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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
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そのノブは心の扉   ~劇団ひとり~

knob.jpg


劇団ひとりのエッセイ集。
『陰日向に咲く』とはまた違った雰囲気です。

「です・ます」調なので
何だか調子狂いましたけど、
内容は割と面白かったです。
面白いというか、
劇団ひとりの人となりが非常に分かるエッセイ集でした。

自意識過剰で
新し物好きで
熱しやすくて冷めやすい。

まるで自分のことかと思ってしまうくらい
性格が似ていて
苦笑する部分も多々ありました。

『陰日向に咲く』の次は同じ小説かと思いましたが、
こうやってクッションを置いておくと
また次の作品が楽しみになってきますね。

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ナナメモ


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彼の人生の場合と彼女の人生の場合   ~原田 宗典~

hisandherlife.jpg


原田さんが書いた一人芝居用の脚本2編。

彼は西行男。
若い頃にブラジルに行き、生活するも
浮き沈み激しい生活の中で、
東京に戻ってきてビルの清掃の仕事に就いている。
仕事仲間にブラジルでの生活ぶりを話している、という状況。

彼女は藤枝シズ子。
歯科医。
長崎で被爆しながらも、歯科医として大成。
70を越えた現在でも歯科医として頑張っている。

二人の人生。
山あり谷あり。
その時その時は色々大変なこともあった。
でも今思えば、ただただ懐かしい。

そんな一人語りの物語。
自分の人生を決して否定せずに
今ある生をまた一生懸命生きようとする姿勢が好ましい。

そんな脚本になっています。
ただただ人生を頑張って生きてきたそんな人たちを
凝縮して一人の人生として語っている。
だから生きるってことは重く、時に切なかったりするけれど、
でも素晴らしい。
そんな風に思える一瞬を
与えてくれました。

好かれようとしない   ~朝倉 かすみ~

sukare.jpg


スイマセン、
何だかイマイチでした。

主人公と、その主人公が恋する鍵屋。
その周りの人たちの人物設定何か薄かった。
特に主人公の女性が非常に弱くて
読み終わった後も印象が一番薄い感じです。
まだ回りの人たちのキャラクターのほうがしっかりしていて
そっちは分かりやすかったんだけど。

ただ、好きな人ができて
その人と係わり合いになりたくて・・・。
一歩間違えれば立派なストーカー。

相手の鍵屋も人妻と不倫してたり、
ダンス教室で出会った中年女性は主人公の勤務先の上司と
あっという間に恋に落ちて逃避行始めるわ、
『恋』をテーマにしてるようで
あまり普通の『恋』ではないようで・・・・。

ちょっと息苦しさを感じる読書でした。

ただ、「好きになってもらう」には
相手に「好かれようとしない」のが一番だ、って言うのには
妙に納得させられました。


旅立ち   ~アンソロジー~

tabidachi.jpg


小路幸也、坂木司目的で買った短編集。
『旅立ち=卒業』をテーマにしているけれど
必ずしも
旅立ち=学校からの卒業だけではない。

この短編集に出てくる人物たちも
それぞれ学校から、家から、家族から
恋人から、今の自分から卒業して
旅立とうとしている。

淋しさや悲しさだけではなく、
前をしっかり見て、歩いて行く
そんな強さを感じることができた。

でも、
旅立つってことは
やっぱり
ジ~ンとくるね。

うた魂♪   ~小路 幸也~

utatama.jpg


映画のノベライズ版。

映画はまだ公開されてないんだけど、
高校生の役をゴリ(ガレッジセール)がやるのってどうよ?
まぁ似合わなくはないけど。

薬師丸ひろ子とともさかりえがそんなに年の離れていない
先輩後輩ってどうよ?
かなりの年の差があると思うんだけど・・・。
まぁ、映画バージョンは置いといて。

小説としては
あっという間に読めてしまうものでした。
小1時間もあれば・・・・。

合唱って言うのが下地にあるんだけど、
色々詰め込みすぎたかな?って感が否めない。
もちろん映画を基にしているので
それはしょうがないとは思うけど、
もう少し的を絞って書ければ良かったんじゃないな?
ちょっと散漫すぎる気がしたのがもったいない。

もしくはもう少しオリジナルを強めて
それぞれにもっとスポットを当ててみるとか。
そうしたら逆に厚みが出て、面白くなったかなぁ~と思うんだけど。

全体的に面白くないわけではないんだけど、
後一つ、何かがなりない、そんな気がした作品でした。

映画は・・・・
薬師丸ひろ子が出てるので見るかも(笑)

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しんちゃんの買い物帳

ツバメ記念日ー季節風*春   ~重松 清~

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春の出来事をメインにした12の短編集。
3月~5月くらいの話で
出会いや別れ、旅立ち・巣立ちがメインテーマになっています。
ちょうど今の季節にあわせた刊行なので
自分の置かれている状況なんかを
合わせて読むと余計に心に響いてきます。

いきなり『めぐりびな』で涙腺を刺激されました。
やはり自分は母子ものに弱いようです。
小さい頃は親の思うことなんか理解できなかったのに、
その親と同じ年代に差し掛かったときに
ようやくその思いを知る。
いつだって親は子ども第一で考えてくれてたんだ、って
重松さんは優しく語りかけてくれているようです。

もちろん、旅立ち・巣立ちの物語でも
自分が新しい生活に抱いていた不安や期待を思い出させ、
当時を思い出すと何だか甘くてほろ苦い気持ちが湧き上がってくる。

春の季節が一番ドラマチックかもしれない。
そう思わざるを得ない、作品集でした。

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はちみつ書房
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かみさまの贈りもの~読書日記~
苗坊の読書日記

ザ・万歩計   ~万城目 学~

maonpokei.jpg


万城目さん、初のエッセイ集。
抱腹絶倒かと思いきや、
そうでもなく・・・・。
しかし、奥の深いエッセイ集だ。

色んな雑誌・メディアからのエッセイなので
統一感がなく、
話題も様々な方向へとんで行くのだけれど、
章立てにしてあって
章ごとの内容は統一感もあり、
すっきり読めます。
特に旅の章は面白かったです。

「鴨川ホルモー」いかにして書くようになったのか?とか
モンゴルでのトナカイとの出会いが「鹿男あをによし」に通じているとか、
なかなか興味を引かれる話もたくさんありました。

あ、でもゴキブリとの格闘話がサイコーだったかも。

文体はいつもの万城目さんらしく、
決してイマドキの言葉遣いだったりはしないんだけど、
そこがまたよかったりするんだな。

本に挟まれてある、しおりも
表紙と同じで、かわいかったです。
このしおりは捨てられないなぁ~。
他の作品でも使っちゃおうか、と思う今日この頃です。

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まったり読書日記
苗坊の読書日記

神様からひと言   ~荻原 浩~

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前の会社を上司とのトラブルで辞めてしまった涼平。
次の勤め先でもトラブルを起こし、『お客様相談室』へ。
商品のクレームから世間話まで
幅広いお客様の声と日々格闘して行くわけになるのだが、
その相談室の面々が一筋縄では行かないような人々・・・。

その中で涼平は何かを学び、一人の社会人として
成長して行く(多分・・・)

単なるサクセスストーリーではない、
どちらかといえば、
堕ちて行く転落系ストーリーに近い。
しかし、最後はスカッとする終わり方で
読んでて最後ににやりとさせられた。

長編なのに、
その長さをまったく気にすることなく
スラスラと読めてしまった。

荻原さんの描く登場人物たちが魅力的であるからかもしれない。
みんなの置かれている立場は非常に辛いものがあるんだけど、
それでも「生きている」っていう感じが伝わってくる。
一人だけ辛い終わり方を迎えてしまう人物もいるけれど、
そこが、切ないし、痛い。

それ以外は非常に面白く読めた作品だった。

ズッコケ中年三人組age42   那須正幹

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ズッコケ中年三人組も3作目です。
この3人も42歳になり
色々と問題を抱えています。

モーちゃんの娘がイジメに遭い、
ハチベエの息子は無気力で不登校気味で・・・。
ハカセは教習所に通い、

あっという間に
モーちゃんの娘のイジメも解決し、
ハチベエの息子もなんとか将来の希望を見つけ、
ハカセはなんとか免許を取得する。

いや、
あまりにも簡単に問題が解決されてしまうことが悪いわけではないし、
リアリティーを求めすぎると
この作品とは趣が違ってしまう、ということにもなるので
これはこれでいいんだろうけど、
だからこそ
あまり簡単に扱って欲しくなかったなぁ~というのが
正直な感想です。

まぁ、教師のステレオタイプ的な描き方には
笑ってしまいましたが・・・・
まぁ、現実にもこんな人はいるしね・・・。

年を取ると自分の問題だけではない、色んな問題を抱えることに
なるわけだけど、
ズッコケシリーズのこの三人には
どんな問題でも、簡単に解決してしまう能力があるみたいで
なんだかうらやましい限りです。

恋のかたち、愛のいろ

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唯川恵、小手鞠るい、畠中恵、原田マハ、ヴァシィ章絵、朝倉かすみ、角田光代
7人の女性による色々な恋のかたちを描いた短編集。

畠中さんと原田さん目当てで買いました。
しかし、
印象に残っている作品は
唯川さん、小手鞠さん、朝倉さん、角田さんの作品。

女性の視点で書かれている作品が多いので、
なかなか彼女たちの気持ちに同調はできないんですけど、
唯川さんの作品に出てくる女性の怖さ、
小手鞠さんの作品に出てくる女性の切ない想い、
朝倉さんの作品に出てくる女性の投げやりな、それでいて何かを求めている気持ち。

そんな想いや気持ちにすごく重々しい気持ちになりつつ、読むのが辛かったり。

まぁ、それでも楽しめる作品集ではあります。
初読みの作家さんが多かったので
その作風も十分に堪能できました。

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もう誘拐なんてしない   ~東川 篤哉~

kidnap.jpg


この前読んだ作品が面白かったので
たまたま本屋で見つけたこの作品をゲット。

怪しい男たちに追われている女子高生を助けた翔太郎。
その女子高生の願いで下関のある病院に向かう。
その女子高生絵里香の妹は重病で手術が必要だが
妹の母親には金がない。
思い余った絵里香と翔太郎が取った行動が・・・狂言誘拐。

翔太郎の先輩甲本も参加して
3人で絵里香の父親から身代金3千万をせしめようとたくらむが・・・。

これも割りと面白かったかな。
なんていうか、
ところどころにギャグをちりばめ、
最後までクスリとさせることを忘れない作者のサービス精神に脱帽。
しかも時間のトリックも完璧で
なかなかの出来でした。

いたるところに張られた伏線も
しっかりと後で生きてくる。

サクサクっと読めるし、
肩も凝らないし、
エンターテイメント作品としてはいい作品でした。

が、が、
結局絵里香の妹の件はどうなったの?
そこが中途半端で
解決されてないし・・・。
警察にも追われていた翔太郎&絵里香はどうなるの?
事件の謎はしっかり解いているけど、
その背景が最後でぼやけてしまったのが残念でした。

何よりも皐月さん(絵里香の姉)のカッコよさが目立った作品でした。


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高く遠く空へ歌ううた   ~小路 幸也~

takaku.jpg


『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の続編?第2弾?
「解す者」と「解される者」の存在がこの物語でも
出てきますが、
それは後半のお話で。
前半は
何故だか死体をよく見つけてしまう少年ギーガンを中心とした
少年少女たちの青春物語、もしくは学園物として読めるものです。
その中に事件があって
その事件を巡って核心に迫って行くのが後半。
ただ後半があっけなかったなぁ~、という印象。
だから前半の物語にどうしても目が行きがちです。
ギーガンが死体を見つけてしまうのは
結局「解す者」と「解される者」と関係があるのか、
何故ギーガンにその能力(?)があるのか、
すべて「解す者」「解される者」で片付けられているような気がして
勿体なかったなぁ~。

というのが印象でした。

ノスタルジックな雰囲気はたっぷりあるんだけど
今回はあまりそれに乗れなかったなぁ~。

密室の鍵貸します   ~東川 篤哉~

misshitsu.jpg


初読みでずっと積んだままにしておいた作品ですが、
ようやく読みました。

舞台は
烏賊川市(いかがわし)。
そのネーミングからこの作者のセンスが分かります。
ところどころに
笑えるところを用意しつつ、
しっかりミステリーとして
読ませようとしている。

恋人に振られた青年が。
その恋人が殺される。
が、その時彼は先輩の家でビデオ鑑賞。
が、その先輩が密室状態で殺される。
恋人殺しの疑いをかけられていることを知った青年は
アリバイを証明してくれる先輩をも殺され、
元義兄の探偵に助けを求める・・・。

若干、事件の結末が
え~、それあり?という感じだったのが残念です。
犯人の動機の面にしても
なんか弱いなぁ~ってな気もしましたが、
それを忘れさせるほどの
面白さがあったので良しとします。



こうふくみどりの   ~西 加奈子~

kouhukumidori.jpg


14歳の緑。
多分自分と同世代。
なんとなく彼女の生きている時間が
自分と重なって、何故か懐かしく感じられる作品でした。

小気味良い関西弁と
魅力的な人物たち。
西さんの魅力が十二分に発揮された作品です。

その緑の物語に
棟田さんという女性の独白が絡んでくる。
最初この女性(最初は名前さえ分からない)が
物語にどう絡んでいくのか、と思って読んでいったけど、
途中からようやくの関係が分かる。
棟田さんの心情が切なくて・・・。

しかし、あえてこの物語の途中に挿入すべきものなのか?という
疑問も湧いたことは事実ですが・・・。

棟田さんの独白だけではなく、
緑の母や、祖母の独白も入り込み、
ちょっと複雑な展開にもなったりしますが、
この辺もう少し違う書き方でも良かったのかな?とは思った。
しかしそうは思うんだけど、
母親や祖母の気持ちや歴史(?)もよく分かって
それはそれでいいのかな、とも思えてしまうから不思議だ。

ちょっぴり切なくて、
でもすごく温かいお話でした。

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ぼちぼち

おどりば金魚   ~野中 ともそ~

odoriba.jpg


古ぼけたアパートの
階段の踊り場で
人を待つ・・・。

そんなタミさんと知り合った依子さん。
依子さんの父親が所有するこのアパートで
依子さんは戻ってこない男を待つ。

依子さんだけではなく、
そのアパートの住人たちの
毎日が淡々と、
それでいてちょっとにぎやかしく語られています。

なんというか、
ほ~ッとするような、
心地よさが胸に残りました。

特に『イヌとアゲハ』のふうちゃんと北澤君の
二人の雰囲気が気に入りました。

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