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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
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4月分

にしおかすみこ『化けの皮』
アンソロジー『Re-born』
小路幸也『モーニング』
鯨統一郎『なみだ研究所へようこそ』
瀬尾まいこ『戸村飯店青春100連発』
西加奈子『こうふくあかの』
重松清『なぎさの媚薬3』
中島たい子『漢方小説』
蒼井上鷹『ホームズのいない町』
中島京子『均ちゃんの失踪』
鯨統一郎『なみだ特捜班におまかせ』
アンソロジー『COLORS』
有川浩『別冊図書館戦争Ⅰ』
皆川博子『倒立する塔の殺人』
横森理香『渋谷ビターエンジェルズ』
松本俊明『Hope』
篠田真由美『闇の聖杯、光の剣』
東川篤哉『密室に向かって撃て!』
重松清『ブルーベリー』
小路幸也『東京バンドワゴン スタンダ・バイ・ミー』

今月は久しぶりに20冊読みました。
今月は『別冊図書館戦争』や『東京バンドワゴン』が秀逸。
鯨さんの『なみだ』シリーズも良かったし。
ミステリーYAシリーズも3冊読めました。

いやぁ~満足満足。

5月も読み倒すぞ。
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東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー   ~小路 幸也~

standbyme.jpg


LOVEだねぇ~。

待ってました、の新作です。
今回も堀田家には様々な問題が持ち込まれます。
が、
この堀田家には
そんな問題も、たいしたことではないんですよね。
家族の絆の強さ、
それをしっかり思い起こさせる作品です。

何よりも語り手のサチさんからいいですよね。
亡くなった後も、家族のことが心配で
時々入れる我南人へのツッコミもLOVEがこもってます。

さて、今回は青の出生の秘密を嗅ぎまわられたり、
かなりの危機的場面もあるんですけど、
しっかり乗り越えていってます。
その時の青の言葉にグッときました。
いつか池沢さんと親子の対面をして欲しいな、と思います。

今回、いつも影が薄い(?)紺がメインになったり、
色々活躍してます。
すずみさんも古本屋として凄みが出てきちゃうし、
真奈美さんの恋物語や
新しい登場人物。
本当に読んでいて心がほっかりする作品でした。

まだまだ続きそうな勢いです。
というか続けてください!

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ブルーベリー   ~重松 清~

blueberry.jpg


何とも懐かしい・・・
同じ時代を生きた人にしかわからない
そんな懐かしさを覚えました。

重松さんと僕は5つ違い。
だから、生きた時代が少しだけかぶる。
この作品中に出てくる「もの」や「こと」も
大学生だった重松さんと中学生だった僕では
感じ方捉え方はちょっと違うかも知れないけれど
どれも同じように懐かしさを感じてしまう。

この作品はほぼ重松さんの実体験またはその仲間の体験だと思う。
でも同じ時代を生きた人たちの多くが
同じような体験をし、同じように考え、同じように生きてきた、と
僕は思う。

そういえば、自分が大学生になった頃のことを思い出すと、
こんな感じの出来事があったかもしれない。
しかし僕らの時はバブル全盛期でここまでではなかったかもしれないけれど。

この作品に出てくる人たちがその後、どうなったのか、
重松さんでさえ分からない。
確かにあの時代一緒に生きてきたはずなのに・・・。
でも、それは誰にでもあること。
ただ今のことは分からなくても
あの時の思い出は鮮明に残っている。
そんなことを思い出させてくれた作品でした。

やっぱり、
自分的には
重松さんはもっとも心を揺さぶられる作家さんの一人なのです。

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密室に向かって撃て!   ~東川 篤哉~

misshitsu2.jpg


烏賊川市シリーズ第2弾。
前作『密室の鍵貸します』で登場した
鵜飼探偵と戸村流平の名コンビに
砂川警部と志木刑事。
このメンバ-が再び密室殺人事件の謎を解く。
まぁ、今回は密室というか、密室に近い
衆人監視の中での殺人事件なんだけど・・・。

謎解きもいいんだけど、
このメンバーが繰り広げる
ちょっとしたギャグの応酬に、笑いを禁じることができません。
凄惨な事件現場に
何故にこんなに笑いが起こるのか・・・。

最後の謎解きも、なるほど、と思わせるものだったし、
ただ、ちょっとだけ、それあり!?なんてのもあるけど、
自分が読み違えただけかもしれないし、
まぁ、そこまで気になるところもなく、最後まで面白く読めた。

途中から前作で登場した単なる証言者だと思っていた
二宮朱美も参戦してきて
今後活躍しそうな勢いで楽しみです。

登場人物がそれぞれキャラがたっていて
面白かった。

続編も第4弾まで出ているようなので、早速読まなくては、と
思った次第なのです。

闇の聖杯、光の剣   ~篠田 真由美~

yamino.jpg


ミステリーYAシリーズ17作品目。
北斗学園七不思議シリーズの第2弾で
ミステリーYAシリーズ初のシリーズ2作目になります。

北斗学園中等部2年のアキ、ハル、タモツの3人が今回出くわす事件は、
第2次世界大戦中のドイツに関係する謎。
ドイツ第三帝国の崩壊、暗号、魔女、オカルト…。
歴史の闇に秘められていた恐ろしい企みが動きだす。

相変わらず中学生に思えない3人が
学園の謎に真っ向から向かって行くのは
好感が持てる。
3人のキャラクターの違いが前作よりも
際立っていて、前作よりしっかりしてきたかな、って感じ。

謎も前作より凝ってるし、
最後はほろっとさせる展開もあったりして、
なかなかでした。

しかし、途中途中に
前作を読め、的な独り言が多くて
そこはちょっと興冷め。
そう言わせなくても、前作を読みたくなるような
書き方はできなかったのか、と。
そこが作者の腕の見せ所なのになぁ~。

その点、残念でした。

Hope   ~松本 俊明~

hope.jpg


作曲家松本俊明が紡ぐ14の心温まる短編集。

「みんなのうた」でおなじみの
グラスホッパー物語の原案や
同じ「みんなのうた」で放送されたリスに恋した少年の原案も収録。

イギリスでの生活の中で
目にした耳にした日常が
ファンタジックで本当にリアルな物語なのか?と
思える話ばかりでした。
が、本当の話と書いてあるので
本当なんだろうけど。

何気ない日常が
すごく温かい物語に思えてしまうのは
松本さんの言葉が、心の奥深くに
染み込んでくるからだろう。

この本を読むと
世界は善意でできている、という思いが強くなってきます。
心が本当に温かくなる物語集でした。

ちなみに
松本さんは
MISIAの「Everything」なんかを作曲された方です。

渋谷ビターエンジェルズ   ~横森 理香~

shibuyabitter.jpg


ミステリーYAシリーズ第16作品目

渋谷の町を舞台に
少年少女が困ったときに現れる、
渋谷ビターエンジェルズ。
その姿は・・・
ギャル男で、オカマで、ダンサーで、オバサン。
ぜんぜん天使らしくない、
そんなエンジェルたちが
悩める少年少女を救ってくれる。

いやぁ~、
なんていうか、
天使が実に変な姿で・・・。
表紙の絵のまんまのエンジェルたちが
非常にいい味を出していて
読みながらクスリとしてしまいます。

少年少女が抱える悩み、というか「助けて欲しい」という
願いは
大人の自分から見たら
本当に取るに足らないような、
でも、当人たちにとっては一生事のような重大なもの。
そのギャップに
自分も年取ったなぁ~なんて思わざるをえませんでした。

天使が授ける解決策は・・・
とにかくポジティブに!!

一言
「人は幸せになるために生まれてくる
 それを拒むのは他ならぬ人間のネガティブな心」
けだし名言。
ポジティブに自分の人生は自分の選択で決める。
作者の言いたかったことは
これに尽きるのではないか、と
思いました。

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倒立する塔の殺人   ~皆川 博子~

touritsu.jpg


ミステリーYAシリーズも15作品目を読み終えました。
しかし次々と刊行されているので
なかなか追いつけません。

さてさて、この物語は・・・。

第2次世界大戦中のとあるミッションスクールを舞台に
そこで起こった殺人事件と
女子生徒の中で回されるタイトルだけのノート。
そのノート書き込まれる小説。
小説なのか現実なのか、
うっかりすると、両方入り交ざってしまう感じがして
なかなか没頭できなかった。

耽美な物語の中に
殺人という非日常が描かれ
それも現実の話なのか、ノートに書き込まれた
架空の出来事なのか・・・。

不思議な感覚を覚えてしまう作品でした。

真相を知ると
なかなか凝った作品だったなぁ~という感想も浮かびましたけどね。

別冊図書館戦争1   ~有川 浩~

toshokan1.jpg


キターーーーーっ

まさかこんなに早くスピンアウト本が出るなんて。
しかも、郁と堂上の甘い甘い恋人時代のお話。
前作『図書館革命の』の最後でのいきなりの新婚生活で
多分、出るだろうな、とは思ってたけど、
こんなに早く、とは思いませんでしたね。
しかし、その期待を裏切らない面白さ。
有川さん、すごいです。

内容は・・・
甘い甘い甘い。
砂糖にハチミツかけてさらにシロップかけたくらい甘い。
甘すぎて読んでるほうが赤面したり、ニヤニヤしたり。
決して人前では読めない作品でした。

恋人時代特有の
幸せと不安が入り混じった二人の生活。
読んでるこちらもハラハラドキドキしながらの読書でした。
図書館シリーズ最初から読んでいるから
余計のめりこんでしますね。

郁と堂上中心ではあるけれど、
他の登場人物にも少しずつ進展もあり、
柴崎ファンとしては
手塚との関係も気にはなるところなので
次回はこの二人のスピンアウト本を出してもらいたいなぁ~。

絶対にこの二人だと甘甘にはならないとは思うんだけど、
その反面、
この二人の甘甘な姿を見てみたい、と思う今日この頃です。

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COLORS   ~アンソロジー~

colors.jpg


「色」をテーマにした11編のアンソロジー。

黄・青・黒・桃・緋・ターコイズブルー・金・銀・白・深緑・灰色

それぞれの色に秘められた想い。

時代物から青春物まで。
内容にも幅があって非常に楽しく読めた。

特に池永陽さんの『緋色の帽子』が良かった。
東京大空襲の前後の話なんだけど、
白い帽子が緋色に見えるほどの
激しい空爆の中、
命を落とした女の子。
その女の子のことをずっと忘れず独り身を通してきた老人。
こんな時代もあったんだ、と改めて思い起こさせる
非常に心に沁みる話だった。

宮本昌孝さんの『金色の涙』も時代物ではあったけど、
母親の子どもを思う気持ちが痛いほど伝わってきてこれも良かったな。
アンソロジーでは好きな作家さんの作品を読むのはもちろん、
こやって思いもしない作家さんの素晴らしい作品に
出会えるのもまた楽しいですね。

ヘタリア   ~日丸屋 秀和~

hetaria.jpg


遊び好きで女好き、逃げ足の速いヘタレだが、愛すべきイタリア!
 「彼」と愉快な世界の仲間達が繰り広げる抱腹絶倒シニカルギャグ!

だそうです。

国を擬人化してその国のイメージで
縦横無尽に突っ走る若者たち。

時代は第1次世界大戦から第2次世界大戦あたりだったり、
ハプスブルク家の時代だったり
神聖ローマ帝国時代だったり
様々ですが、
底辺に流れるのは
やっぱりその国のイメージ。
いついかなるときでも、ヘタレなイタリア。
そのイタリアに振り回されるドイツ。
三国同盟を組んだがためにわけ分からず一緒に行動する我が日本。
他にもイギリスやラフランス、アメリカなんかの大国から
小さい国まで
それぞれのイメージで作り上げられた擬人化された国の姿は
「分かる・・・分かるよ・・・。」

ただ、世界史を勉強してないと分からない点がたくさんあって
イマイチのめり込めなかったのも事実。
でも、特にイタリアのヘタレな姿だけを
見るだけでも十分に笑わせてくれる漫画です。

お薦め、です。

なみだ特捜班におまかせ   ~鯨 統一郎~

namida2.jpg


伝説のセラピスト 波田煌子 の第2作。
前作で「なみだ研究所」を辞めた波田先生は
前作の最後のクライエント、久保さんに迎えられ
警視庁の特捜班へ。
ここは未解決の猟奇殺人を専門に扱う部署だった。

前作の松本と小野寺さんのようなキャラも登場し、
なんとなく雰囲気は前作と同じ雰囲気ですが、
ちょっと波田先生のキャラが
前作よりも強そうな感じ。
なんとなく違和感がありました。
相変わらずの推理力?思いつき?で
未解決の猟奇事件を次々と解決して行く波田先生。
そして相変わらずセラピストとしての能力、というか、
心理学やプロファイリングの意味さえも分かってないような
そんな態度がまぁ、笑いを誘ってくれます。
でも、前回ほど
突拍子もない推理ではなかったような気もする。

ただただ性格変わりましたか?ってくらい
波田先生のキャラが違っているように
感じたのが残念です。

波田先生の生い立ちなんかも分かって
すごく面白い展開になりそうなんですが、
次作ではどうなることやら・・・。

もちろん、未解決事件を全て片付けた
波田先生は
次なる活躍の場を求めてさすらうのでした・・・。

均ちゃんの失踪   ~中島 京子~

kinchan.jpg


なんで均ちゃんはもてるんだろう?

均ちゃんの家に泥棒が入った。
呼び出されたのは
元妻で大家の景子さん。
そして均ちゃんと付き合いのある薫さんと空穂さん。
均ちゃんと関係のある女性が3人。
お互いがお互いの存在を知らなかったため
なんとなく不思議な関係をこの後もつづけて行くことになる。

っていうか、
普通、今現在付き合っている薫さんと空穂さんが
事を荒立てることもなく、平然としているところが
(もちろん心の中で葛藤はあるにしても)不思議だし。
なぜに放浪癖のある頼りなさそうな、均ちゃんに
この女性3人はやられちゃっているのか?
男の自分には
均ちゃんのような生き方をうらやましいかも、とは思っても
共感も感じられないんですけど・・・。
いっしょにいたら嫌かも。

まぁ、そこが男性と女性の感じ方の違いかもしれませんけど・・・。

確かに
そのちょっとだらしなさとかが母性本能をくすぐるのかもしれないけどね。

最後、
女性たちは全員均ちゃんから離れて行くんだけど、
それが当然のことのように思えた自分がここにいます。

物語は
それぞれの女性の目から見た顛末と
均ちゃんの目から見た失踪の理由を
章立てて進めていて
それぞれの人物の思いなんかがよく伝わってきて
非常に読みやすかったです。

ホームズのいない町   ~蒼井 上鷹~

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蒼井さんの新作。

短編集です。
が、蒼井さんらしく、それぞれの話が
少しずつ微妙にリンクしながら
最後、書き下ろしの物語で大団円を迎えます。

この人がこんなところで、
この出来事はこの出来事のせいで・・・

何の関係もなさそうで
実は深く結びついてたり、
その発見が楽しく、
また、驚きの連続でした。

こういう連作短編だと
蒼井さんのキレのよさが光りますね。

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漢方小説   ~中島 たい子~

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いやぁ~、漢方侮るべからず!

原因不明の体調不良に陥ったみのり。
病院では特に悪い所は見つからず
流れ着いたのが、中医学。
西洋医学では端にも棒にも引っかからなかった
みのりの病状を
中医学ではあっさり言い当て、
さらには漢方で回復へと導いてくれた。

そこに、淡い恋心も織り交ぜながら
(まぁ、何事もなく終わるわけだけど・・・)
漢方についての
あるいは中医学についての薀蓄なんかも
さらりと織り込んでいる。

今の社会の中で誰もが抱え込むストレス。
そのストレスからくる心身の病。
それを西洋医学の目からではなく
中医学・漢方の目から眺めた良作だと思う。

いや、何だか、
漢方で治してもらおうかな?なんて想いを
抱かせるの十分な作品でした。

漢方、侮るべからず!ですな。


なぎさの媚薬3 彼女を憐れむ歌   ~重松 清~

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3作も読むと何だかエロさに慣れてくる・・・
ヤバイな、俺。

今回伝説の娼婦なぎさに出会うのは
昔のバンド仲間を亡くした41歳の哲也。
過去に戻り、バンド仲間の真理子を救おうとする哲也。
過去に置き忘れたものを
取り戻すために
過去に戻り、
真理子と寝、
悲惨な真理子の生涯を救う。
哲也の人生は変わらない。
しかし、過去に戻り、当時愛した真理子を抱くことで
事故死した真理子の人生を変える。

自分の人生を捨ててまでも真理子の人生を変えようとする哲也だけど、
じゃ、何故あのときに、若い頃に、と思ってしまうけれど、
若い頃にはできなかったことが
年を取ってふと振り返ったときに
後悔として心に残っている。
そんなことはままあることだしな~。
今作品を読んでも
自分も過去に置き忘れている想いがあるんじゃないか、と
ふと考えてしまいました。

相変わらずの重松節と
このシリーズ特有のエロさ加減。
だんだんはまっていきますね~。


こうふくあかの   ~西 加奈子~

akano.jpg


2007年と2039年の物語が交差する不思議なお話。

2007年のお話は、
妻が自分の子ではない子を妊娠した男の話。
なんていうか、
妻に対する想いが自分勝手で、
外面はよく思われようとする男の身勝手さが
溢れていて、あまり共感できなくて
非常に読み進めるのがきつかった。
中盤以降、次第に追い詰められながらも
悩める姿に少しずつ、頑張れよ~なんて思いながら読めたけど。
最後、子どもが産まれ、
その後、彼の取った行動、
それが2039年の話に繋がって行くわけだけど、
その辺は上手いなぁ~と思った。

正直、
2039年のプロレスラーの話しとどう絡んで行くのか、
と思ったけれど、
しっかり2007年と2039年が繋がっていて
思わず「お~~~っ」と感嘆してしまいましたよ。

今作も
前作「こうふくみどりの」に引き続き
猪木が実に良い働きをしている。
何故に猪木にここまで入れ込んでいるんだ!西さん。

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ぼちぼち

戸村飯店青春100連発   ~瀬尾 まいこ~

tomura.jpg


「切っても切れないくされ縁?」
まさしくその通り。
血の繋がった兄弟は、どうあったって縁は切れないものなのです。

見た目も性格もまったく正反対の
ヘイスケとコウスケの戸村兄弟。
年も一つしか違わないから、何かと比べられ、お互い気分よくない。
自分は男兄弟の真ん中なので弟の気持ちも兄の気持ちも
両方ともなんとなく分かる。

ヘイスケは高校卒業後大阪の家を出て東京へ。
とにかく閉鎖的というか地元意識が強くて
何にでも首を突っ込んでくる周囲の人間から離れたくて東京へ。
コウスケはそんな何を見ながら、将来は自分が実家の戸村飯店を
継がなくては、と思う。
あ~、分かる。二人の気持ち。だから両方応援したくなる。
結局、行き着くべきところに行き着いたという感があってほっとした。

紹介には爆笑コメディーなんて書いてるけど、
コメディーというより兄弟の成長物語、だな。
いい感じで二人がたった1年で大きく成長してる。

なんだかんだ言いながらやっぱり兄弟で
お互いのことをどこかしらで意識し合ってる。
そんな兄弟の姿が微笑ましかったです。

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なみだ研究所へようこそ!   ~~鯨 統一郎

namida1.jpg


新米臨床心理士と伝説のサイコセラピスト、
そして美貌の女会計士が繰り広げる、クライエントとのユーモア溢れるドラマ。
伝説のセラピスト・波田先生の涙が落ちるとき、不思議なフシギな推理がはじまる…。

心に病を持った人ってたくさんいる。
その心に病を持った人たちを幾人も救い
生きながら伝説のセラピストとなった波田先生と
新米臨床心理士松本清。
あまりにも突拍子もない、ぶっとんだ波田先生診断に
異を唱える松本。
しかし、波田先生はクライエントの心の闇を
そのぶっ飛んだ推理で、いや、診察で癒していく。
その診断が本当にぶっ飛びすぎて、読んでるこちらもまずは脱力してしまう。
しかし、その解説を聞くと
なるほど、確かに、と納得させられてしまうから不思議だ。

登場人物のキャラクター設定も素晴らしく、
話の展開も面白い。
そして心理学についても、きちんと調べている感じがして
鯨さんの勉強ぶりには頭が下がる思いです。

最終話でなみだ研究所を辞めることになる波田先生は
警察にプロファイリングの専門家として入ることになる。
それが次作に繋がるんだろうけど、
この作品はこの作品として
単独で読んでも十分に面白い作品でした。

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モーニング   ~小路 幸也~

mourning.jpg


morning ではなくて mourning
朝 ではなくて 喪。

大学時代の親友の葬儀に参列した4人。
そのうちのひとりが「自殺をする」と告げる。
それを止めるために残りの3人は福岡から横浜までの
ロングドライブを決行する。
その中で思い出される大学時代の懐かしい日々。
5人で共同生活をしていたときの
思い出の中から、自殺を止める糸口を探そうとする3人。

その思い出話の中で
お互いの気持ちの中に封印してきたものも浮かび上がらせる。

忘れたわけではないけれど、
心の奥深くに封印してきた出来事、そしてそれぞれの想い。

3人は仲間の自殺を止めることができるのか・・・。

大学時代の親友たちが20数年ぶりにそろう。
仲間の一人の葬儀に出るために。
それぞれがそれぞれの生活を抱え、
全員が揃うのは20年ぶりのことだった。
もう全員が揃うことがない悲しみを抱えながら
自殺をするという仲間の真意を探りながらのロングドライブ。

その結末はなるほど、と思わせるものだった。
亡くなった人を偲ぶのは当然だけど、
それぞれの生活があるがゆえに
その偲ぶ時間も場所も限られてしまう。
思い出してあげることが、話をすることが、最大の供養かも知れない。

自殺を言い出した仲間の真意は、本人にしか分からない。
しかし、残された4人の気持ちを一つにするには十分だった。
そして語られる大学時代の、青春時代の思い出話。
40半ばになっても、その当時のこと色んな思い出を話すことができる
そんな関係がうらやましくも思えた。

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Re-born はじまりの一歩   ~アンソロジー~

reborn.jpg


今の季節にふさわしい
新しい何かに向けてはじまりの一歩を踏み出す人たちを
描いた短編集。

どの話も何かを始めるときの
高揚感と
何かが始まる前の
何かが終わった瞬間の切なさがすごく丁寧に書かれてあると感じた。

瀬尾さんの『ゴーストライター』は
その後に出た『戸村飯店青春100連発』に繋がる作品で
この中の兄弟がどんな風になって行くのか、
この後の作品を読む前に興味深く読ませてもらった。
すごく楽しみだ。

相変わらず伊坂さんは上手いし。

福田栄一さんの作品も胸が締め付けられるようでした。

4月は始まりの季節。
これからの生活に新たなスタートが切れますように・・・。

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bakenokawa.jpg


芸人さんのエッセイが続きます。

ネタでいくつか見たものもあるけれど、
文字にして読むと
また違った感じで
純粋に面白かった。

女王様スタイルなのに、
本当は小心で傷つきやすくて、Mで・・・。
彼女の日々が赤裸々に綴られています。
でも、可笑しいんだけどね。

でもこんな格好をしていることからくる偏見とかも
ちゃんと自分の武器にしている感じ。

彼女だけではなく、
彼女の周りの人たち(特にお母さん)も
サイコーに可笑しい人ばかりだ。
やはり可笑しい人の周りには可笑しい人が集まるのでしょうか・・・。


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