近のことだし。
高校生レベルの大会では同一日実施がすべてです。
何だか、取材が上手くできてないなぁ〜、と思いました。
今月は吉田修一月間にする予定でしたが、
ここで挫折してしまいそうです。
ただ、
「苦しみにも2通りあって、それは、認めてもらえない者と、
認めなければならない者とが、それぞれ1つずつ持っているのだろうと思う」
という表現にはそうだよなぁ〜、と妙に納得してしまいました。
あ、表題作「最後の息子」にはまったく触れてませんが・・・
結局上の一言を伝えたかったんじゃないかと思う。
吉田修一は読み手を選ぶ作家だなぁ、と改めて思いました。
しかし、やっぱり読んでやる!
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