2008.05.04 (Sun)
母恋旅烏 〜荻原 浩〜

旅芸人だった花菱清太郎は自分の劇団を作り独立するが、
その後廃業。廃業後は様々な仕事を興すものの全て失敗に終わる。
借金を抱えた清太郎は
元の劇団の団長に借金を申し込みに行くが
結局その息子の劇団の座員として
大衆演劇に復帰する。
この物語は
そんな清太郎だけの物語ではなく、
そんな清太郎を夫に持った、父に持った家族の物語である。
それぞれの視点で物語が進んで行くのだけれど、
それぞれの想いがしっかりと描かれている。
家を出る子どもたちもいるけれど
それでも最後はしっかりと清太郎の下で
舞台に立ってたりする。
蛙の子どもは蛙ということわざを地で行く物語だった。
ところどころにユーモアを交えながら
物語は進む。
最後は切ない終わりかただなぁ〜と思うんだけれど、
きっと元の鞘に収まるんじゃないかという気もする。
どのキャラもすごく生き生きと描かれている。
どんなに腐っていたりマイナス思考に突き動かされている子どもたちでも
その姿は生き生きとしているように思えた。
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