プロフィール

す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
どうか見てやってください。
TB、コメント非常に喜びます。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


ブロとも申請フォーム


フリーエリア

現在の閲覧者数:

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

デブになってしまった男の話    ~鈴木 剛介~

debu.jpg


モテモテのイケメンから、100キロを超えるデブになってしまった大介。
初めて味わうコンプレックスの重みに悩みながら
「愛」とは何か、「優しさ」とは何か
「本当の自分らしさ」とは何かを考えていく。

っていうか、
自分が100キロを超える体重になってしまったことを
何故気付かない。
たった一月で30キロをける増量が出来るのか?
しかも病院で???
すごく現実味がないような気がします。
作者の実体験を元にって銘打ってあるけど、
普通一月で30キロ増量できないでしょ?
相撲部屋でもないし、
もちろん相撲部屋なんかは栄養管理とか気をつけているから
健康的に太るんだろうけど。
入院中に30キロ増量はないだろう。
病院何してんだよ!!って感じですよね。

コンプレックスを抱えることで始めて見えてきた真実の愛。
コンプレックスを抱えることで
恋愛に対してようやく人間らしい感情をもつようになった(らしい)けど
コンプレックスを抱えている人は
そう簡単に自分を肯定できないものだと思う。
その辺をあっさり克服してしまう主人公のキャラクターの薄さに
ちょっと幻滅です。
もう少しその辺をしっかり描いて欲しかったなぁ~。

そういう細かいところは気になるけど、
後、主人公のキャラも好きじゃないけど、
一気に読み終わらせるだけの力は感じられて
別の作品も読んでみたいなぁ、と感じました。

TBさせていただいたブログ
ほんだらけ
+ ChiekoaLibrary +
スポンサーサイト

女たちは二度遊ぶ   ~吉田 修一~

onna.jpg


11編からなる短編集。

タイトルから判断すると女性が主役のように思えるけれど
実際は男たちが過去に自分に関わった女性の話しを語ると言うもの。
現在進行形ではなく、
過去の話を思い出話として語るだけ、と言ったら言い過ぎか。

短い話が多いので
割とさっと読めるんだけど、
それだけにあんまり心に残る話が少なかったかな、と思う。

唯一、『最初の妻』と言う話が
なんだか切なくて、
中学生の女の子の辛さだけが印象に残ってしまいました。

TBさせていただいたブログ
本のある生活

男は敵、女はもっと敵   ~山本 幸久~

otoko.jpg


山本さんの作品これでコンプリート?

36歳フリーの映画宣伝マン高坂藍子。
彼女と彼女を取り巻く人間模様を描いた作品。

しかし、彼の作品の中では
いちばん登場人物がいただけない。
魅力的な人間がほとんど出てこない。
どの登場人物も
なにかしら、嫌なところがあり、
素直に「この人いいひとだな」って思いが出てこない。
普通に見えて、どの人物も一癖も二癖もある人物ばかりで
読んでてちょっと疲れました。
連作短編だったからまだよかったけど、
これが長編だときっと疲れきってただろうな。

まったく面白くないというわけではないけど、
これまでの作品がいい作品が多かっただけに
ちょっと評価も辛くなるかもしれません。

くうねるところ すむところ    ~平 安寿子~

kuneru.jpg


家建てたい・・・。
っていうか家欲しい。
改めてそう思いました。

30歳OL梨央は恋も仕事も行き詰まり。
誕生日の夜に建設現場の足場に登ったはいいが、
降りられなくなり、
そばにいた鳶の男に助けられる。
男のことが忘れなれない理央はその男を追いかけて
仕事を辞めてとある工務店で働き始める。
男のことを追いかけつつも、仕事が面白くなっていく理央。
そして工務店の女社長郷子。
工務店を廃業しようとしつつも
最後はしっかり工務店を続けていく決意をしていく。
二人の女性の物語、と言って過言ではないでしょう。

とにかく家を建てるのは大変なのね。
現場での苦労なんか全然知らないから
「へぇ~、そうなんだ」と感心しながら読みました。
もちろん、そうれだけではなく、
ちゃんと理央の恋愛問題も絡めながら、
仕事と恋愛、両方に頑張ろうとする梨央の姿勢が爽やかでした。

家建てたいなぁ~。
しかし、独身しかも転勤族の自分に家を持つ日は来るのでしょうか??

TBさせていただいたブログ
かみさまの贈りもの~読書日記~

ウランバーナの森    ~奥田 英朗~

uranbana.jpg


モデルはジョンレノンですよね。
本物のジョンが実際に姿を隠していた頃の話だったっけかな?
もちろんフィクションで
こんなんだったら面白いだろうなぁ~って想像だと思うんですけど。

で、そのジョンは軽井沢でひどい便秘に悩まされていた。
耐え切れなくなって病院に行ったジョンの元に
過去の亡霊たちが現れてくる。
すでに死んだ人たちとの交信を図ることで
ジョンは自分の過去と向かい合っていく。

あ~精神世界のおはなしだぁ~。
とはいえ、そこは奥田英朗。
そんなにへんなほうにも走らずに
上手い具合に均衡を保っています。

でも、すごく彼の作品の中では読みにくい作品でした。
しかも、伊良部先生シリーズを読んだ後に読んだものだから
その差になかなか追いつけませんでした。

都立水商!     ~室積 光~

mizushou.jpg


こんな学校あり!?

水商売のプロを養成する都立高校。
その設定だけでも面白すぎる。
今の日本の教育政策からみたら絶対に実現しないだろうし、
絶対に論議されるはずもない、そんな夢(?)のような高校。
設置学科は『ホステス科』『マネージャー科』『ソープ科』『ホスト科』
『ゲイバー科』その後に『SM科』に『イメクラ科』
講師陣もその道に熟達した人たち。
『ソープ科』の朝の恒例「てこすり千回」
女性の方々には勧められない小説です。
でも面白いんです。

水商設立2年前からとある先生の退職までの12年間を追っています。
その先生の思い出話を中心に
水商がどんな学校でどんなことをやってきたのか、
徐々にわかってくるんだけど、
まぁ、結果的にはいいことしかないんだな。
それが不満なんだけど。
特に小説の半分近くを占めている高校野球の件。
長すぎたかなぁ~と言う感が否めない。
高校野球好きじゃないんです。
でも、その中で出てくる『高校野球』への想いが
自分と重なっていて共感できるところも多かったんだけどね。
(決して一般の人たちが感じている高校野球礼賛とは違う)

時に、ほろっとさせられたり、
にやりとさせられたり
『ドスコイ警備保障』と同じようにこの本にもやられてしまいました。
『ドスコイ警備保障』で初めて知った作家さんですが、
この2冊で大ファンです(笑)

実はボクも同じような仕事なんですね。
あ、水商売の方ではなくて・・。
こんな学校絶対に創れるはずはない!と分かっていても
その熱意や日々の奮闘振りを読んでいると
行ってみたいかも・・・なんて思ってしまいすね。
まぁ、今の教育政策やら見たら絶対にありえない話しだと思いますが・・・。

いや、ほんと面白かったです。

TBさせていただいたブログ
しんちゃんの買い物帳

まほろ駅前多田便利軒   ~三浦 しをん~

mahoro.jpg


直木賞おめでとうございます。
ということで読んでみました。

なんか、暗いなぁ~ってのが感想です。
天気で言えば、ずっと曇ってるって感じ。
スカッと晴れてるわけでもないし、
雨が降ってるわけでもない。
なんか降りそうで降らない、そんなもどかしい感じ。
陰気臭いというわけではないんだけど、
ずっと明るいところが見えてこなかった。

登場人物たちが何かしら心に傷を持っているから?なのだろうか?
ただ登場人物は魅力的なんですよ、ぼくにとっては。
多田も行天もルルもハイシーも。星くんも。ついでにチワワも。

話し自体は短編ものを繋ぎ合わせていった感じで
読みやすかった。
読みやすいんだけど、
それは短いからだけであって、なんというか
こうグイグイっと引き込んでいく力は
この作品では余り感じられませんでした。
短編なのに途中で休憩入れたりしたこともあったので。

最後多田と行天のシーンは予定調和ではあるけど、その部分は良かった。
結局お互いがお互いを必要としているんだろうな、というところが
伝わってきました。
あのまま何もなく終わってたらもっと不完全燃焼だったかもしれません。

直木賞?と言われれば・・・ですけど、
まぁ他の作品も読んでみたいとは思いました。

TBさせていただいたブログ
本を読む女。改訂版
+ ChiekoaLibrary +
うらひろ
まったり読書日記
活字中毒日記
苗坊の読書日記
本のある生活

ドスコイ警備保障   ~室積 光~

dosukoi.jpg


元力士たちが警備員として活躍する物語。
気は優しくて力持ち!をまさに地で行くような話しでした。

引退して廃業しなければならなくなった力士たちの
職場を確保するために理事長である『南の峰』が
計画したのは、その力士たちの体と力を有効に使える
警備会社だった。

最初はなかなか仕事がなかったけれど、ある事件をきっかけに
仕事がどんどん舞い込むことに。
有名外タレのボディーガードから
ボクシングの世紀の一戦のボディーガード。
映画にだって出ちゃうんだから・・・。

その仕事ぶりが楽しくてほぼ一気読みです。
途中で泣かせる話も挟みながら
最後まで一気に読ませる作品でした。

特に大東山の父親の話しと、その母親の話しには
涙が・・・でそうになりました。
年取るとちょっとしたことで涙腺を刺激されてしまいます(笑)

「都立水商」の方が気にはなっていたんですが、
この作品を読んだことで「都立水商」も俄然読む気満々です。

登場する人物が実在の人物と似たシチュエーションで
しかも似たような名前で登場し、
しっかり笑いを取ってます。
いやぁ~、エンターテイメント性溢れる作品でした。

TBさせていただいたブログ
ほんだらけ
今日何読んだ?どうだった??
マロンカフェ ~のんびり読書~
まったり読書日記

淋しいおさかな    ~別役 実~

lonlyfish.jpg


今から30年近く前に書かれた本です。
大人の童話、というか、
子どもにはまだ理解できないような
御伽噺です。

どれも不思議な、それでいて暖かく、
そして切ないお話しが22編収められています。

いしいしんじの『雪屋のロッスさん』と同じような系統かな~と思います。
ただこちらの方が話は長いんですけどね。

宇宙でいちばんあかるい屋根    ~野中 ともそ~

uchuu.jpg


一瞬ありえる?そんな気を起こしましたが、
やはりファンタジーです。
ありえません。
でもひょっとしたらありえるかも。
その人の気持ちが強ければ。
奇蹟は起こるのかもしれない。

中学生の私と書道教室の屋上で出会った星バァ。
嫌味や小馬鹿にした態度に腹を立てつつ
なぜか星バァは心の隅にしっかりいついていた。
そして星バァのおかげで私は少しずつ強くなっていくのだった。

良かった。
感動にむせび泣くってことはなかったけど、
最後はあざとさも少しあるけど、
それでも心の奥がほんのり暖かくなるような
そんな物語でした。

TBさせていただいたブログ
+ ChiekoaLibrary +
書評風-読んだら軒並みブックレビュー
もみじの本屋

真珠色のコーヒーカップ    ~赤川 次郎~

shinjyu.jpg


毎年9月になると待ち遠しい文庫があります。
それがこの『杉原爽香』シリーズ。
ついに19作目です。
毎年確実に登場人物がひとつずつ年を取っていくこのシリーズを
待っている人も多いかと思います。

今回も爽香は事件に巻き込まれます。
本当に毎年必ず事件に出くわして命がいくつあっても足りないんですけど、
まぁ、そこは小説の世界だってことで。
最近では事件そのものよりも
彼女を取り巻く人間模様の方が色濃くなっているような気がします。
そしてその周りの人間がどうなっていくのか、どう変わっていくのか、
というのも実は楽しみだったりします。
シリーズ当初から登場している人もいれば、
途中で消え去った人、途中から重要な人物になってきた人。
そこを読んでいくだけでも
19年の言う月日の流れを感じることが出来ます。
ほんと大河ミステリーって感じです。

事件自体は今までのもの比べると
小粒な感じです。
あ、そう、ってな感じで解決しちゃいます。
やっぱりその周りの人物の人間模様が重点的に語られているような
気がします。

新たにメンバーになりそうな人物も出てきたし、
爽香と明夫の中をかき混ぜそうなあの子も帰ってきたし、
来年の作品が今から待ち遠しくてたまりません。


ひなた    ~吉田 修一~

hinata.jpg


男女4人がそれぞれ話しを進めていく。
春夏秋冬で1年間をそれぞれがそれぞれの立場で
他の3人と周りを取り囲む人々の現状も踏まえながら話を続けていく。

それぞれが何かしら不安や悩みを抱えながら、
日々の生活を送っている。
そこに誰しもがもつ不安感や焦りなんかが上手くちりばめられているような気がする。
まぁ、あんまり出生の秘密を持っている人は少ないかもしれないけど。

あるひとりが言う
「女が働き続けるのには理由がいる。」
多分結婚している女性のことだと思うけど、
普通に満たされていたら
働かなくてもいいんじゃない?みたいな。
それが彼女の悩みだったりしたんだろうな、と思う。

ただ、筆者がどう思っているか知らないけれど、
これは女性を軽く見てるよね・・・って感じがしました。
問題提起かもしれないし、実際そう思っているのかもしれないんだけど。
彼の作品には時々「?」って思う表現があって
それが本人の気持ちなのか、問題提起なのか、未だにつかめません。
まぁ、自分が大げさに考えているだけかもしれませんが。

タイトルは「ひなた」ですが、
明らかにこの4人は日陰の部分が多いような気がします。
だからこそ彼らに必要なのは「ひなた」なんだろうな、って思います。

あ~でも、今まで読んだ彼の作品には
よくゲイもしくはゲイ的行動が描かれてます。
必要性・必然性があるのか?どうなのか?
単に話のアクセントとして使いたいのか?
非常に微妙です。

TBさせていただいたブログ
+++ こんな一冊 +++
+ ChiekoaLibrary +
本のある生活
ナナメモ
活字中毒日記!
かみさまの贈りもの~読書日記~

ひさしぶりにさようなら     ~大道 珠貴~

hisashi.jpg


世にもだらしない家庭で育った都。そこから脱出しようと結婚するが、夫も彼女同様に怠け者。身に染み付いた怠惰さは直ることなく、なんとなく出産し、子育てするが……。

本当にだらしない、っていうか、
こんな夫婦の下に生まれる子がかわいそうだな。
完全にネグレクト状態とまではいかないけれど、
それに近い感じのする夫婦の物語。
読んでいて、イライラしっぱなし。
それでも最後にはなんとか明るく終わるんじゃないかと思いつつ
やっぱり最後までだらしないままの夫婦であった・・・。
ついでに周りの人間もだらしない。
唯一まともそうなのが夫の母親なんだけど、
やっぱり少しずれているような気がする。

おそらく現実にこんな夫婦がいたら・・・
そこから事件が生まれるんじゃないか、と
そんな気にもなりました。
楽して生きる、これが人生の目的のように生きている夫婦。
人生ってそうじゃないんだよ、という反面教師として
この作品を読んでくれ、って言う作者の意図だろうか?
なかなかそうは思えないんだけどなぁ~。

もう一編『いも・たこ・なんきん』という作品に出てくる
男もどうしようもない男です。
なんだか、これは誰にでも読める作品じゃないよなぁ~。
読み手を選ぶ作品、作家のような気がしてきました・・・。

トモ、ぼくは元気です     ~香坂 直~

tomo.jpg


小学生最後の夏休み。
兄トモのことで、家を壊してしまった僕は、
大阪の祖父母の家に預けられた。
そんな僕の前にコテコテの大阪弁を話す双子の姉妹が現れて--。

すごいよかった。

小学6年生の和樹には知的障がいのあるの1つ年上の兄トモがいる。
ある日、学校からの帰り道、虐められているトモに遭遇するが、
助けることもなく、その場から走って逃げてしまう。
帰宅後、母親に連れられて帰ってきたトモ。
そして、母親は和樹にトモと一緒の中学校に行って
トモを守ってくれと懇願する。

そのコトバにキレた和樹は家を壊した・・・(といっても母親の縫った
おパッチワークのソファー掛けをはさみで切っちゃったくらいだけど)

和樹の気持ちが痛いほど分かる。
近親者に心身に障がいをもった人がいると
周りの視線が気になるし、
周りの容赦ない行動に打ちのめされることがままある。
それを小学6年生の子どもが耐えられるわけはないと思う。
だから逃げるために
私立の中学校を受験しようとする和樹の気持ちを誰も責められるものではないと思う。
もちろんもっと年齢がいってるのであれば非難されるかもしれないけど。

そんな和樹は夏休みの間大阪の祖父母の元へ送られる。
そこで向かいの和菓子屋の孫娘たちと
地元の商店街で行われる伝統の一戦に巻き込まれていく。
その伝統の一戦とは・・・・内緒。

最後はスカッと終わります。
和菓子屋の末の孫娘が
トモと同じように障がいをもっており、
その子を通して、伝統の一戦を通して
和樹はトモとの関係を改めて見つめなおす。
そしてトモのことをありのまま受け入れようとする
その姿にちょっと感動です。

和樹と孫娘の夏美の淡い恋心・・・
和樹は全然気付いてないようだけど、
心がほんわかとしました。

児童文学だけれど、大人が読んでも十分通用する作品だと思います。

読書日記
しんちゃんの買い物帳

今日買った本

まだ家には読んでない本がたくさんあるというのに、
今日も買ってしまいました。
上2冊は本屋で、下3冊は古本屋で。
そう金額はかかってないかな~と思うんだけど。
下3冊は900円だったし。
図書館には仕事があってなかなか行けないので
結局古本屋とかオークションと利用しちゃうんだよなぁ~。

tomo.jpg
 


snowdome.jpg



uchuu.jpg



bokuno.jpg
 


yuukai.jpg

さくら    ~西 加奈子~

sakura.jpg



う~~ん散漫、ってのが感想です。
感動できる!なんて書評があったり、周りの人間も
これ感動するよ!なんて言い合っていましたが、
正直「どこが?」って聞き返したくなるような作品でした。
いや、面白くないというわけではなくて、
ただ感動の押し売り的な売り出し方が気に入らないだけかもしれません。

結局何が言いたいのか?
これに尽きると思う。
スーパースター的な兄。
美貌の妹。
父母にしてもかっこよかったり、美人だったり、
そんな中、僕だけが普通。
でもそれでいいんだ、って・・・そうか?
普通、そんな兄がいたら憧れもあるけど、嫉妬もすごいと思うよ。
うちには兄がいるから良く分かるし、
もしうちのアニキがかっこよすぎるくらいかっこよくて
自分が普通すぎるくらい普通だったら
ある時期、絶対に嫉妬する。間違いなく。
西さん、男の子の心理分かってないのかな?

そして何故に兄を自殺に追い込ませたのか。
それまでの幸せを絵に書いたような家庭と
兄が事故に遭ってからの不幸を絵に書いたような家庭。
その対比で何を描こうとしていたのか?
そこが見えなかったです。

何があっても家族はひとつなんだよ、って言いたかったのか、
それなら兄を死なせなくても事故に遭わせるだけで十分だったような気が・・。

ゲイだとかレズだとか、この物語を進める上で
必要だったのかな、と思う。

長いだけで散漫。
もう少し、エピソードを絞って深く描いた方が
もっとよかったんじゃないかな、と思います。

TBさせていただいたブログ
本を読む女。改訂版
本を読んだら…by ゆうき
本のある生活
苗坊の読書日記
かみさまの贈りもの~読書日記~
ナナメモ

東京バンドワゴン   ~小路 幸也~

tokyobandwagon.jpg


下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」。
ちょっと風変わりな四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を
解決する。
おかしくて、時に切なく優しい、下町情緒あふれる春夏秋冬の物語。

そんな話し。

とにかく登場人物が多い。
そしてそれぞれが活躍したり、問題を起こしたりするので
感覚が開いてしまうと
どんな話だったかわからなくなってしまいます。
それはこちらの理解力の乏しさのせいかもしれませんが。

語り手は
もう他界してしまっているおばあちゃん。
彼女の夫が一家の大黒柱で
その息子と(モデルは内田裕也さんですか?)
孫3人、孫の嫁そしてひ孫が2人の大所帯。
そこにもう一人の孫の婚約者。
多すぎますよ。
語り手のおばあちゃんも戸惑ってるんじゃない?
ただ、一人ひとりの性格付けはしっかりしているので
読み手にも混乱は起こりませんけどね。

この一家に大小さまざまな問題が持ち込まれ、
といっても家族の仲が壊れるような問題じゃなく、
周りの問題なんだけど、
なぜかそれをこの一家が解決していっちゃう、そんな話です。

読み進めていって
何故だか懐かしい、そんな感じを持ちました。
うちは3世代同居の家だったから
そう感じたのかもしれません。
ノスタルジックな感慨にふけることの出来る一冊でした。

物語自体は
語りがおばあちゃんだからか、
柔らかい感じで
ものすごく読みやすいものでした。
そこへんに好き嫌いがでるかもしれませんが。

孫の名前が 藍子 紺 青 というのも筆者のこだわりでしょうか?
すべて青系統の色でまとめられているとこがなんか、いいですよね。

TBさせていただいたブログ
rocketbooks
ひなたでゆるり
日々読書2006
活字中毒日記
ナナメモ
どこまで行ったらお茶の時間
+ ChiekoaLibrary +
本を読んだら・・・by ゆうき
+++ こんな一冊 +++
読書記録
まったり読書日記
本のある生活
本を読む女。改訂版
モンガの独り言

八月の路上に捨てる    ~伊藤 たかみ~

hachigatsu.jpg


暑い夏の一日。僕は30歳の誕生日を目前に離婚しようとしていた。
愛していながらなぜずれてしまったのか。
現代の若者の生活を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を明るく軽やかに描く芥川賞受賞作!

そんな内容です。

まぁ、離婚届を明日提出しようとしている敦という男と
離婚を経験し、女手ひとつで子どもを育てている水城という女。
二人が自販機の飲み物を配達しながら
そのトラックの中で交わされる敦の離婚話。
何気ない会話なのに
男女の心の機微が見事に表されていると思う。
愛し合っていたはずなのに、心がずれていった二人。
どちらかというと敦の妻である知恵子の方の心の痛みが
理解できちゃうんですよね。
分かってくれない敦に対しての複雑な心理が
上手く描かれていると思いました。
多分、知恵子の行動を理解できない人の方が多いかもしれないけれど。

芥川賞なんですよね。
これまで芥川賞とはものすごく相性が悪かったんで
この本もきっと途中でイヤになるだろうと思って読んでいたんですが、
今まで読んだ芥川賞の作品の中では
比較的読みやすい作品でした。

TBさせていただいたブログ
かみさまの贈りもの~読書日記~
まったり読書日記

 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。