プロフィール

す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
どうか見てやってください。
TB、コメント非常に喜びます。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


ブロとも申請フォーム


フリーエリア

現在の閲覧者数:

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

雨の恐竜   ~山田 正紀~

amenokyouyuu.jpg


ミステリーYA!シリーズの一作。

子供向けだからか、
ミステリーの要素だけではなく
ファンタジーの要素も多分に含まれている。
が、どちらも中途半端になってしまったような気がする。
最後の謎解きもあっけないものだったし、
結末に何の影響も与えないような
挿話は入れる必要もなかったのではないかと思う。

終わりもまだ先があるような感じで終わって
読後感も中途半端な感じでした。
ページ数が多くて
途中何度も挫折しそうになりましたが、
最後まで読み終わって、
疲れた…という感想しか残ってません。

主人公の3人の女子中学生のキャラクターも
あまり生かされていないような気がするし、
もったいないなぁ~という感想です。
ミステリーYA!シリーズですが、
2冊読んでみて、あまり自分には合わないかな?と感じ始めてます。
でも今後の作家陣を見ても豪華なんだよな~。

TBさせていただいたブログ
ほんだらけ
スポンサーサイト

あかね色の風/ラブ・レター   ~あさのあつこ~

akane.jpg


あかね色の風モラブ・レターも小学生の女の子が主人公。
あかね色の風では、
陸上を辞めて自棄になった遠子と大阪から転校してきた千絵の
決して馴れ合い的でない友情を描き
ラブ・レターでは、
大好きな男子にラブレターを書いて渡そうとする愛美の
純真さを描いている。

どちらの物語も読んでいてつい微笑んでしまうような
そんな話だった。
決して明るい話ではなく、
千絵の父親はアルコール依存症で入院しているし、
遠子は走ることをあきらめてしまって心に陰を作っているような
女の子だし、
愛美もちょっとした悩みを抱えながら毎日を送っている。
楽しいばかりの毎日ではないのに、
悲壮感が漂わないのは
あさのさんの子供たちに向ける温かいまなざしのせいだろうか?

ただ、あかね色の風に出てくる
いかにも体育教師って感じの陸上部顧問には
やはり腹が立ちましたね。
こういう何も分かってない教員が子供を
追い詰めていくんだろうな。
自戒の念を感じつつこうならないようにしないと、って思いましたね。

幸せな嘘   ~きむらゆういち~

happylie.jpg


『あらしのよるに』のきむらゆういちが書き下ろす純愛小説。

展開が余りにもベタ過ぎる。
ドラマ制作の前に逃げ出した新進脚本家と
逃げ出したところで出会った一人の女性。
最初は反目しあっていたが
あるときをきっかけに恋人同士に。
すれ違いを重ねながら
最後はハッピーエンド。

以前にも同じような小説やテレビドラマを
何度も読んだような、見たような、そんな感想を持ちました。
展開は読めるし、
最後はこうなるだろう、って言うところも予測できる。
まぁ、安心して読める作品ではあるけれど、
それ以上のものではない。

どのエピソードも使い古された感が否めないが、
悪くはないと思う。

卵の緒   ~瀬尾 まいこ~

egg.jpg



『卵の緒』と『7's blood』の2作品を収録。

自分のことに置き換えると
確かに『僕は捨て子なの?』って聞くと
『お前は橋の下から拾ってきた』と言われてたな。
でも、本当に捨て子だったらそんなことは言えず、
ただうろたえてしまうだろう
そんなところから始まる『卵の緒』は妙に心に残る作品だった。

でも、もちろん捨て子ではないんだけど、
そこには深い事情があって、
育生という男の子はある女性に育てられることになるんだけど、
この女性、すなわち育生の母がすごく素敵な女性にも
無謀な女性にも思えてしまう。
女性でこんな感情になる人ってどれだけいるんだろうか?

でも愛情いっぱいに育てられたことは良く分かる文章でした。
血のつながりではなくて、
もっと深いところで愛されている、愛しているということは伝わってきた。

もう一作品では、今度は血のつながりはあるけれど、
本妻と愛人の子として育った二人の姉弟の話。
微妙な関係ではあるけれど、
こちらは血のつながりの確かさを描いていて、
対照的な作品だったけれど、
これもなかなか良い作品でした。

TBさせていただいたブログ
ひなたでゆるり

初恋温泉   ~吉田 修一~

hatsukoi.jpg




温泉旅行。
離婚や不倫、婚前、高校生のデート等で訪れる温泉地。
それぞれの想いをこの旅行でどう昇華させるのだろう?
最後まで読んでも
その部分が曖昧で、
なんだか、後は自分で想像してくれと放り出された気分。

なんだか後ろめたく
苦しく辛い話が多かったな。
これが吉田さんの持ち味といえばそうなのかもしれないけど、
たまには
からっとした話も読んでみたいと思う。

TBさせていただいたブログ
本のある生活

鹿男あをによし   ~万城目 学~

shikaotoko.jpg


『鴨川ホルモー』で大ブレイク!(個人的にですけど)
舞台は京都から奈良へ。
卑弥呼の謎まで飛び出して、
鹿男は頑張ります。

いやぁ~、この世界観、好きです。
事実と虚像が入り乱れ、
今回も思いっきり楽しませてもらいました。
舞台背景が似ているということで、森見さんと比較されそうな感じですが、
森見さんとはまったく違う、
読み手を選ばない、面白さがあると思う。

奈良の観光案内も兼ねているようなこの作品。
京都も良いけど、奈良も良いね~、などとすぐに感化されてしまいました。

物語自体も『鴨川ホルモー』同様
荒唐無稽、しかし、現実的な部分もあり、興味をそそられる。

どのキャラも面白く、捨てキャラがないような気がします。

自分は「堀田イト」にぞっこんですな。

TBさせていただいたブログ
しんちゃんの買い物帳
粋な提案
ひなたでゆるり
今日何読んだ?どうだった?
ナナメモ
かみさまの贈りもの~読書日記~
ほんだらけ
いつか どこかで
本のある生活
苗坊の読書日記
日だまりで読書
日々の書付

ドラマデイズ   ~吉野 万理子~

dramadays.jpg


OL茉由子はとあるテレビ局主催のシナリオコンクールで佳作に入賞する。
脚本家になることを目標にしてきた茉由子はこの入賞に浮かれ立つ。
しかし、そんな彼女であったが、
なかなか脚本家としての仕事は回ってこない。
その前段階のプロットライターとして仕事を回されるが、
どの作品もダメ。
しまいにはPにセクハラ攻撃は受けるは、
会社ではなんだかスパイ容疑までかけられるは、
本業にしたい脚本の方もさっぱり。
それでも恋の予感に胸膨らむ。
が、それもやっぱり横槍が入り、成就せず。
そんな茉由子に明日はあるのか・・・。

吉野さんといえば、
同じようにOLからシナリオコンクールに入選した方ですが、
茉由子と違うのは実際に脚本家としてデビューし、
現在はこの作品も含めて小説家としても活躍中の方です。
なので、この作品は半ば自叙伝風?な感じですが、
さて、どこまでが事実なのやら・・・。

物語自体は
脚本家になるべく奮闘する茉由子と
OLとして仕事をする茉由子と
偶然であった俳優のタマゴとの恋愛(結構一方通行?)など
盛りだくさんの内容ですが、
どれもが散発な感じにならず
いい感じで展開していって、読んでてかなり面白かったですね。
ちょっとした裏情報なんかも盛り込まれ、
ギョーカイ好きならたまらない?
(そこまで大げさではないですが)

『秋の大三角』でう~んと首をひねったんですが、
この作品はかなり面白く読ませてもらいました。

TBさせていただいたブログ
粋な提案
まったり読書日記
ナナメモ

まんまこと   ~畠中 恵~

manma.jpg


畠中恵の新作。
お江戸を舞台にして町名主の放蕩一人息子、麻之助の
活躍を描く時代物。

時代物でちょっとした謎解きメインのお話とくれば
「しゃばけ」シリーズを思い出すけれど、
この作品では妖たちは出てきません。
それがちょっと残念ですが(笑)
16までまじめ一本やりの麻之助は、ある時から放蕩息子になってしまい、
親や回りのものからも心配される始末。
そんな麻之助が悪友である清十郎、吉五郎などと
町で起こるちょっとした事件を解決していく。
やはりどこかで「しゃばけ」シリーズを連想させて
ちょっとインパクトが弱い。
もう少し設定を変えてもらうともう少し入り込めたかな、と思う。

ただ、面白くないわけではなく、
麻之助や清十郎、吉五郎3人の関係や
麻之助とお由有という女性との微妙な関係、
許婚となるお寿ずという女性との関係など
人間関係もより深く描かれているし、
江戸時代の生活なんかも少し垣間見られるし、
十分読み応えはあると思う。

粋な提案
ナナメモ
まったり読書日記
+++こんな一冊+++
かみさまの贈りもの~読書日記~
本読み日記
苗坊の読書日記

パートタイム・パートナー   ~平 安寿子~

parttime.jpg


進藤晶生 28歳 仕事 パートタイム・パートナー

女性と過ごし、女性の気持ちを和ませてお金を貰う
デート屋家業を営む晶生だが、依頼は少ない。
昔勤めていた女上司を伝に数人の女性とデートをこなす。
その女性も10代の女子から75歳のおばあちゃんまで。
しかし、晶生はこれが自分の転職とばかり
どんな女性に対してでも、ビッグスマイルを提供する。

体の関係はなし、あくまでも女性を楽しい気分にするデート屋。
10代の女の子と遊園地デートをしたり、
40代の女性と墓地で花見デートをしたり、
75歳の女性の夢であるクリスマスパーティーに付き合ったり。
さていったいどうなの、これ?って疑問が頭の中に一杯。
月に一人くらいしか依頼がない、
開店休業中のデート屋で、生活が成り立つわけでもないが、
そこはフィクションの世界だし、
こんな仕事があってもいいかな、とは思うけど。

必ずしもいい仕事ばかりではなく、
自分の仕事を否定されたり、
金を盗まれたり、
ぼこぼこにされたり、
それでも仕事を辞めようとしない晶生の成長物語と
位置づけてもいいのかな、と思う。

男女関係をさらっと描きつつ
女性の微妙な心理をうまく突いた作品でした。

でもこの仕事はいくつ体があっても持たないような気がします。

TBさせていただいたブログ
読書、むりかい。

ぼく、オタリーマン。   ~よしたに~

ota.jpg


久々漫画です。

オタリーマンってあるからおたく満載なのかと思ってみたkれど、
実際にはそこまでおたく満開というわけでもなく、
28歳のSEの日常、
まぁ、どちらかといえば、決して体育会系とはいえない
独身男の日常(特に会社ネタ)を自虐ネタを交えながら描いている。

でも、あ、これって俺もあるなぁ~と思わせるネタが満載で
読んでて「くすっ」と笑えるものもあれば、
同じように悲哀を感じてしまうものまで
誰にでも経験あるような話が多いです。

割と面白い漫画でした。
次回作も出たら買いかなぁ~、と思わせる漫画でした。

千年樹   ~荻原 浩~

sennenjyu.jpg


千年間生き続けた巨大なくすの木。
その萌芽から伐採されるまでの千年間で
くすの木が見続けてきた人間たちの物語。

全8話からなる連作短編集。
1篇の中に二つの時代の話が交互に入るのだけど、
その二つの時代の話が絶妙にリンクしあっている。
そして全ての話が時間軸がずれてはいるが、
しっかりリンクしあっていて、
千年樹をめぐる人々の話が綴られていく。

本当に切ない話のオンパレードでした。
特に過去の話は、現代に生きる我々には想像もできないような
辛く悲しい出来事ばかりで、
思わずページをめくる手を止めてしまったり。
だからといって現代の話で救われるのかというと、そうでもなく。

決して癒しの樹ではなく
時に人間に対して悪意を持った目で人間を見続けている、
そんな感覚を持たせる話でした。

TBさせていただいたブログ
ほんだらけ
ナナメモ
まったり読書日記
粋な提案
かみさまの贈りもの
日だまりで読書

家日和   ~奥田 英朗~

iebiyori.jpg


ネットオークションにはまる専業主婦。
会社が倒産し、主夫となる営業マン。
妻が家を出て自分の趣味をいかした部屋つくりをする夫。
在宅でDMの宛名打ちの内職をし、家にやってきた若い営業マンとの
淫らな夢におぼれる主婦。
仕事を変わってばかりの夫を持つイラストレーターの妻。
「ロハス」に凝り始めた妻を持つ小説家の夫。

ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。
家とはずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。

インターネットにはまる主婦を描いた「サニー・デイ」には
共感しまくり。
ネットオークションに出品し、落札され、良い評価をもらえると
マジで嬉しいし、
評価付かなかったりするとマジでへこむ。
まぁ、この主婦のように綺麗にはならないけどさ。
はまってしまう恐ろしさはあるけれど、その魔力はすごいのである(笑)

男の側からすると
「家においでよ」の自分の趣味を追及しようとする男の気持ちも良く分かるし、
「ここが青山」の主夫業に目覚めてしまった男の気持ちも良く分かるんだな。

自分は一人暮らしなので、この二人の
たとえば、インテリアに凝ったり、自分の趣味のものを気兼ねなく
集めたり配置したり、
料理に目覚めてしまったり、選択掃除が楽しくなったり、
そんな毎日に共感を覚えるんだけど、
もし結婚したりすると
やはり家は主婦のものになってしまうんだろうか?

う~ん、
奥田さんの新作だけど、
本当にこちらの微妙な心理をうまく突いた面白い小気味のいい小説だった。

TBさせていただいたブログ
ほんだらけ
粋な提案
まったり読書日記
かみさまの贈りもの~読書日記~
道草読書のススメ
本のある生活
ナナメモ
日だまりで読書

タイムカプセル   ~折原 一~

timecoupsel.jpg


中学卒業のときに埋めたタイムカプセル。
10年後に開けようと交わした約束。
その10年後、タイムカプセルを埋めたメンバーの元に
タイムカプセルを開ける事を知らせる奇妙な手紙が次々と届く。
その謎を解き明かそうとする一人の女性。

しかし彼女を除く5人には共通の秘密の過去があり、
不安に駆られながら、その日を待つ。
そしてタイムカプセルを開ける当日がやってきた。

一言で言うと冗長。
長々と書いてあるわりには結末はあまり面白いとはいえない。
色んなところに伏線らしいものを敷いてはいるが、
結局それは物語の鍵にもならない程度のもので、
いったい何のためにこの場面が?と後になって思った。
それが重要な鍵になるのでは?と思ってたものが、
その後何も語られなかったり、
何事もなかったように話が展開していったのが、
なんだかな~??って感じでした。

タイムカプセルを題材に話を作りたかったようですが、
あまりタイムカプセルの重要性が
この話では感じられなかったような気がします。

TBさせていただいたブログ
しんちゃんの買い物帳

わらの人   ~山本 甲士~

wara.jpg


ふと入った理髪店。寝ている間にすごい髪形に。本人も周囲も戸惑うが、その髪型のおかげで人生が変わる。

理髪店の女主人が主人公ではないのだけれど
間違いなく陰の主役であることは間違いない。
初めて店に入った客に心地よいマッサージを施しながら
客に似合う髪型を作り出していく。
もちろん客は最初のうちは唖然とするが、
その後の人生を、これまでの人生を変えてしまうように
性格まで変わってしまうのである。

会社や家庭で言いたいことも言えず、
不満をためていた人物たちが、髪形が変わるだけで
面白いように性格まで変わってしまう。
でも、それは悪い変化ではなくて、その人にとって最高の変化である。

髪型を変えるだけで、人生そのものが変わるとは思わないけれど
何かのきっかけには十分なりうる。
そんな話でした。

読後感は爽快。
こんな風に性格まで変われるんだったら
髪型変えちゃうよ~、って思うんだけど。

最近坊主にしてしまったけど、
今のところ変化はありません。
さすがに小説のようにはいかないようです(笑)

TBさせていただいたブログ
ナナメモ

 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。