
湘南を舞台にした6つの短編集です。
『なぎさ通りで待ち合わせ』ー味覚の合わない夫婦の危機
『こころ三分咲き』−小さなヒビが入った母子家庭
『ガッツ厄年』−厄年をむかえた女編集者たち
『雨のち晴れ、ところにより虹』−末期がんの男性と太った看護師の現在と過去
『ブルーホール』−パイロットとダイバーと少年の静かな会話
『幸せの青いハンカチ』−親友の結婚式でさびしい想いをする主人公
吉野さんの作品は3作目ですが、
もしかしたら第2作目に当たる今作品が一番良かったかもしれない。
特に陰の主役であろう(?)看護師 葉桜彩 の存在が非常に大きくて
この作品が良かったと思えるのかもしれない。
時間軸もこの作品の収録順に起こっていて
彩さんの現在や過去が本編とは違うところでしっかり描かれていて
本編よりもそちらの方に興味を覚えながら読んでしまった。
あ、もちろん本編もそれぞれ素晴らしい作品でした。
どれも甲乙付けがたい作品群でしたけど、
やっぱり表題作の『雨のち晴れ、ところにより虹』が一番でした。
彩さんの本当の姿を垣間見ることができて
あ〜この短編集は彩さんのために書かれたようなものだ、
強く思った次第です。
いやぁ〜、良かった。
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まったり読書日記マロンカフェ〜のんびり読書〜