
小学生最後の夏休み。
兄トモのことで、家を壊してしまった僕は、
大阪の祖父母の家に預けられた。
そんな僕の前にコテコテの大阪弁を話す双子の姉妹が現れて--。
すごいよかった。
小学6年生の和樹には知的障がいのあるの1つ年上の兄トモがいる。
ある日、学校からの帰り道、虐められているトモに遭遇するが、
助けることもなく、その場から走って逃げてしまう。
帰宅後、母親に連れられて帰ってきたトモ。
そして、母親は和樹にトモと一緒の中学校に行って
トモを守ってくれと懇願する。
そのコトバにキレた和樹は家を壊した・・・(といっても母親の縫った
おパッチワークのソファー掛けをはさみで切っちゃったくらいだけど)
和樹の気持ちが痛いほど分かる。
近親者に心身に障がいをもった人がいると
周りの視線が気になるし、
周りの容赦ない行動に打ちのめされることがままある。
それを小学6年生の子どもが耐えられるわけはないと思う。
だから逃げるために
私立の中学校を受験しようとする和樹の気持ちを誰も責められるものではないと思う。
もちろんもっと年齢がいってるのであれば非難されるかもしれないけど。
そんな和樹は夏休みの間大阪の祖父母の元へ送られる。
そこで向かいの和菓子屋の孫娘たちと
地元の商店街で行われる伝統の一戦に巻き込まれていく。
その伝統の一戦とは・・・・内緒。
最後はスカッと終わります。
和菓子屋の末の孫娘が
トモと同じように障がいをもっており、
その子を通して、伝統の一戦を通して
和樹はトモとの関係を改めて見つめなおす。
そしてトモのことをありのまま受け入れようとする
その姿にちょっと感動です。
和樹と孫娘の夏美の淡い恋心・・・
和樹は全然気付いてないようだけど、
心がほんわかとしました。
児童文学だけれど、大人が読んでも十分通用する作品だと思います。
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