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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
どうか見てやってください。
TB、コメント非常に喜びます。


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吾郎とゴロー   ~川渕 圭一~

goro.jpg


エリート研修医吾郎が勤務する病院の中庭で出会う幽霊のゴロー。

エリートと呼ばれる医者ってさもありなん、という
典型的な描き方で、
その吾郎の医者としての考え方、あり方、が
非常にいやらしくて、
こんな医者には診てもらいたくないなぁ~と
本気で思わせる。
そこが狙いで、ゴローと出会い、ゴローの願いを叶えようとするうちに
少しずつ吾郎の心に起こる変化に
読むほうも少しずつ心が優しくなっていくようだ。

話のパターンとしては
さして新しくもないけれど、
徐々に変わっていく吾郎の心の変化がとても良かった。

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先生と僕   ~坂木 司~

senseitoboku.jpg


坂木さんの最新作です。

大学に入った僕、伊藤二葉は実は極度の怖がり。
いつも悪い方悪い方に物事を考えてしまう性格。
人が死んじゃう推理小説やミステリーの類は絶対読めない。
なのに、そんな僕がなぜか推理小説研究会に入ってしまう。
そして夕暮れ迫る公園で推理小説を読んでいる僕が
出会ったのは・・・。

連作短編集です。
僕が知り合った先生は中学生、隼人。
その隼人の家庭教師になった僕は
隼人と一緒に身近に起こる謎を解いていく。
もちろん僕は恐々だけど・・・。

悪くはないです。
隼人の中学生離れした態度にはちょっとむかつきますが(笑)
この隼人がまた頭がいいんだ。
大学生の二葉をはるかに凌ぐほどの観察力。
そして記憶力抜群の二葉。
この二人がコンビを組んで、事件を解決して行く。
まぁ事件と言っても、大きな事が起こるわけでもなく、
隼人にしてみれば、ロマンのない事件ばかり。
そんなことを考える中学生もどうかと思いつつ、
そんな中学生に振り回される大学生、二葉にあきれつつ、
それでも面白くは読めました。

しかし、二葉の記憶力はすごい。
自分もそんな記憶力が欲しいと真剣に思ってしまいました。

事件は身近なものが多く、
もちろん人も死にません。
それがないからこそ、
安心して読める作家さんだと思います。

切れない糸に続き、この作品も男子二人組。
何か設定が似通っていて、
(一人が謎を解き、一人はどちらかと言うと聞き役ってな設定)
そこがちょっとなぁ~、とは思いました。

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切れない糸   ~坂木 司~

kirenaiito.jpg


『引きこもり探偵』シリーズの後に出た作品。ですよね?

テイストが『引きこもり探偵』シリーズに似通っていました。
和也が坂木に
沢田が鳥井に。
まぁ、沢田は鳥井よりはアクティブだけど・・・。
でも旅に出た後、その地方の名物を送ってくるところなんか、
ネットで色々その地方のお菓子を取り寄せていた
鳥井と何か似ているよな。

舞台がクリーニング屋ってところは面白いなぁ~と思う。
なるほど、そうだったのか、という発見もできて
なかなか面白かった。
ただ、もう少しキャラを変えてもらうと
もっと良かったかな~と。
そこだけが難でした。

クリーニング屋に持ち込まれる謎は
クリーニング屋が解く。
どこかで見たような、聞いたような感じだけど
読後感は悪くなかったです。
っていうか、結構好きかもなぁ~。

クリーニング屋のある商店街が
なんとなく懐かしい感じがして
その雰囲気もとても気に入りました。

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購入本

あいかわらず
今月は本が読めません。
今月は10冊読めないんじゃないかな。

すべてはゲームのせい・・・

そんな中、
今日買った本。

坂木司『先生と僕』
久保寺健彦『ブラック・ジャック・キッド』

今読んでいるのは
坂木司の『切れない糸』

どんどん本は増えて行くのになぁ~。
どんどん読まなきゃ。

ぶたぶたと秘密のアップルパイ   ~矢崎 存美~

applepie.jpg


1年振りにぶたぶたが帰ってきました。
今回のぶたぶたは喫茶店で働いています。
その喫茶店に来る人自分の抱えている秘密を話さなければならない・・・。

5編からなる短編集ですが、
視点が変わるだけで
1冊の作品として読んでもかまわないものでした。
イラストレーターの森泉と男子高校生。
そして心の病を抱えた椛。
3人の視点でそれぞれの秘密とぶたぶたが絡んでいきます。

それぞれの秘密が重いものから軽いものまであるわけですが、
その人にとってはみんな大きな秘密だったりするわけです。
それをぶたぶたに話すことで
いつの間にか癒されてしまっている・・・
いつものパターンなんだけれど、
でも、読んでるこちらもやっぱり毎回のように
癒されてしまいます。
今回はほとんどずっと店の中にいますが、
その動作はやっぱりぶたぶたさんらしくて
その動きが思い浮かんで、そして一人微笑んでしまいます。
傍から見たら気持ち悪いかも・・・。

それぞれの秘密が秘密でなくなったとき、
また一歩前へ歩き出せるんだな、と。
自分も抱えている秘密を
誰かに話すことで解き放たれようか・・・
そんな思いを抱きました。

やはりぶたぶたに癒されてしまう今日この頃です。

しかしぶたぶたさんは中年男・・。


氷河の中の悪魔   ~赤川 次郎~

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花園学園の3人組 由利子、香子、旭子、そして由利子の妹真由子。
この4人が前作『納骨堂の悪魔』で滞在していたドイツから
スイスへと旅をする。
そしてそこで出会う、またまた怪事件。

っていうか、
ドイツの次はスイスですか・・・。
香子のお嬢様っぷりが強調されて開いた口がふさがりません。
今回もその財力を惜しみなく使い、難事件を・・・解決へと導きます。

4人が向かったスイスで氷漬けになった男の死体が発見される。
その元婚約者の経営する山荘に宿泊することになった4人は
またまた事件に巻き込まれていくわけですが・・・

今作では
あまり4人の活躍がありません。
なんかいつの間にか事件が勝手に解決されていた、って感じです。
もちろんその陰に香子の知力と財力があることは間違いないんですけど・・・。
なんだか他の3人、特に旭子なんか全然活躍してないし。
その辺がシリーズ当初から読んでいる身としては
寂しかったりもしますね。

モップガール   ~加藤 実秋~

mop.jpg


ドラマの原作だということですが
ドラマを見ていないので
先入観なく読めました。

普通の清掃会社かと思いきや、
事件・事故現場の清掃も請け負う宝船社。
社長を始め社員はみんなちょっと変わり者。
そしてそんな会社に勢いでバイトに入った
主人公桃子もやっぱり変わり者・・・。

4編からなる短編集。
事件や事故の清掃をしていると、急に体に異変を感じるようになる桃子。
その異変はどこから来るのか?
事件・事故を詳しく調べていくうちに
桃子や変わり者の社員たちはその真実を突き止めて行く。

まぁ、血どばぁーーーー、脳ミソぷしゅーーーーの世界だと
最初に言っておきながら
あんまりそうでもなかったよな。
まぁ、それはそれでいいんだけど。
話自体はミステリーと呼んでいいのか?
まぁ事件事故がらみだし、
しっかり探偵っぽくやってるし、
ミステリーはミステリーなんだろうけど、
なんとなくすべてにおいてコメディーっぽくて読みやすかったです。

刑事のコンビが里見に横内・・・
初代水戸黄門の助さん格さんコンビの名前を拝借して
時代劇マニアな桃子との接点をこの辺で垣間見せるところは
面白かったけど。

最後の章で
さらに続編がありそうな予感。

ドラマとはまったく別物のようなので
小説だけを楽しめればいいかな、と。

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スタバトマーテル   ~近藤 史恵~

sutaba.jpg


スタバ・・・
スターバックスの話?
馬鹿です。
スイマセン・・・。

物語はヘビーです。
りり子が愛した男、大地。
彼には盲目的に彼を愛する母、瑞穂の存在があった。
大地の親しくなるにつれて
りり子の周りには不可思議なことが起こって行く。
そして元恋人から告げられた言葉。
「大地と付き合うと不幸になる」
その言葉通り、
徐々に追い詰められていくりり子。
しかし、最後には・・・。

何が怖いって母親の子どもを思う情念。
いや、それはありだと思うけど、
深すぎるのもまた罪作りだなぁ~と。
ただただ怖いの一言でした。
その怖さを思い知らされたりり子でさえも、
同じような気持ちを持ち始めているところに
この物語の奥の深さがあるように思えます。

ゴールデンスランバー   ~伊坂 幸太郎~

golden.jpg


いいっすね~、この作品。

ケネディー大統領暗殺事件を髣髴とさせる首相暗殺。
その犯人に仕立てられた青柳。
いったい誰が何のために首相を暗殺し、
青柳に濡れ衣を着せたのか。
その真相は?

青柳が逃げる2日間を軸に
事件の3ヵ月後や20年後が語られるけれど、
メインは事件とその後の2日間にわたる青柳の逃亡の顛末である。

息つく暇もないほどテンポよくストーリーは展開し、
さすがの伊坂ワールド健在です。
複線やちょっとした会話のやり取りが非常に心地よく
読んでいて時間を忘れるほどでした。

物語に絡んでくる警察やマスコミ、そして常に周囲を監視するセキュリティーポッドの存在。
何が怖いってこういったものが怖い。
ちょっとした情報でいとも簡単に人一人を暗殺者に仕立て上げ、
周りの人間から正しい物を見る力を奪っていく。
もちろんそういったものに踊らされない人たちもいるわけだが、
たいていは警察が言ったこと、マスコミが言ったこと
鵜呑みにしてしまう傾向があるな、と。

何が正しくて何が間違っているか、情報は正しく自分の目で判断していかなくては、
なんて思い知らされた作品でした。

青柳が犯人ではないことを信じ、
助力した人たちの存在が大きかった。
そして青柳本人を知らずとも
彼を助けようとした人たちの存在。
悪い人たちばかりではない。
信頼されることの大切さ、身に染みましたよ。

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永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢   ~重松 清~

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重松さんの新作はXboxの新作ゲームの主人公の持つ
千年に渡る記憶を描いたもの。
主人公のカイムは千年を生きる男。
自分が何故不死の命を得たのか、
そして自分の生きる意味は何なのか、
問いかけながら、千年というとてつもなく長い時間を生きて行く。
その中で彼が体験したことを
重松さんが31編の短編に凝縮。

どの作品も千年という長い年月を生きるカイムの哀しさを
前面に出している作品ばかりである。
重松さんにとっては初の試みで
どうかいていいか分からなかった、と前書きに書いてあるが、
確かに、今までの重松さんらしい作品ではないかもしれないが、
彼の作品にある親子、夫婦、家族のつながりの大切さは
この作品でも随所に見られる。
そしてこの作品では戦争の愚かさもしっかり描かれているような気がする。
決して重松さんらしくない作品ではなく、
この作品も間違いなく重松さんらしい作品になっている。

特に千年を生きながら、何故自分がこうして生きているのか、
悩むカイムの哀しさが作品を読むこちらにも
痛いほど伝わってくる。

どの作品も短くてとても読みやすい。
繋がりはないので
どこからでも読み始めることができる。

これを読んでゲームもしてみたいと思ったけれど・・・
いかんせんXbox・・・
これだけのためにハードを買おうなんて気にはさらさらなりませんでしたよ。
残念。

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