
大学に希望いっぱいで入学した井上快人。
親に頼りたくなくて一人下宿生活をすることに。
親の脛をかじりたくないので、家賃の安いオンボろアパートを借りることに。
が、それが間違いの元だった・・・。
そこには一風変わった大学の先輩たちが・・・。
まず、この主人公が面白い、というか、変わってる。
本人はまともだと思っているが、
どう見てもイマドキフツーほ大学生とは大きく変わってる。
小学生のころに言われた「早寝早起きを心がけましょう」をいまだに忠実に守り
午後9時には就寝し、午前6時には起床。
そのためコンパにも出ず、
9時に寝るために銭湯もあきらめてしまうほどの変わり者。
そして心を落ち着かせる時には写経・・・。
素晴らしく健全(?)な大学生なんだけど、
やはりどこかずれてます。
そんな快人が経験する不可思議な物語。
自縛霊の仕業と恐れられる自動車事故、プールに出没する河童等々。
その謎を幼馴染の春奈と大学の先輩の長曽我部と解き明かしていく。
この先輩も超不可思議な人間。
大学もいったい何年通っているのか分からない。
いつの間にか学部も変わっちゃったりしてます。
オカルト大好き人間で、アクセサリーはすべてオカルトグッズ。
胸に変な模様を書き込み、
でもそれが消えてしまうと至極全うな人間になったりもする。
冬には冬眠をし、しばらくの間姿を消したり、
快人以上に超変な人物で
快人も彼に振り回されながらも1年を過ごしていくのです。
彼の謎な存在がこの物語をさらに面白くさせていますね。
はやみねさんは児童文学を書かれる方のようですが、
この作品は大人も十分に楽しめる作品です。
謎も日常の謎を取り扱い、決しておどろおどろしくないのですが、
先輩と快人、そして春奈のカラミが非常に面白いのです。
今後のこの3人の活躍が楽しみな作品です。