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Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
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ブログも色々やってるのに
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ドラママチ   ~角田 光代~

dramamachi.jpg


マチ  町ではなくて待ちだったんだね。

女はいつも待っている。
恋の予感だったり妊娠だったりプロポーズだったり。
自分から行動することはないにしても
待ち焦がれている女たちの様々な想いに
ちょっと感心したり引いてしまったり。

男だって待っている。
女だって待っている。
お互いが歩み寄っていかなければ
ただ待つだけでは
何も始まらないような気もするんだけど。

結局この物語の女性たちは
待っているものを手に入れることが出来たのか?
その答えは
この物語の女性たち本人しか分からないことだろう。

しかし、
待つという行為だけでは、
今以上の幸せにはめぐり合えないんじゃないか、と
ふと、思った。
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オレって結構やるね♪

むかしのはなし   ~三浦 しをん~

mulashi.jpg


しをん風昔話。

昔話を現代にアレンジして
もちろんまったく同じ設定ではないけれど
微妙な描き方で
その原型をほんの少しだけ匂わせながら
まったく別物の現代版昔話に作り上げている。

隕石が地球に衝突するまで3ヶ月。
別惑星に飛んでいけるロケットに乗れるのはごくわずか。
その中で
暴動に走る人。
今までどおりに生きる人。
幾通りの人生がある中で
この物語の登場人物たちは
しっかりとその現実を受け止め
来るべき日を迎えようとしている気がする。

昔話から得る教訓。
それはこの物語からも得ることができる。

三浦さんの作品は
まほろ駅前多田便利軒しか読んでませんが、
それとはまた違った感じで
ちょっと読みにくさもありましたが
最後まで
興味深く読めた。

ぐるぐるまわるすべり台   ~中村 航~

gurugurusuveri.jpg


だから何なんだろう?
と言う一言が口から出てしまった本作。

結局僕の中で始まったものは
何?

ラストは何だか自分に酔ってませんか?という終わり方。

今まで読んできた作品の中で
自分的には一番読みにくい作品でした。

個人的には
『ぐるぐるまわるすべり台』に出てきたテツヤと千葉の
その前の話を描いた『月に吠える』の方が
良かったかな・・・。

あたり[魚信]   ~山本 甲士~

atari.jpg


ふと手にした釣竿。釣りの面白さにハマった主人公たちに起きた奇跡とは?
釣りを通しての人々の心の交流を描く幸せ満点の連作集

何気に釣りをしている人と知り合い、
釣りの面白さに触れ
自ら釣竿を手にして魚を釣り始める。
そこで出会う人々が、奇跡的な繋がりを持って
一つの奇跡を起こす。

自分は釣りをまったくしない人なんですけど、
ここに登場する人たちも
ほとんどがつりに興味のない人たちばかり。
そんな人たちが、
つりに興味を覚え、釣りにはまり、
釣りを通して人との交流が深まる。
それこそが奇跡だった、と思う。

辛い人生を送ってきた人、
悩みを抱えている人、
罪を犯しそうになっている人、

そんな人たちが、1本の釣竿で、自分の人生を変えてしまうような
奇跡的な出会いを見つける。

すごく心が温かくなる話ばかりでした。
これを読んで釣りをするのも、悪くはないかもな、と
ちょっとだけ影響を受けてしまうほどでした。

雨の日も、晴れ男   ~水野 敬也~

amenohimo.jpg


「夢をかなえるゾウ」の作者、水野さんの作品です。
初水野さんです。

二人の幼い神のいたずらで不幸な出来事が次々起こるアレックス。
だが、会社をクビになろうとも、家が焼けようとも、妻子が出ていこうとも、
彼は常に他人を楽しませ、前向きに生きていた。
そのアレックスから学んだことは・・・

いや、あっという間に読み終わります。
1時間かそこらだったと思う。
テンポが良くて、小難しくもなく、
あっさりしてそうで、実は中身が濃い。
少量でもお腹一杯になる作品でした。

何よりも前向きなアレックスの生き方がいい。
どんな不幸が襲ってきても、
それを恨まず、自棄にならず、
何とかしていい方向へ向けようとする努力。
それが必ずしもいい方向に向かうわけではないんだけど、
誰かが楽しんでいてくれたら
自分もそれが嬉しい。

そんなアレックスの態度に本当に感動してしまう。

自分を振り返ると
何かヤなことがあると他人のせいにしたり、
そこから逃げようとしたり。
そんな自分の行いを反省してしまうような作品でした。

なんか大切な何かを見つけられる、作品でした。
その大切なもの、は
きっと読んだ人によって違うだろうけど、
どの人にとっても
すごくすごく大事なものだと思う。
だからこれを読んで、自分にとって何か大切なものを
確認して欲しいなぁ、と思った次第です。


僕たちのミシシッピ・リバー   ~重松 清~

missippi.jpg


季節風シリーズの第2弾は『夏』

夏の物語なので
切なさや哀しさ、悲しさは無縁で
きっと爽やかな、涼やかな話ばかりだろう、と思ってたけど、
やはり重松さんは、そうはさせないみたいです。

どの話も
夏を舞台に
どこか哀しい、切ない、お話ばかりでした。
その中で母親の再婚に戸惑いを感じながら
でも、最後にはOKを出す女の子を主人公にした「ささのはさらさら」は
女の子の微妙な心の揺れが上手く描かれていて、
ただ哀しい、と言う話ではなくて良かったな。

やはり、泣きました。
「べっぴんさん」「タカシ丸」
この2編で号泣しそうになりました。
特に「べっぴんさん」は
昨年の同じ時期に祖母を亡くしているので
身に染みました。
この2作は続けて載っていたので
涙腺弛みまくりでした。
こういう物語の並びも上手いなぁ~。
で、最後は爽やかに終わる『虹色メガネ』
上手すぎです。

あざといと言う人もいるだろう。
泣けといわんばかりの物語の並びに
嫌悪感を持つ人もいるかもしれない。
でも、重松さんの作品は
そういったものを超えて
我々に家族の本当の良さを教えてくれているような気がします。

これからも泣きますよ。
泣かせてください、重松さん。

TBさせていただいたブログ
待ち合わせは本屋さんで
はちみつ書房
かみさまの贈りもの~読書日記~
苗坊の読書日記

夏休み   ~中村 航~

summervacation.jpg


何ともいえない読後感。

二組の夫婦が何だか現実離れしている感じ。
離婚を賭けて
テレビゲームする?
いや、しないだろ?普通は。
それを楽しんでるかのような雰囲気にもちょっとなぁ~って感じ。

まぁ、プチ家出する吉田君の気持ちは分かる。
しかし、何か一言あってもいいだろう?と思う。
怒る舞子さんの気持ちも分かる。
しかし、なぁ~。
それに関係して行くマモルとユキ夫婦もどうかな。
結局女性二人に振り回される男二人、の構図で
読んでて痛々しい。

まぁだからと言って嫌いではないんだけど。

吉田君と舞子さんって
『あなたがそばにいて欲しい』の二人ですか?

ユキのママがいい味出してたな。

なぎさの媚薬4 ねえさんの浴衣   ~重松 清~

nagisa4.jpg


渋谷の娼婦、なぎさと今夜出会うのは
義理の姉を見殺しにされ、故郷を離れた圭。
姉を自殺に追い込んだ『家』を憎み、
自分は決して家庭を持とうとしなかった。

姪の結婚式に出席するために故郷に帰ってきた圭。
居心地の悪さを感じながらも、亡くなった義姉の墓参りを済ませた圭は
東京に戻り、
兄の2番目の妻の死を知る。
そこで知らされた真相。

最初の兄の妻、自分がただ一人「ねえさん」と呼ぶ女性を
救うために、圭はなぎさと出会い、過去に戻り、
その「ねえさん」と結ばれることで
「ねえさん」の自殺を食い止める。

もちろん、これまでどおり、
なぎさと関係を持つ男の生活に変わりはない。
それでも自分が愛した女性を救うことができた。
それだけではなく、彼の心の中にも変化が起きる。

相変わらずのエロさ加減がサイコーです。
家族物で泣かせるか、と思いきや、
こういったエロも書く。
しかし、その根底に流れているのは
やはり人の愛。なんだな。
変幻自在の重松さんです。

今回は義姉との関係。
だんだん関係性も危うくなってきますね・・・。
さて、次は?
これまた楽しみです。

愛しの座敷わらし   ~荻原 浩~

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家族5人がそれぞれ別の方向を向いているような一家。
夫の転勤を気に、古い民家に移り住む。
そこでの出来事が家族をまた一つにしていく。
家族の再生物語。

なんといっても
座敷わらしがかわいらしい。
座敷わらしは住む家に幸福をもたらしてくれる。
ただしこの家族にとっての幸福は
お金や物ではなくて、
家族のまとまり、だった。
座敷わらしのおかげでばらばらになりそうだった家族が
また一つになる。
それ以上の幸福があるだろうか。

座敷わらしの哀しい言い伝え。
何ともいえず悲しかった。
その昔、そんなことがあったとは今の年になれば
分かってはいることだけれど
もし座敷わらしがその言い伝えのままの存在であれば本当に悲しい。

色んなことを考えさせる物語だった。

常識を疑い、固定観念を捨てろ

今作で一番効いた言葉。
常識だけに捉われずに、色んなことを考えながら
前を向いて歩いていこう。

最後の1行で
なんだか
救われた。
思わずニヤリでしたね。

TBさせていただいたブログ
苗坊の読書日記


まだ殺してやらない   ~蒼井 上鷹~

mada.jpg


これまでの蒼井さんの作品とはちょっと趣の異なる作品でした。
これまでのユーモアやシニカルな感じがほとんどなかった。
5部からなる長編だけれど、
キレのある第1部以外はちょっと冗長すぎるか?と言う感じです。

犯人は、
意外な人物で、
でもその動機がう~ん、とうなってしまうような・・・
しかし、ある種偏執狂的な人間からすると割りと普通のことなのかな?

終わったと思ったら
犯人のその後はwebで。
しかし、そのwebでの犯人のその後も
わざわざweb上で公開するほどのものか?
とちょっとクビをひねらざるをえない。
もっと凝ってるのかと思いきや・・・
本編で終わらせても支障がなかったような気が・・・。

やはり蒼井さんは短編で生きる作家のような気がしてきました。

ハイ!ミラクルズ

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新聞配達をしながら町の平和を守る中年3人組に
その新聞販売店の店主である姉弟。
そして深夜勤務するパン工場の女二人。
この7人が繰り広げる可笑しくも哀しい物語。
根底に流れるのはワーキングプアの問題だったり
格差社会だったり、多分そんな感じのもの。
今の日本の社会の病巣を皮肉りながら、しっかり笑いを取る。
そして考えさせる。
時に大笑いしながら、時にしんみりしながら
あっという間の2時間でした。

何よりも南野さんファン暦23年のワタクシは
実は初生南野さんということでかなり緊張しながら観てました。

キレーでした。
41歳には見えないほど。
これからも応援しますよ、南野さん。

そして、峯村さんの面白さ、上手さに脱帽した舞台でした。

きまぐれロボット   ~星 新一~

kimagure.jpg


表題作は英語の教科書にも載っている作品でした。
教科書で読んで
オリジナルを読みたいと思いつつ
ようやくたどり着きました。

おなかが減れば、料理をつくり、退屈すれば話し相手になる。
なんでもできるロボットを連れて、離れ島にバカンスに出かけたお金持ちのエヌ氏。
だがロボットは次第におかしな行動を……

なかなかオチは良かったです。
英文で読んでも日本文で読んでも
なかなかユニークでした。
この作品のおかげでちょこっとだけ星新一さんに興味を持ち、
初めて読んだのがもう1年前です。
で、そこからぜんぜん手につけてなかったんですが、
星新一熱に侵されそうです。

どの話も科学者やらロボットやら宇宙人やら出てきて
未来系ショートショートの様相を展開してます。
まぁ、どの話も結局のところが似たようなオチになることもありますが、
今から40年も前にこの作品を書いたのかと思うと
星さんの鋭さには脱帽ですね。

これからも少しずつ読み進めていきたいと思います。

ささらさや   ~加納 朋子~

sasara.jpg


ミステリーというくくりだけど
ミステリーというか日常の謎、いや謎ともいえない
ちょっとした事件。
その事件に出合うのは
事故で夫を亡くし、産まれたばかりの赤ん坊を抱えたさや。

なんと言っていいかわからなくなるほどの作品でした。
夫を亡くし、夫の実家からも逃れるように
亡き伯母の家に住むことになったさや。
さやの身に降りかかる事件から
幽霊となった夫が誰かの体に乗り移り、助ける。
基本的にはそんな話ですが、
事件もそれほど大げさなものでもないし
誰かが死んだりするわけでもない。
でも、
さやの周りには亡くなった夫だけではなく、
三婆やヤンママなど力になってくれる人たちがいる。
その中で徐々にさやも強くなっていく。
そんなさやの成長物語、と言っていいのではないだろうか。

何よりも三婆のやり取りや三婆VSヤンママ・エリカの絡みも
読んでいて非常に微笑ましかった。

華やかさや、派手さはないけれど
心にジーンと染み込んでくる素晴らしい作品でした。

オカンの嫁入り   ~咲乃 月音~

okan.jpg


女手ひとつで娘を育てあげた看護師・「オカン」陽子と、その娘・月子が暮らす家に、
ある晩、酔った陽子が「捨て男」(研二)を拾ってくる。
陽子は彼と結婚するつもりらしい。とまどう月子だったが、
やがて研二の気さくな人柄と陽子への真摯な思いに、母の再婚を受け入れていく……。

第三回日本ラブストーリー大賞のニフティ・ココログ賞受賞作。
なんか毎回新たな賞を作ってますね、日本ラブストーリー大賞って。
この作品はラブストーリーと言うより
月子と母親・陽子の母子の愛情物語だな。
もちろん研二と陽子、月子とセンセイの恋愛も描かれているけれど、
やはりメインは母子の愛情物語。
こんなラブストーリーもいいね。

ただ、展開が読めてしまったのが残念。
って言うかお手軽に
誰かを死なせてしまうのは(実際にはその場面はないけど)
はっきり言って感心しないな。
この作品で選考委員が全員泣いたって・・・
じゃ、何故大賞じゃないんだ!って感じです。

あざとさも見え隠れしますが、
だからと言って悪い作品ではない。
月子とオカンの仲の良さが全編に溢れていて、
読んでて心地よいのも確かです。
だからこそ、安易な方向に走ってほしくなかったなぁ~と思います。

第三回日本ラブストーリ大賞・・・
まだ大賞読んでないんですけどね・・・。

TBさせていただいたブログ
しんちゃんの買い物帳

ごめん   ~原田 マハ~

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範子―偶然目にした詩が、自分たちを捨てた父親の記憶を呼び起こした。
陽菜子―意識不明の夫の口座に毎月お金を振りこみ続けていた人物と、ついに対面を。
咲子―不倫と新たな恋。病気を告知され、自分の願いがはっきりわかる。
麻理子―行方不明の親友と暮らしていたNYのアパートを、7年ぶりに訪れて。

どの作品を読んでも
女性の強さ、が際立っている。
それに反して
男の弱さやだらしなさがどうしても目立ってしまう。
ただどちらにしても
肩肘張らずに、もっと素直になればいいのに、と思ってしまう。
女性の方ももっと弱さを晒せばいいのに、とも思う。
それが彼女たちの生き方だとしても・・・。

特に2作目の「ごめん」が良かった。
高知にある「ごめん」と「いよ」という駅。
端っこ同士で「ごめん」と「いよ」
ごめん行きといよ行きがすれ違うとき
「ごめん」「いいよ」と何だか素直になれそうだ。

どの女性も最後はしっかり前を向いて歩いている。
やはりその生き方の方が
彼女たちらしい。

ちょっぴり元気になれるかも?
男性には手強いかも・・・。

TBさせていただいたブログ
しんちゃんの買い物帳
ナナメモ

建てて、いい?

tateteii.jpg


『家』を建てる。
『家』を買う。
どちらにしても
人生で一番大きな買い物。
しっかり考えなくては
後で取替えなんて出来ない。

独身女が家建ててどこが悪い?
いや悪くないですよ。
独身男が家建てて何が悪い?
悪くないですよね??

展示場の家は家族向けに作られていて、
説明も家族向け。
独身女性に向かって「奥様」を連呼する営業マン。
家を見に来るものは家庭持ちだけだとの想定で
話を進めようとする営業マン。

でも、独り者だって家を建てようと思えば建てるのさ。

そんな意気込みを感じた。

そう、僕も家が欲しい。
自分だけの居場所が欲しい。
独身男だけど、家は欲しい。
あ~したい、こうしたい、夢だけが大きく膨らむ。
チラシを見ては、その間取り図に勝手に妄想を膨らませていく。

いつかはこの主人公のように自分だけの自分のための
家を建てたい。
そんな思いを強くしました・・・。

あれ??
結婚する気ないの?オレ!?

走れ!T校バスケット部   ~松崎 洋~

Thigh.jpg


よく言えば、漫画的、映像化向き。
バスケットを通して友情や恋、すなわち青春を
謳歌する高校生たちの姿を描いている。

いじめを受けて私立のバスケットの名門校から都立の高校へ転向した陽一。
そこで計らずも再びバスケット部に入部してしまうが、
そのバスケット部で
本当に自分のやりたいバスケットが出来ることに
喜びを感じるようになる。
最終的には自分をいじめた高校との決勝戦に望むが・・・。

この中では陽一の父親の本当の父親らしさ、が良かった。
子どもを守り、
そして子どもを信じ、
子どもを応援する。
親としてあるべき姿、がよく描かれていた、と思う。
その反対として描かれるもとの高校のバスケット部の監督の卑屈さ。卑怯さ。
対照的であったけれど、これもまた一つの大人の姿。
見事なコントラストでした。

面白くはあるけれど、
やはり夢物語的な雰囲気があり、
素直に感動は出来なかったな。

最後の後日談は正直いらないかも。
読者は決勝戦での結果の余韻に浸ることも出来ず
現実を(まぁ、現実ではないんだけど)見せ付けられたって感じで
少し興ざめ。
2も出ているけれど、
このメンバーたちの話ではないんだ、と分かってしまった。
って未読なので
本当は違うかもしれないけど・・・・。

そろそろくる   ~中島 たい子~

sorosoro.jpg


男には分からない
女性特有の生理現象。
いや、そんな話だとは分かって読んだわけですけど、
でも、PMSって大変だなぁ~、と
他人事のように読みつつも
いや、男にも似たようなものはあるぞ、きっと。
そんな思いを強くしながら読み終わりました。

精神的にも肉体的にもきつくなるPMS。
男性はもちろん、女性でも知らない人が多いようで
これを知っているのと知らないのでは
対処の仕方もだいぶ違ってくるのかな、と思いました。

男性側も女性の体のことを知ることで
特にパートナーに対して優しくなれるんじゃないか、と。
相手を思いやることは
相手のことを良く知る、ってことなんだな、と
当たり前のことを
再確認できた作品でした。

終わりは始まり   ~中村 航~

owarihajimari.jpg


終わりは始まり・・・
何のこと?
答えは回文でした。
確かに上から読んでも下から読んでも
始まりが終わりになり、終わりが始まりになる。

投稿されてきた回文に
フジモトさんがイラストを描き、
その回文とイラストを元に中村さんが短編を書く。
非常に面白い試みで、
なかなか読んでいて楽しい作品でした。

これまでの中村さんの作品とは
一味も二味も違う作品でしたね。

そしてイラストもめちゃくちゃかわいいですよ。

うちのパパが言うことには   ~重松 清~

uchipapa.jpg


重松さんのエッセイ集としては2作目らしいです。

章立てにしてあるので
若干の統一感はあるけれど
色んな媒介に乗っていたものを一つにまとめたものなので
違和感はあります。

しかし、重松さんです。
どのエッセイも
それぞれ軽かったり重かったり
その都度まったく違う重松さんの姿が
見られます。

ただの作家ではなくて
ルポライターとしてもずいぶん活躍されていたので
読ませる文章の力強さは
他にはまねできないのではないでしょうか。

でも彼のエッセイも
下地にあるのは、やっぱり家族なんですよね。

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