
2泊3日のレンタルキャット。
生まれたときから慣れ親しんでいる毛布と一緒に貸し出される。
猫は2泊3日の主人となる人間に何を想い
そしてその人間に何を与えているのだろうか。
猫を借りる人は様々。
その理由も様々。
だけど、猫を借りることで、何かを変えようと
必死になっている。
夫婦や親子、
その絆を猫の姿を通して、我々に見せてくれている。
重松さんらしく、
重かったり、切なかったり、哀しかったり・・・。
どれも楽しい、と言うことができない短編集でしたが、
でも、みんな楽しいばかりの毎日を送っているわけではないし、
こういう弱さというか、脆さなんかを
みんな抱えているわけで。
その中で
先に何か光を見つけられると
人生ってそれだけでまた違ってくるんだ、
なんてことを思い起こさせてくれますね。
個人的には
『身代わりのブランケット・キャット』の
老母をホームに入れようとする息子の心情が
痛いほど哀しくて、切なくて、
一番心に残りました。
猫は好きじゃないんです。
犬派なんです。
これを読んでも猫を買いたいとは思わないけど、
ただ、ペットを飼うにはちゃんとしなくちゃな〜なんて
思わせてくれる作品でした。
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