
範子―偶然目にした詩が、自分たちを捨てた父親の記憶を呼び起こした。
陽菜子―意識不明の夫の口座に毎月お金を振りこみ続けていた人物と、ついに対面を。
咲子―不倫と新たな恋。病気を告知され、自分の願いがはっきりわかる。
麻理子―行方不明の親友と暮らしていたNYのアパートを、7年ぶりに訪れて。
どの作品を読んでも
女性の強さ、が際立っている。
それに反して
男の弱さやだらしなさがどうしても目立ってしまう。
ただどちらにしても
肩肘張らずに、もっと素直になればいいのに、と思ってしまう。
女性の方ももっと弱さを晒せばいいのに、とも思う。
それが彼女たちの生き方だとしても・・・。
特に2作目の「ごめん」が良かった。
高知にある「ごめん」と「いよ」という駅。
端っこ同士で「ごめん」と「いよ」
ごめん行きといよ行きがすれ違うとき
「ごめん」「いいよ」と何だか素直になれそうだ。
どの女性も最後はしっかり前を向いて歩いている。
やはりその生き方の方が
彼女たちらしい。
ちょっぴり元気になれるかも?
男性には手強いかも・・・。
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