プロフィール

す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
どうか見てやってください。
TB、コメント非常に喜びます。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


ブロとも申請フォーム


フリーエリア

現在の閲覧者数:

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

リレキショ      ~中村 航~

rirekisho.jpg


「弟と暮らすのが夢だったの」という姉さんに拾われて、
彼女の弟となった19歳の「僕」。
新しい名前は「半沢良」。面接用に書いた「半沢良」の履歴書に、
物足りなさを感じた「僕」は、真っ白な紙にもうひとつの
「リレキショ」を書き上げる。
免許・資格は「どこでもいける切符」。
趣味・特技は「護身術」と「アイロンがけ」。
無事、深夜のガソリンスタンドで働くことになった「僕」は、
ある日、1通のラブレターを受け取る…。

すごく不思議な物語でした。
なぜ『僕』が擬似姉弟にならないといけなかったのか?
それがこの物語の最大の謎のような気がします。
そしてその答えは出ないまま・・・
ちょっと不完全燃焼の感があります。

スタンドの先輩がレジの中のお金を数えるときに発した「ん?」
何度も発したのでこれが何かの事件の前振りなんじゃないかと
思ったんですけど、
これも何もなかった。
なんだかなぁ~・・・。

とりあえず本名を言ってしまう場面もあるので
何らかの理由があって今のような生活をしているんだろうけど、
それが分からないからこそ
もどかしさだけが残ってしまいました。

リアルなようでリアルではない
そんな不思議な物語でした。

TBさせていただいたブログ
今日何読んだ?どうだった??
図書館で本を借りよう!~小説・物語~
+ ChiekoaLibrary +
スポンサーサイト

もっと、わたしを     ~平 安寿子~

motto.jpg


優柔不断、プライド高過ぎ、なりゆき任せ、自意識過剰、自己中心。
不器用な五人五様の煩悩がすれ違ったとき、少しだけ人生が動きだす。「自分らしく」生きようとする人のダサさと切なさを描いていく。

5編からなる連作短編集。
それぞれに登場人物が微妙にシンクロしつつ
物語は進んでいきます。

すごく面白い。
どの主人公も自分の表層にあるものをしっかりと自覚し、
そしてそれを自分の武器にしている。
それを一瞬恥じつつも
結局それをもういちど武器にして
社会で成りあがろうとしていく。
普通こんなキャラが出てくれば、嫌味だけしか出てこないものだけど、
どのキャラも嫌なやつそうに見えるけど
よく見るとどこにでもいて、
もしかしたら自分もそうなんじゃないか、と思わせられます。
その辺が上手いなぁ~と感じました。
愛らしいんですよ、結局。

文庫版の解説が あの奥田英朗!です。
女流作家大嫌いといいつつ
べた褒めです。
こちらの解説も本編に負けず劣らず面白いので
文庫の方をお奨めでします(笑)

TBさせていただいたブログ
ほんだらけ
猛読醉書

アルゼンチンババア    ~よしもと ばなな~

arzentina.jpg


町外れの廃ビルに住むアルゼンチンババアと呼ばれる女性。
母親をなくしてしばらくすると
その女性と父が同居してしまう。
一度確かめようとその廃ビルに入っていくみつこ・・・。

その姿と廃ビルの中の凄まじさに一瞬たじろぐが
何故だかすぐになれてしまうみつこだった・・・。

映画化もされるんですよね。
しかも大好きな鈴木京香主演で。
でもあの鈴木京香がこのアルゼンチンババア・・・だなんて。
読み始めたときはショックでしたが、
でも、なんとステキな女性なんだろうって思ってしまいました。
確かに臭うらしい。
風呂にもそんなに入らないらしい。
出かけることも少ないようだ。

が、アルゼンチンババアことユリさんは
着実に自分の道を歩んでいる。
そんなユリさんに父親が惚れてしまったのも、
そして子どもを作ってしまったのも
当然の成り行き(?)だったのかも。
なんて思ってしまうくらい
アルゼンチンババアの見かけは不潔なんだけど、
芯にある美しさや強さに参ってしまいます。
父親やみつこも、はたまた従兄弟と同じように。

あ、別に京香さんがやるからってことじゃないですよ。

「よしもとばなな」って読まず嫌いの感があったんだけど、
なんかこの人もいいかも、って思えてしまいました。
単純ですいません。

映画も楽しみです。

TBさせていただいたブログ
読書からはじまる
本のある生活
(´oωo)Ъの日記
ナナメモ
+ ChiekoaLibrary +
しんちゃんの買い物帳

日本以外全部沈没    ~筒井 康隆~

panic.jpg


地球の大変動で日本列島を除く陸地が全て海没、
世界の著名人が押し寄せた!
地球の大変動で日本列島を除くすべての陸地が水没!
日本に殺到した世界の政治家、ハリウッドスターなどが必死で
日本語を覚え、日本人に媚びて生き残ろうとするが・・・。

素直に笑えた。
世界の有名人が時代関係なく入り乱れて
あ~だこ~だと喧々諤々。
生き延びるためになりふりかまわずやってるんだけど、
実際にこの人たちがこの作品読んだら
腹立てるだろうなぁ~。
想像するだけでもおかしいんですけど。

最終的には・・・・なんだけど、
じゃぁ~結局最後はみんな一緒に・・・なんだよね~。

短編集でいろんな作品が読めます。
どれもその当時の世相に対して斜めに見ているような感があって
ブラックユーモアに溢れています。

個人的には「農協月へ行く」とか「黄金の家」が面白かったです。

TBさせていただいたブログ
本を読む女。改訂版
ほんだらけ

ア・ハッピーファミリー   ~黒野 伸一~

happyfamily.jpg


サザエさんちと同じ7人家族。
構成は違うけど、そんな帯の文字に騙されつつ購入。

サプリ漬けのおばあちゃん。
おばあちゃんが溺愛するひとり息子のおとうさん(ただしニート)。
しっかり者のおかあさん。
大仏顔のナナコ姐(長女)。
美人高校生のマミちゃん(次女)。わたし、ミキ(中2)。
そして秀才だけどいじめに悩む長男の源五郎(中1)。

それぞれのキャラが立ちすぎてます。
そして一見平和に見えるこの家庭にも
それぞれに問題を抱えている・・・。
その問題も深刻です。

ミキによる1人称で物語は進んでいきます。
主人公だからか
一番魅力的に描かれているような気がします。
家庭の問題とそして学校での問題。
一番悩んでいるのがミキだったりするんだけど、
一番問題を冷静に見ているのもミキだったりする。
まぁ、そのミキもナナコ姐に相談しているんだけど。

現代の問題をさらっと盛り込みながら
それでいて暗くならないのは
ミキの性格と作者の技量かな、と思う。
ただ、女子学生を描くとちょっとステレオタイプな気が
するのが難でしたね。

TBさせていただいたブログ
ナナメモ
いつか どこかで

きいろいゾウ      ~西 加奈子~

09386162.jpg



夫の名は無辜歩(むこ・あゆむ)、
妻の名は妻利愛子(つまり・あいこ)。
お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う若夫婦が、
とある片田舎にやってきたところから物語は始まる。
背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコさんは、
周囲の生き物(犬、蜘蛛、百足、花、木など)の声が聞こえてしまう
過剰なエネルギーに溢れた明るいツマさんをやさしく見守っていた。
夏から始まった二人の話は、ゆっくりゆっくりとその年の冬まで進んで
いき、「ある出来事」を機にムコさんがツマさんを残して東京へ
向かう。
それは、背中の大きな鳥に纏わるある出来事に導かれてのものだった。
ひとり残されたツマは、幽霊に出会い、
家のそばにある裏山のなかへと進んでいった。
そこで彼女は、あるものに遭遇する。

前半は田舎の生活での二人の時間がのんびり過ぎていく。
田舎暮らしの人間にとっては
当たり前の風景なんだけど、
都会の人から見たら
きっと「あ~なんて素敵なんだろう」って思うんだろうな。
でも、そうじゃないことも多いんだけど。
この前半部分ののんびりした雰囲気は好きでしたね。
二人のなんとも言えない「間」が気に入ってました。

後半部分、ツマさんのちょい常軌を逸した体験は
いきすぎかなぁ~とも思いましたけど。
精神世界に入っていきそうで、危なかったです。
そういうのがちょっとニガテなもので。

最後は落ち着くべきところに落ち着いたんだけど、
ムコさんとその昔の彼女の話とかどうだろう?って感じでした。

果てしなく感動の波が押し寄せるわけではないけれど
心の奥がほんのり暖かくなる物語でした。

TBさせていただいたブログ
活字中毒日記!
ナナメモ
かみさまの贈りもの~読書日記~
しんちゃんの買い物帳

夏の日のぶたぶた    ~矢崎 存美~

summerbutabuta.jpg


中学二年の夏休み。菅野一郎は、父親の経営するコンビニの手伝いを
しながら、毎日を過ごしていた。そんなある日、配達を頼まれたのは、近所の“幽霊屋敷”と呼ばれている家。
勇気をふりしぼって行くと玄関から出て来たのは、
“ぶたのぬいぐるみ”だった。実家に帰ってしまった母親。
どことなく元気のない幼なじみの少女。いつもとちょっと違う夏休み。

今回のぶたぶたシリーズは
あまりぶたぶたさんが活躍しないんだよね~。
完全に菅野一郎を主役にして
ぶたぶたさんは脇に徹してます。
若い二人の恋を陰ながらサポートしていく形です。

中学生のお互いの想いを誰よりも気付いてたのが
ぶたぶたさんで・・・
やはり侮れない存在です。
マンゴープリンまで作っちゃうし・・
これまでの作品を通して、
やっぱり食べ物を作って場面が多かったりするんだけど、
まさかマンゴープリンを、マンゴーから作っちゃうなんてね・・。

最後、二人の想いをお互いが伝え合えるように
本当のぬいぐるみのようになってしまったぶたぶたさん。
人間よりも人間らしく、
人間らしい心の持ち主でした。


活躍が少なかった分ちょっと物足りなかったりもするんだけど・・・。

でも、やはりぶたぶたさんの魅力に嵌ってしまうことは
間違いないです。

TBさせていただいたブログ
日だまりで読書
ほんだらけ

ミカ×ミカ!    ~伊藤 たかみ~

mikamika.jpg


前作の小学生から中学生になったミカとユウスケの双子の物語。

中学生にもなり、嫌でもスカートを穿かなければならなくなったミカ。
そしてそのミカの口から「女らしさって何?」って聞かれたら
「ミカ!」を読んだことのある人ならオドロキ!ですよね。

そのミカが振られたらしい。
もちろん男の子に。
そんな話しをユウスケにしたのが、
人語を操るインコのシアワセ。
でもそんなこと本人に直接聞けるわけもなく。
一人悶々とするユウスケ。しっかりしろ!って言いたくなるけど、
まぁそこがユウスケのユウスケらしさってところでしょうか?

もちろんそんなユウスケにも前作同様彼女が出来ちゃうわけですが。
ほんのちょっとしたい女の子の行動に
好きでもなかったのに、急に意識し始めたり
まぁ、中学生の男の子ってそなんなもんだよな、って懐かしく思えたり。

お父さんもお父さんで新しい彼女もできているようだし、
しかも今回は結婚まで考えてるらしい。
母親と姉の出番がまったくなかったのが残念だけど、
それもしょうがないのかな。

二人の精神的成長が垣間見える良作でした!

TBさせていただいたブログ
kayokorin日記
本のある生活
しんちゃんの買い物帳

ぶたぶたの休日    ~矢崎 存美~

butakyuujitu.jpg


5作目です。
今作はお父さんの休日というタイトルの話しの間に
独立した話しが挟まれています。
まぁ、お父さんの休日も4作あって少しずつリンクしていく話しに
なってますが。

今回のぶたぶたは刑事になってます。
刑事ぶたぶたという作品もあるので(未読ですが)
多分違和感はないんだろうけど、
刑事かぁ~・・・。

占い師見習いもやってるし、
まぁ、占いをするっていうか、話しを聞いてあげるって感じの
占い師見習いですけど・・・。

ぶたぶたとその家族を見て浮気旅行を辞めてしまう人妻や
ぶたぶたに恋して(?)妻や子どもとの約束まで反故にしてしまう夫。
でも、なんかその気持ちも分かっちゃうんだよな。
どちらもどこかで心癒されてしまっているんだよな。
そんな暖かい雰囲気たっぷりの作品でした。

また今作でもぶたぶたに癒されてしまいました。

TBさせていただいたブログ
猛読酔書
日だまりで読書


小さき者へ    ~重松 清~

chiisaki.jpg



実家で過ごす幼き兄弟達と年老いた母の『海まで』、
「離婚した両親を持つ子供達の『フイッチのイッチ』、
登校拒否の息子への手紙『小さき者へ』、
元応援団長の父と高校中退を考える娘の『団旗はためく下に』、
宅配ピザ屋を倒産させた男の『青あざのトナカイ』、
少年野球の子供たちを甲子園に連れて行く『三月行進曲』

自分は結婚もしていないし、もちろん子どももいないので
重松清の描く父と子という関係がイマイチ理解できないところもある。
しかし、そんなこと抜きに彼の作品は
心に沁みるんだよね。
間違いなく。

今回は年老いた母と息子の関係を描いた
『海まで』に涙が出そうになった。
母親のかたくなな態度の裏にあるもの、
それを考えたとき、
息子としてどうするのが一番いいのか、考えさせられた。

どの話しも結論は出ておらず
すべて読み手の想像に任せられている。
ハッピーエンドにするもよし、
でも現実はそう甘くないんだよなぁ~と思いつつ
でも、それぞれの家庭に幸せが訪れて欲しいなぁ~と思うのです。

TBさせていただいたブログ
かみさまの贈りもの
ikumu's note
ほんだらけ
おいしい読書生活

ぶたぶた        ~矢崎 存美~

butabuta.jpg


ぶたぶた4作品目です。

何故にこんなにぶたぶたに惹かれてしまうのか・・・
自分でも良くわかんないですが、
確かにこんなぶたのぬいぐるみがいたら
怖い・・んですけどね。
でもそばにいたら楽しいだろうと。
いかん、妄想の世界に突入してしまう。
まぁ、ファンタジーとして捕らえればいいんだけど、
あまりにも生活感がありすぎるよ、ぶたぶたさん!

今作のぶたぶたは
ベビーシッター会社の部長だったり、タクシーの運転手であったり、
おもちゃ屋の店員だったり、有能なシェフだったり、放浪者だったり、
記憶を失っていたり、浮気調査をされたり(奥さんいるんだよね~)
殺られ屋だったりします。

初めてぶたぶたを見る人は
もちろん初めは自分の目を疑い、
神経を疑い、夢だ幻だと思うように努めるものの
最終的にはぶたぶたをありのまま受け入れてしまいます。
まぁ、なんというか、普通それはないだろう、って思うんだけど、
やはりそういう場面に遭遇したら
そうなっちゃうのかね~。
自分は??   いや、そんなことは絶対にないから・・・。

やはり
ぶたぶたは登場人物の心を癒していくのです。
そして時にはキューピッドにもなります(本人は知らないんだけど)。
やはりぶたぶたさん、ここにも来てくれ~!
いかんいかん、妄想と現実が混ざってきた。

最終話でちょっとした仕掛けがあって
ぶたぶたさん、実は年取らないんじゃないの?って思ってしまいました。

今回も十分心癒されてしまいましたよ。

TBさせていただいたブログ
+ ChiekoaLibrary +
まったり読書日記

若葉の頃は終わった    ~近藤 史恵~

wakaba.jpg


キリコシリーズで一躍お気に入りの作家になった近藤史恵。
ってことで別の作品も読んでしまおうと思って
手に取った作品がこれ。

大学の頃の友人6人。
卒業した後も良く集まったりしていたが、
その中の一人瞳子が自殺をした。
その後、『私を殺さないで』という葉書きが届く。
瞳子を死に追いやったのは何か?
残り5人のうち誰かが直接手を下したのか?
それぞれが疑心暗鬼になりながら、
それぞれが彼女の死の理由に思い当たる節もあり、
それだけでこんがらがっていきそうですが、
結末は・・・。
あ、そうなの?って感じで
ちょっと拍子抜け。
結局死ぬほどのことがあったのだろうか?と
思いつつも
死しか選べなかった瞳子の哀れさだけが際立っていたかな、と。

でも、なんか登場人物がみんなウジウジしてて
その辺が気にかかりましたね。

『愛情という形で押し付けられるものは、
 拒むことができない』

確かにそうかもしれないけどさ、
拒む力も持ち合わせていないといけないんだよね。

TBさせていただいたブログ
+ ChiekoaLibrary +
苗坊の読書日記

ぶたぶたのいる場所     ~矢崎 存美~

butabasho.jpg


ぶたぶたシリーズ第3弾です。

今回の舞台は白亜のホテル グランドホテル。
そこで行われる劇「オゼロー」を軸に話しが進んでいきます。
春、テレビの脚本などを書いていた織が
実家の花屋を手伝うことから話は始まります。
その織がグランドホテルが催す
さくらまつりでの舞台「オセロー」の演出補として働くようになる
ところで話しは一度終わります。

夏、恋人と流星群を見にやってきた香奈恵は実は毎年誰かと
このグランドホテルにやってきていた。
幸せになるために流星群を見に来ているのに、
自分と一緒に来た人だけが幸せになっていく・・・
そのことに焦りを感じる香奈恵だが・・・

秋、妻と離婚し、母親と同居しだした有働。
ひょんなことからオセロー役になってしまう、
しかもデズデモーナ役は実の娘。
その偶然に驚く有働だが・・・。

冬、ホラー作家熊野井はグランドホテルで缶詰状態。
そこで見た恐ろしいものは・・・。

そしてまた春、「オセロー」の劇は成功するのか・・・。

どの場面にも山崎ぶたぶたが活躍しています。
そのぶたぶたさんも「オセロー」で重要な役を。

っていうかぶたぶたさん、今度はホテルで働いているんですね。
しかも従業員教育までしちゃって。
ほんと何でも出来るぬいぐるみだ。
今回も癒されながら
それでいてしっかり笑いを取れる作品になっています。

TBさせていただいたブログ
ほんだらけ
+ ChiekoaLibrary +

只今

東京旅行中です。
移動の途中にかなりの本を読もうと心に決めています。
すでに3日で4冊。
この調子で増やしていきます。
感想等はまた帰ってきてからにします。
「ぶたぶた」シリーズはかなり面白いです!!

ぶたぶたの食卓   ~矢崎 存美~

butanikki.jpg


見た目は愛らしいぬいぐるみだが、
中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶた。
今回は『食』に関する短編集です。
彼が作る料理は、どこか懐かしく切ない思い出の味。
大好きだった祖母が作ってくれたチャーハン、
幼い頃に憧れたお菓子、
遠い夏休みの記憶を喚び起こすかき氷…
それらが、傷つき疲れた人々の心をときほぐし、
新たな一歩を踏み出す勇気を与えてゆく―。

今回は『食』にこだわってみましたーって感じの作品です。
どれもおいしそうなんですよね。
しかもほとんどぶたぶたさんが作るんですよね。
ぬいぐるみ・・・なんだよなぁ~。でも。

ただ今回は心癒されるだけではなく、
ぶたぶたさんが抱えている苦労、というか、辛さというか、
そんな部分も垣間見えて少しだけ切なかったですね。

しかし、やはりぶたぶたさんが一人いて欲しい・・・
やはりそう考えるのはヤヴァイですか(笑)?

最後のお話は未来の話だったんですかね~?
一気にタイムワープした感じでした。

TBさせていただいたブログ
日々是平安
日々雑記
読書記録
どこまで行ったらお茶の時間
ほんだらけ
マロンカフェ~のんびり読書~

ぶたぶた日記     ~矢崎 存美~

butanikkkki.jpg


読み出したときは・・・
普通の小説かなぁ~などと思いつつ読み出したけれど、
すぐに、
『え゛っ!?』
まさしく本書に登場する人々と同じオドロキ。
そう、この物語に登場するのは
見かけはまったくのぶたのぬいぐるみ。
しかし心は良識ある中年山崎ぶたぶたさんなのである。


ぬいぐるみが普通に歩き、話し、食事をして、
しかも結婚して妻も娘(しかも2人!)いる、そんな話しを
信じる人はいないだろうけど、
この物語に出てくる人たちは、最初オドロキ、
そしてそれを徐々に受け入れていく!!んなあほな!!
でも、まぁ、読んでいくうちにそういうのもありかな、と
思ってしまう自分にも驚き。
今山崎ぶたぶたさんが前に現れても驚かないだろう。
んなこたぁない!!

で、この作品では
ぶたぶたさんが義母の代わりにエッセイ教室に通うことになるのだが、
そのエッセイ教室の生徒さんと、ぶたぶたさんとの交流がメインに
描かれています。
もちろん最初は驚くのだけど、
いつしか、普通に接するようになっていくわけです。
まさしくミラクル!!ですが・・・。

どの話しも最後にはぶたぶたさんの心遣いによって
ささくれ立っていた心が
徐々に回復していくというオチです。

あ~~ぶたぶたさんに癒されたい・・・。
そう思ってしまった自分はやはりおかしいのでしょうか?

この作品、というよりぶたぶたさんの本を紹介していた
読書ブログのおかげでこの作品にはまり込んでいきました。
感謝!です

TBさせていただいたブログ
My Rocommend Books!
どこまで行ったらお茶の時間
ほんだらけ

ミカ!       ~伊藤 たかみ~

mika.jpg


2日続けて芥川賞作家「伊藤たかみ」の作品です。

昨日読んだ作品が自殺志願者の話で
くら~い気分になったんですが、
この作品は小学6年生の双子のミカとユウスケ。
アクティブなオトコオンナのミカと
どちらかというとインドア派のユウスケ。
この二人を軸に物語りは進んでいきます。
両親の不仲、姉の家出、ミカとユウスケの関係、同級生との関係、
微妙な関係を織り交ぜながら、時におかしく、時に切なく。

児童文学と一括りにしてしまうのは勿体ない気がする作品です。

物語の中に出てくる
「オトトイ」とはいったいなんなのか?
結局最後までその正体は分からずじまいでしたが、
続編もあるようなので
そちらではっきりするのかな~と思いつつ、
続編を読んでみようかな、と思案中。

リセット・ボタンとはまた違う作品で
他の作品も読みたくなりましたね。

TBさせていただいたブログ
今日何読んだ?どうだった??
本のある生活
しんちゃんの買い物帳

リセット・ボタン    ~伊藤 たかみ~

rest.jpg


大学生の僕は自殺志願者が集まるホームページで、昔の恋人と同じ名前の「荻原ミサ」と出会う。
遺書を集中して書ける場所が欲しいと言うミサのために、自分の部屋を提供することになった僕は、
次第に彼女に恋心を抱いていく…。

自殺は許されるのか?
先日読み終わった『コンビニ・ララバイ』には
キリスト教徒の老人が愛する人を亡くしても
その後を追って自殺はできない、と悲しんでいるシーンが描かれていましたが、
立て続けに自殺に関する物語を読んで考えてしまいました。

自分はいずれ人は死んでしまうのだから
自らの命を絶つのは良いことではない、と思います。
生きている方が辛いことはたくさんあるし、
死んでしまった方が楽だと思えるかもしれない。
でも、生きているからこそ、楽しくもあり、
そして辛くもある。
そう思ったから僕は・・・。
そして今、やはり色々あるけど、生きてて良かったなぁ~と思えるのです。

この物語の最後は多分賛否両論だと思う。
でも、ぜひ読んで欲しい。
そして自分で考えて欲しい、と思う。

そんな本でした。

でも、結局ラブストーリーってことでいいんだよね?これは。

TBさせていただいたブログ
本を読んだら・・・by ゆうき

 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。