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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
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ちんぷんかん   ~畠中 恵~

chinpunkan.jpg


しゃばけシリーズ第6弾。
前作は長編でしたが、
今回は短編5篇。

いきなり一太郎の住む長崎屋が火事に遭い、
煙を吸ってしまった一太郎はそのまま三途の川へ。
危うく死にかけた一太郎。
もちろん何度も死にかけた一太郎、
今回も三途の川の鬼たちを振り払い無事に生き返る。

他にも広徳寺の坊主の話や
兄松之助の婚姻話。
母おたえの恋物語。
そして最後は花びらの化身との淡い恋?

今回も病弱ながら活躍を・・・
と思いましたが、
わりと活躍したのは周りの妖たちでした。
鳴家たちはやっぱりかわいいですね~。
最初は不気味だったのに
最近は鳴家たちが活躍してくれないと
物足りなくなってきました。

最後の話でもしかしたら
しゃばけシリーズいよいよ終焉か!?と思いましたが、
きっとまだ続いてくれるんですよね。

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うそうそ   ~畠中 恵~

usouso.jpg


しゃばけシリーズ第5弾。
病弱な一太郎がなんと旅に出た。
しかも箱根へ。
ちょっとそこらへんに行くのとは訳が違う。
二人の手代=仁吉と佐助、兄の松之助とのたびに心逸る一太郎だったが・・・。

第1作に続く長編でしたが
ちょっと中だるみしたかな?

養生するための湯治に出かけたのに、
何故か騒動に巻き込まれた一太郎が
その騒動を解決する。
まぁほとんどは二人の手代仁吉と佐助の活躍のおかげでもあるんですが、
今回はわりとしっかりとした一太郎がちょっとだけ
見られたんじゃないだろうか?
もちろん、最後は相変わらずの一太郎でしたけど。

長編ということもあってちょっと色々盛り込んだかな?という感も
否めませんが、
それでもしゃばけシリーズは面白いですね。
今回は鳴家と印籠の付喪神の獅子が活躍して
そちらの方も楽しかったです。

見えない誰かと   ~瀬尾 まいこ~

mienai.jpg


作家であるのと同時に教員でもある瀬尾さんのエッセイ。
学校のこと、
生徒のこと、
仕事のこと、
家族のこと、
友だちのこと、
それぞれ短いエピソードの中で
キラッと光ってます。

同じ仕事をしているので
教師としての瀬尾さんの思いはかなり理解できるし共感できる。
本当に大変だけど、
本当に楽しい。
毎日同じことは起こらない。
毎日が変化に富んだ生活で、
こちらの思いが通じなかったり、
変に誤解されちゃったり。
うまく行くことばかりじゃなくて
それこそ辞めたいと思ったこともある。
瀬尾さんのエッセイを読んでいると
すごく昔の自分を見ているようで、懐かしくもある。

いろんな人との縁があって
今の自分があるんだ、ということを
改めて知らしめてくれる作品でした。

小説もいいけど、
こんなエッセイもいいよね。

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タンノイのエジンバラ   ~長嶋 有~ 

tannoi.jpg



同じ団地の隣家に住む風変わりな女の子の世話を押しつけられた男と彼女との、ひと晩の交感を描いた「タンノイのエジンバラ」。
 3人姉弟と義理の母親との確執を描いた「夜のあぐら」。
 半年前に結婚した主人公と妻、半年前に離婚した主人公の姉の3人組によるバルセロナ観光の物語「バルセロナの印象」。
 パチンコ屋の景品係としてアルバイトをする主人公女性のバイト仲間との日常にスポットを当てた「三十歳」。

 この4編からなる短編集である。
 なんていうか、主人公の不安定さを描かせたら
 上手いなぁ~という印象。
 どの主人公も周りから見たら、いい加減に生きていそうで
 真摯な姿勢というものが見えない。
 しかし、それは印象であって
 実際には悩み苦しみもがきながら
 日々を生き抜いているという姿も垣間見られる。
 不安定さの上にしっかりとした自我を持ちつつ
 「これでもいいんだ」なんていう力強さを感じさせてくれる。
 まぁ、一見本当に「ちゃんとしろよ!」って言いたくはなる姿なんだけどれど。

しずく   ~西 加奈子~

shizuku.jpg


そうか、あなたがいたんだ。疲れた心を優しく照らす、
ちっぽけでいとしい奇跡。

そうか、あなたがいたんだ。
迷っても、つまずいても、泣きそうでも。
人生って、そう悪くない

幼馴染。
老婦人と小説家。
30女と7歳の女の子。
自分を偽る女と嘘をつく女。
猫2匹。
娘と母。

女同士のたわいのない、日常と非日常を綴った短編集。
彼女の作品はこれですべて読んだけど、
この短編集が一番よかったかも。
どの話も女同士を描いているので
微妙に心理状態やら何やらは分かりかねるけれど、
そこに流れる雰囲気は決して悪くはなかった。
どこにでもある話のようで
でも男同士だとさらっと流してしまいそうな、
近くて遠い、遠くて近い、そんな二人の関係を
見事に描ききっていると思う。

30女とその恋人の娘との交流を描く『木蓮』
最後の本音を語るあたりからものすごく面白くなった。
娘と母親の交流を描く『シャワーキャップ』
娘の最後の涙の意味は良く分かる。

この2作が特に好きです。

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モップの魔女は呪文を知ってる   ~近藤 史恵~

majyo.jpg


待望のキリコシリーズ第3弾。

スポーツジムで起こった火傷事件。
飼い猫が入れ替わった事件。
病院内に見つかった魔女の話。
妹を誤って殺してしまった女実業家の話。

今回もちょっとした事件をキリコが解決していく・・・。
はずなんだけど、
今回はあまり表立って活躍はしていません。
もちろん、謎解きはキリコがやるんだけど、
なんとなくキリコは脇に回っているような感じがして
ちょっと不完全燃焼でした。
キリコらしさが十分に出ているとは思えないですが、
それでも十分に楽しめます。

残念なのは、
今回大介がまったく出ていないということと。
悲しむキリコの姿が多かった、ってとこですね。

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学食の黒澤さん   ~黒澤 健治~

gakushoku.jpg


『生協の白石さん』の二番煎じ、と思われてもしょうがないのかな。
本人はいつか本を出せればいいなぁ~と思ってたのが
白石さんに先を越された、って言われてますが、
どこの大学でもきっとこんなやり取りはずっと行われてきたんだろうな~。
まだまだ隠れたひとことカードの存在があるんだろうな。

白石さんの方がコメント記入者とのやり取りにほっとさせるものがあるように
こちらの方もほのぼのとしたものがある一方、
白石さんの方にはなかった黒さ、もたくさん。
本音でずばり!言い放つものもあれば、
適当にあしらっているようなものもあるし、
もちろん、親身になってるものもあり、
突き放した感じのものもある。

あ~こちらの方が、なんとなく人間臭いかも、と思ってしまいました。
表があれば裏もある。
いいことばかり書いてらんね~よ、って気概(?)も見せてますよね。
そんな感じであっという間に読みきれるものです。
白石さんの『白』と黒澤さんの『黒』
故意なのか、偶然なのか
内容も見事に対照的なものも多くて
わりと面白く読めました。

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~circle~

エスケイプ/アブセント   ~絲山 秋子~

escape.jpg


嫌いじゃない。

40歳の活動家。
ほぼ同じ年なんだけど、
この年代の活動家ってあまり聞いたことがないな。
自分の大学でも自治活動はあったけど、
革命や過激派や闘争紛争なんてのは過去の話になってたような気がする。
都会の大学いは違ったのだろうか?
そこがちょっと分かりづらかったというところはあるけれど、
主人公の目的を見失い、
これからの自分をどうしていくか、という
やるせなさ、というものはなんとなく理解できる。
不惑の年だけれど
人間そう簡単に惑わなくなるって言うことはないんだよな。

同じアブセントのほうではエスケイプの主人公の双子の弟の話。
こちらも過去から逃げている男。
今をどうにか生きているけれど、
これから先はどうなるか、
そのへんは同じ双子の兄弟ということで
なんか似てますな。

さらっとしてて分かりにくいところもあるけれど
総じて読みやすい短編集でした。

しかし、ここでも京都。
やっぱり京都に行ってみよ~。

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シー・ラブズ・ユー   ~小路 幸也~

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下町の古本屋を舞台にした『東京バンドワゴン』の続編。

読み終わって、さて何と感想を書こうか、と。
もう何も言えないくらい
幸せな気分です。
第2作目ともなると第1作目がなかなか越えられないものだけれど
この作品に関しては
その心配もなかったかな。

全4編からなります。
堀田家の1年を描いてます。
冬には赤ちゃんが置き去りにされ、
春には恋のバトルが
夏には幽霊が
秋には新しい命が。

どの話も心があったかくなり
胸がキューンとなる。
特に夏の話は本当に涙が。
勘一の言葉にグッと来ました。

大家族の物語なのに、
家族みんながちゃんと存在感が大きくて
(小説の中では紺の存在感が薄いなんてありますが)
ちゃんとキャラが描ききってあるのがいいですよね。
これからは登場人物も増えていくし、
さらに大騒ぎになっていくような気がしますが
もっともっと続編を読みたい、と思う作品です。

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太陽と毒ぐも   ~角田 光代~

sun.jpg


表紙は無茶かわいいんですけど・・・。

内容は・・・。

好きなのに、好きになれない。
好きなのに、嫌い。
そんな恋人たちの毎日を描く作品。

登場人物のほとんどが30代で、
付き合ってる人がいたり、
別れたけれど
なんとなく前の人が気になってたり。

付き合っているといいことも、楽しいこともたくさんあるけど、
それと同じくらい、
嫌な事も楽しくないこともあって
それでもなぜだかくっついたまま毎日を送る。

人間だから
まったく同じ人間じゃないわけだから
相手のある部分にものすごい嫌悪感を感じてしまうことってよくあるし、
それでも好きという気持ちを最大限に持ち出して
なんとかくっついている毎日。
読んでて、あ~いやだな~こういうの、って思いながら
でもよくあるな~こういうの。
誰かと付き合うってことは
ある意味自分の何かを犠牲にしなくちゃいけないことであって
それを我慢できれば付き合いは続くし、
それを我慢できなければ破局に繋がるし。

この作品に出てくる恋人たちは
何とか現状に目を瞑りつつ、
これでいいかと開き直り、
それでも、我慢できなくなっていたり、
でも、許しあったり。
忙しい・・。
でも人の気持ちってそんなモンだよね。
そんな思いを抱かせてくれる作品でした。

すべてがうまくいくカップルなんていないんだよ。
でも、だからこそ楽しいんじゃない?
そう言ってるような作品です。

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笑止 SFバカ本シュール集

shoushi.jpg


執筆陣の中に「矢崎存美」さんの名前を見つけて購入。
ぶたぶたシリーズの矢崎さんがどんなバカっ話を書くのか楽しみでした。
トリに登場でした。

内容は
薄皮一枚の中に入り込んだ男、
山奥のエステにこもる女子大生、
粗大ゴミを集めるOL、
生きた本になった奴隷、
ノストラダムスの病原菌
崩壊するサラリーマン制度…などなど。

とりあえずSFです。
サイエンスフィクションです。
でもおばかです。
本当にニヤリとさせられるバカ話のオンパレードです。
その中で矢崎さんの作品はそこまでバカ話ではなったので
ちょっとだけ安心。

いや、かなりシュールなんですけど、
楽しめました。

サイン会はいかが?   ~大崎 梢~

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成風堂書店シリーズも三作目。
前作が殺人事件も絡んだりして
きな臭かったし、
長編で途中だらけてしまうところもあったんですが、
今回は短編集で、きちっとまとまった感があり
読みやすかったですね。

本屋の謎は本屋が解決する。
多絵ちゃん今回も大活躍です。
ちょっとした謎なんだけど、
やはり本や本屋に詳しくないとなかなか解けない謎ですね。

新キャラ(?)内藤さんがいいですね。
バイトの金森君も。

今後このシリーズどんどん出していって欲しいんですけどね。

しかし本屋って色んな謎が多いんですね~。

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なんくるない   ~よしもとばなな~

nannkurunai.jpg


一言・・・
合わない。
沖縄を舞台にした、物語が4編。

沖縄に住んでた自分にとって
確かに沖縄のパワーってすごいと思う反面、
負の側面も持ち合わせていて
そこに負けちゃう人も大勢いる。

この小説では
すべてが沖縄の正のパワーに癒されてる人ばかりで
(まぁ、小説だからな・・・。)
あまりいい感じはしない。
出てくる人がみんないい人ばっかり。
そんなはずないじゃん、って思いが強い。
観光客が書いた文章と本人は謙遜しているが、
その通りだと思う。

いいとこばかり見てて
いいことばかり書いているという印象がぬぐえなくて、
正直読み疲れました。

天のシーソー   ~安東 みきえ~

tennoshiso.jpg


『頭のうちどころが悪かった熊の話』が気に入ったので購入。

が、まったく違うんだよな~。
童話と児童書。
そんな感じ。
ちょっとがっかりでした。
大人には向かない話ばかりでしたが、
まぁ、子供時代に経験したことを後読みしてるって感じでした。
リアリティーがあって、
現実社会の中で生きる子供たちの
ちょっとした日常を描き、
不安と幸福と
ちょっとした不思議な想いを描いている。

女の子が主人公なので
感情移入しにくかったかな。

人柱はミイラと出会う   ~石持 浅海~

hitobashira.jpg


留学生リリー・メイスが体験する不思議な日本の風習。
そしてそれに絡む事件の数々。
その謎を解決するのは
人柱職人として活躍する東郷直海。
いつしか直海に恋心を抱いたリリーは?
謎解きに恋物語をアクセントにして物語は進みます。

が、

イマドキこんな風習は残ってませんよね?
って言うかもともとないのもあるけれど・・・。

建物を建てる際に数ヶ月から数年間、建物の基礎部分で過ごす人柱職人。
既婚女性のシンボルお歯黒。
知事が東京と地元を1カ月おきに行き来する参勤交代。
鷹匠が犯人逮捕に鷹を使う警察鷹。
議会で議員に付き従う黒衣制度。

いまどきこんなもの見せられたら外国からの留学生でなくても
驚きますよ。
その辺の設定から
微妙に面白いんだけど、
謎解きがちょっと突飛と言うかなんと言うか。
それだけの材料でそんな謎解きができるなんて・・・。
無理があるような気もしますが、
まぁ、フィクションだしな。

それに変に恋愛的な話を入れる必要もなかったんじゃないかと
ふと思いました。

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ゆるゆる読書
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カシオペアの丘で(下)   ~重松 清~

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残された人生を過ごすため俊介は故郷に戻ってくる。

もう最後まで涙腺を刺激しまくりでした。
俊介の想い。
敏彦の想い。
美智子の想い。
雄司の想い。
周りの人たちの想い。
共感できたり、共感できなかったり
でもどの人も自分と周りのことを考えて行動し発言している。
どの想いにも優しさと相手を思いやる心がこもっていて
読んでる自分も少しずつ優しくなっていく気がした。

許されたい人、許したい人、
それぞれの想いが交差しあったとき
本当の関係が作れたんじゃないかと。

泣かせますよね。
本当に。

まぁ、実際には泣きませんでしたけど(笑)

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ナナメモ
マロンカフェ~のんびり読書~

カシオペアの丘で(上)   ~重松 清~

kashiopea1.jpg


上下巻からなる作品の上巻です。

4人の小学4年生。
夜中家を抜け出し、ある場所へ向かう。
そこで彼らが見たものは空一面に広がる星空だった。
ここに遊園地ができるといいね。
そうしたらカシオペアの丘って名付けよう。
そう4人は語り合い、成長していく。

そして彼らは40歳になった。
それぞれの生活を営み、
それぞれの思いを胸に日々を送る。
そんな中、一人の男ががんであることが判明する。
そしてある事件をきっかけに4人が30年ぶりに再会する。
それぞれの胸中には複雑な想いがあり、
ただ、昔を懐かしんで再会できるような状態ではなかった。

がんに侵されてしまった俊介の
妻や息子への想い。
祖父への憎しみと愛情。
自分の家に対する想い。
そして幼馴染への想い。
故郷への想い。
残された時間をどう過ごしていくのか、
そこに焦点を当てつつ、
故郷に残った幼馴染夫婦、敏彦と美智子。
東京で働いているもう一人の幼馴染、雄司、
娘を妻の不倫相手に殺された父親、
タウン誌の女性記者のそれぞれの想いを
非常に繊細に描いている。

やはり重松さんらしい作品である。
上巻だけで何度ウルッとさせられたか。
どの人物の気持ちもその立場にないから
理解できるとは思わない。
しかし、それぞれの無念さ、悔しさ、哀しさ、
十分に伝わる。
お互いがお互いに許してもらうことを願っている。
そんなお互いの気持ちが微妙にすれ違っているところが切ない。
歯がゆい。そしてやはり哀しい。

それぞれの許しをそれぞれが受け入れることができるのか。
下巻にその答えはある。
きっと涙で読めなくなるだろう。
そんな予感がする。

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本が好き!
ほんだらけ
それでも本を読む

頭のうちどころが悪かった熊の話   ~安東 みきえ~

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童話かな?
児童書だとは思うけど、
大人が読んでも十分に楽しめる内容の、
童話というより寓話。
作者が意図しているかどうかは分からないけれど、
7編の短い物語の中に
しっかりと人が生きていくうえで大切なことが書かれていると
思います。
その捕らえ方は人それぞれだと思うけれど、
読み終わった後に
なんだか心がほんわかとしてしまいます。

決して説教臭くもないし、
素直な心で読むと
す~っと心に染み入ってくる話ばかりです。

挿絵もすごくいい感じです。

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たちの悪い話   ~バリー・ユアグロー~

tachiwaru.jpg


久々翻訳本。

ショートストーリー集。
ブラックな香り立ちこむ話が多い。
が、そこまでブラック?
黒い話?
確かに君の悪い、悪意のあるそんな話が多いけど、
まだ、そこまでブラックに達してないというか、
もちろん後味の悪い話が多いんだけど、
「ふ~ん」という感想の多い話ばかりでした。

こんな感想を持つということは
ブラックな出来事が
現実世界にも多すぎて
麻痺してしまっているということなのでしょうか?

そちらの方が怖いよ。

晩夏に捧ぐ   ~大崎 梢~

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成風堂書店の名探偵二人が殺人事件の謎に挑む!!

前作「配達赤ずきん」ではちょっとした日常の
もちろん本や本屋に関する謎を杏子と多絵が解決していったんですが、
今回は20数年前に起こった殺人事件とそれに関係する
幽霊騒動の謎を解き明かす。

前作は連作短編だったせいか
テンポよく読めたんだけど、
今作は長編ということで
途中だらけてしまったりもしました。正直言うと。
それにあれだけの情報で
真犯人を見つけ出せるものだろうか?なんて思ったけど、
まぁ、それはそれで。

やっぱり本好き本屋好きとしては
途中途中の本屋の描写の方に
心奪われたりして、
本編にはあまり入り込めませんでしたね。
まぁ、もちろん内容としては
面白くないわけではないんだけど、
ちょっと長すぎたかも、という印象はぬぐえません。
もう少しいらないところを削って
コンパクトに纏められたら
すっきり読みやすかったんじゃないかな、と。

しかし、やっぱり本に携わる仕事をやってみたかった、と
そんな想いがまた少しだけ
湧いてしまいました・・・。

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