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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
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ステップ   ~重松 清~

stepshigematsu.jpg

結婚3年目で一人娘を残したまま亡くなった妻。
周りの人の助けを得ながら男手一つで娘を育てる夫。
娘の1歳半の幼稚園入園から12歳小学校卒業までを
描く感動の作品。

久しぶりに泣けました。

妻を失った、母を失った父娘の生活。
それが悲しいとか言うんではなく、
その周りの人の思いやりや何気ない棘のある言動。
そういったすべてのことが悲しかったり切なかったり
嬉しかったり、歯がゆかったり。
そういった複雑な感情が押し寄せてくる作品でした。
ただ泣けるというだけではなく
人の温かさも十分に染み入ってくる作品でした。

亡くなった妻の両親や兄夫婦、後に結婚することになる同僚など
出てくる人もすべて思いやりのある人たちで
まぁ、いい人ばかりで毒がないというのが
ちょっと物足りなかったけど、
全体的には良かったです。


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恋文の技術   ~森見 登美彦~ 

koibumi.jpg

森見さんの描く男はやっぱり阿呆だ。

京都より遠く離れた能登のとある研究所に送られた守田一郎。
そこで彼がやったのは
くらげの研究、そして恋文修行。

というよりほとんど文通。

相手は同じ大学院に籍を置く友人。
家庭教師をしていたときの教え子。
大学の研究室の女帝。
妹。
森見登美彦。
そして愛する女性。

それぞれの文通が同人進行で行われるんだだけど、
読むのは守田一郎の手紙だけなので
一方通行の感がある。
守田一郎の手紙で相手がどう返事を書いてきたのか
分かるには分かるけれど、
そして他の人への手紙で詳細が分かったりもするんだけど
ちょっとだけ読みにくかった。

守田の手紙だけでも笑うところは十分あるんだけど
往復書簡だともっと面白みはあったかな。
でも、その返事の手紙がどうかいてあったのか
想像して楽しむことは出来るかな。

森見さん独特の文体で
なかなか面白かった。
何故に面白かったのか・・・
それはやっぱり自分も文通を同時期に数人とやっていたことがあったからだろう。
それはそれは大変でありながらも
返事が来るのが待ち遠しかったり。
今ではすべてメールで済ませてしまうことが多くなったけれど、
こうやってたまには手紙を書くのも悪くないかな、と思った。

まぁ、書く相手がいないんだけどね。

告白   ~湊 かなえ~

kokuhaku.jpg

う~ん、これは・・・。

すーっと最後まで読めてしまった作品。
本当に早かった。
なんか、事実をつらつらと挙げられて
それをすんなり受け入れてしまったかのような、
自分が入り込める余地もなく
考える余地もなく、読み終わったって感じ。

悪くはない作品だけど、
手放しで褒められる作品でもないかな、と言う感想です。

最初の教師の告白で十分だったかな。

読後感は・・・
本当の復讐を遂げられて良かったな、と。
まぁ、人は愛するものを奪われたたら
ここまで鬼になれるんだよな、と改めて実感。

一つの事件を通して
色んな角度からその当事者たちが告白していくわけだけど、
救いようがないと言うか、
なんというか、
後味はすっきりしないけれど、
現実社会でもすっきりしないことの方が多いわけだし、
実際にこの教師がしたことは
決して倫理的、道徳的には許されないことだけど、
心情的にはまぁ、それもありか、と
納得してしまう自分のほうが怖かったりして。

パパママムスメの10日間   ~五十嵐 貴久~

tendays.jpg

前作から2年後の設定で、
小梅は大学生になることに。
そんな小梅の大学の入学式の当日、
雷に打たれたパパママムスメの3人は
またもや心と体が入れ替わってしまった。
今度はパパ→ママ、ママ→小梅、小梅→パパ。
2人でも大変だったのに、今度は3人。
川原家はどうなる?

今作も面白かった。
ただ、前回は2人だけの入れ替えだったので
読むのもそうこんがらがる事はなかったけれど、
今度は3人で
次々と場面が変わっていくので
ちょっと読みづらかったかな。

今回もパパの会社での問題を軸に
小梅が奮闘。
小梅の代わりに女子大生になったママの奮闘。
ママの代わりに家事全般をやることになったパパの奮闘。
特にパパママのそれぞれの奮闘振りが可笑しかった。

そして最後には家族それぞれの立場をお互いが思いやれるようになった
というところで終わる。
まぁ、最後は予定調和ということでいいんだけど、
やはり前作のほうが勢いがあったかな、という感じです。

心と体が入れ替わる原因がアレだったとは・・・
そこは意表を衝かれましたね。

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三匹のおっさん   ~有川 浩~

ossan.jpg

有川さんの新作はベタな甘甘な話ではなかった~。

還暦を過ぎた3人のおじいさん、ではなく、おっさんたちが
町の平和を守る。
剣道の達人、キヨさん。
柔道の達人、シゲさん。
頭脳派、ノリさん。
この3人が町で起こる事件をそれぞれの得意分野で解決していく。

とにかくこのおっさんたちがかっこいい。
60を超えてもなお現役。
老人扱いされることを嫌い、自分たちに出来ることを
しっかりやっている、そのかっこよさ、爽快さ、が
これまでの有川さんのイメージを覆すものでした。

まぁ、しっかりラブコメっぽい展開も設定されてるんですけどね。
そのラブコメ担当の祐希(キヨさんの孫)と早苗(ノリさんの娘)の二人も
なんか初々しくて
さすがの有川さん、でした。

6話からなる短編集ですが、
サクサク読めるし、
なにより面白い。
有川さんにはこういった話もどんどん書いていってもらいたいものです。

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秋期限定栗きんとん事件(上)   ~米澤 穂信~

kurikinton1.jpg

小鳩君と小佐内さんが絡んでいないのが
何となく不思議な感じです。
上巻なので
まだ物語の核心に辿り着けていないんですが、
小佐内さんが何かをたくらんでいるような・・・。
もしくは何かに関係しているような。
今後の小佐内さんの動向に目が離せませんね。

小鳩君も小佐内さんもそれぞれに彼女彼氏が出来てるんですが、
何となくこのカップルも不思議と言えば不思議な組み合わせです。
これも何か後々影響あるんじゃないかな?と
自分で勝手に思ってます。

放火事件を軸にそれぞれが動いていて
しかし、その接点がまだ見えてこない。
ただ、小鳩君も小佐内さんも
間違いなくこの事件に絡んでくるだろうな、と。
そしてこの事件が解決した後、
二人の関係がどう動くのか、
そちらにも興味深深ですね。

早く下巻も読まなくては。

オニロック   ~中村 航~

onirock.jpg

鬼が島からやってきたオニが
東京の生活で見つけたこと。
何がかっこよくて、何がかわいくて、
何が愛おしいのか。
まだ何も分かっていないけれど、
わからないうちに鬼が島へ帰ろうかと
思ってしまうこともあるけど、
鬼の仲間たちと作ったバンドで
自分にとっての何かを見つけることがきっと出来たはず。

中村さんのストーリーと
宮尾さんのイラストがぴったりはまった
心温まる物語でした。

夜の来訪者   ~シス・カンパニー~

yorunoraihoshapamph.jpg

文句なく面白かった。
最初はちょっと眠気が襲ってきたんだけど、
段田さんが登場して、
秋吉家の仮面が少しずつ剥がれていき、
そして驚愕の(と言っていいよね)のラストまで
見入ってしまいました。
途中休憩が入ったけど、
逆に休憩が入ってしまって勢いが削がれたような気もする。
休憩なく最後まで突っ走ったら
もっと緊迫した雰囲気の中で最後まで見られたんじゃないだろうか。

しかし、それを差し引いても
十分に面白かった。

ラブ・ミー・プラッチック   ~エイリアンズボーン~

love_me.jpg

劇団ニコルソンズの新人ユニット
『エイリアンズボーン』の第2弾。
3月14日に見ました。
この日は2作連続で見たので
ちょっと疲れましたね。

今作は3編の短編からなるオムニバス。
『ラブ』・・・世界一の嫌われ屋になった亀子。
      何故に彼女が世界一の嫌われ屋になったのか・・・。
『ミー』・・・自分探しの旅に出た面々。
      本当の自分に出会えたのか?
『プラッチック』・・・不景気の末、職場を首になった労働者が
           行ったことは・・・。

どれもあほらしくて、バカらしくて
でも、何かを考えさせる物語だった。

途中途中で噛んだり、動きが可笑しかったりするのはご愛嬌。
でも、一生懸命やってる姿が微笑ましい。
これからこの若手がどんどん伸びていくのかと思うと
旗揚げ公演から見てきた自分としては
(まだ2作目だけど)
とてもうれしい。

って言うか、今作では『塩田鈴子』さんに釘付けでした。
彼女はすごい!と本当に思いました。
いい役者さんになってもらいたいなぁ~。

パパとムスメの7日間

sevendays.jpg

電車事故をきっかけにパパとムスメの心と体が入れ替わる。

設定自体は大して新しくもないが、
父親と娘というのは他には見たことはないなぁ~。

割と面白かった。
入れ替わってしまった父娘が
それぞれの立場であーでもないこーでもないと
奮闘を続ける。
特に父親の哀しさというか悲哀さが笑いを誘った。

確かに年頃の娘と入れ替わったら
戸惑うよなぁ~、
っていうか娘が我慢できない気持ちもよく分かる。
娘は娘で父親の会社に出向き
結果、仕事を成功に導いたり。

それぞれの立場に立って、それぞれの境遇を思いやり
その距離がほんの少しだけ、ほんの少しだけ近づく。
でも完全に寄り添うことはない。
お互いが完全に理解しあうようになった、というより
リアリティがあって良かったな。

続編も期待大です。

うつくしい人   ~西 加奈子~

beautifulwoman.jpg

他人の苛立ちに怯え、細心の注意を払いながら重ねていた日々を
自らぶちこわしにした百合。
会社を辞め、「ただの旅行」で訪れた島のリゾートホテルのバーにいたのは、
冴えないがゆえに百合を安心させるバーテンダー坂崎と、
暇を持て余す金髪のドイツ人、マティアスだった。

最初、百合の性格が腹立つくらいに嫌だった。
対人恐怖、というより強迫性障害に近い感じのする
精神的におそらく病んでいるその性格に
こちらが苛立った。
その百合が四国のとある島に旅に出る。
その旅先で出会った風変わりなバーテンダーとドイツ人。
この二人も本当に変わっているのだけど、
その素性は『おっ!』驚くようなものだった。
そんな二人と過ごすうちに、少しずつ変わっていく百合。
その心の変わりようが
まぁ、急と言えば急だけど、
人というのは、ちょっとしたことがきっかけで
自分を変えることが出来るんだ、ということを
思い出させる。

百合と姉の関係をもっと深めていったら
別の物語が出来るんじゃないかな、と
ふと感じた。

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なぎさの媚薬8 なぎさ昇天   ~重松 清~

nagisa8.jpg

多くの男性とその愛する女性を救い続けた伝説の娼婦の正体がついに明かされる、
感動と救済の最終章。

なぎさが何故街娼となり、多くの男女を救ってきたのか
その謎がようやく明かされる。
なぎさとなぎさが慕うレイコという女性の哀しい事実。
その二人が同日同時刻に亡くなったことから
実は物語が始まっていた。
なぎさと出会った男たちとその男たちが愛した女性たち。
その両者を救っていたなぎさも
最終章でようやく救われることになる。
最後の最後でようやく謎が解けて
すっきりした気分です。

しかし、なぎさは逝ってしまったけれど
ちゃんとなぎさの結末も描いてあり
最後はちょっと感動した。
そのなぎさの跡を継いだのが『翠』で
今後も哀しい事実を持つ男と女を
救い続けるんだろうな、という含みを持たせて
終了したのがある意味心地よかった。

エロだけではなく
自分にとって大切なもの、を思い出させてくれるシリーズでした。

花々   ~原田 マハ~

hanabana.jpg

原田マハさんの最新作。
あ~、まだキネマの神様も読んでいないっていうのに・・・。

あらすじは
明青と幸が出会ったとき、島では何が起こっていたのか。
ダイバーズショップの純子、明青の初恋の女性、成子。
さまよえる花々の、美しくも儚い島物語。

明青も幸も名前は出てくるけれど、
その姿は見えません。
完全に『カフーを待ちわびて』とは別の物語だと考えといた方がいいです。
カフーを待ちわびてで語られた明青と幸の物語と平行して
進んでいた二人の女性を中心にした短編集です。

安住の地を求めていた純子と
与那喜島を故郷に持つ成子。
純子は故郷を捨て旅人になった女性。
成子は故郷を捨て東京でキャリアウーマンとして成功している。
この対照的な、しかしどこか似ている女性二人が
女性一人旅の宿というテーマで奄美の島々を取材しようとするが
そこで彼女たちに運命の出会いが。
彼女たちは
それぞれに自分の道を歩み始める。

心の隅々にまで余韻が染み渡りました。
純子と成子の二人が本当に探していたもの、
それを見つけ、それぞれが満足の行く日々を過ごしている、
そんな最後のシーンがとても印象的でした。
明青や幸は登場しないけれど、
そんなのが気にならないくらいの作品でした。
物語の核となる花々。
物語とマッチしていてとても良かった。

最後の純子の母親の残したメモ。
母親の子を思う気持ちが非常に切なかったです。

木曜日、彼女は妖怪と浮気する   ~オイカワショータロー~

mokuyoubi.jpg

かわいらしい表紙ですが・・・。

結婚5年目、嫁が浮気した。
しかも相手は、池に住む妖怪!? 離婚もしない、浮気もやめない、
と宣言する嫁・薫子に謙一はあ然。
いまの状態が「ちょうどいい」という薫子の言葉も理解できず、
とにかく別れさせようと躍起になるのだが……。
いつだって、「面倒からは逃げてやりすごす!」がモットーの謙一に、
薫子の心をとりもどすことができるのか?
はたして薫子の本心とは? いつのまにかおざなりになっていた関係、
“ちょうどよかった”はずの距離はいつしか遠ざかっていた
――大切な人との関係をもういちど思い出すための、
ちょっぴりへんてこな、物語。

なんだそうです。

妖怪と浮気・・・
いや、それはありか?
妖怪といいつつ実は、みたいな展開かと思いきや、
いやそのまんまでした。
本当に妖怪と・・・。
で、最後がかなり悲しいんだけど、
新たな展開にもなりうる
まぁ、人間の目から見たら
ハッピーエンドってことになるのかな。

奥さんの薫子さんの夫に対する考え方、結婚に対する考え方
二人でいることに対する考え方。
なるほど、とうなづきながら読みました。
ちょうど良い、という関係は
なかなか難しいなぁ、と思う。

そんな関係、男女のみならず、すべての人間関係において
取れるといいなぁ~、と思いました。

プリンセス・トヨトミ   ~万城目 学~

princess.jpg

待ちに待ったマキメ氏最新作。
京都、奈良を舞台にした物語から、今作ではいよいよ大阪を舞台に
壮大なホラ話が展開される。

面白かった。
も~なんというか、
ここまで壮大な話になってくると
笑いを通り越してぽかんとしてしまう。
500ページ超の傑作!

といいたいところだけど、
正直ちょっと長かった。
後半の物語が感動的で、しかもしっかり面白く描けているので
その前半部分をもう少し簡潔にまとめられていたら
もっと面白かっただろうな。

大輔が女の子になりたいという理由もイマイチはっきりしないし、
こういう設定にした意味もわからない。
最後の「男の気持ちも女の気持ちもわかる」という方向に
持っていくつもりだったのであれば
もう少し説明が欲しかったなぁ~。

ただ大阪方に茶とか市とか真田とか
関東側から松平、旭、鳥居とか
しっかり歴史を認識させつつ名前も考えているところが
さすがのマキメ氏でした。

何だかんだ言いながら
やっぱり面白い作品だったのでした。

さすが、マキメ氏。
一気に読ませたのは物語のバカバカしさと
マキメ氏の力でしょうね~。

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マロンカフェ~のんびり読書~

吉野北高校図書委員会2   ~山本 梓~

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吉野北高校図書委員会の第2弾。

今作では前作でのどちらかというと脇役だった二人を
メインに持ってきた物語。

一つ目は
図書委員長ワンちゃんの初恋物語。
ワンちゃんの初恋の相手は
司書の牧田先生だった。
自分でも恋と思っていなかった感情が
実は初恋で、
その事実に困惑しながらも何とかワンちゃんらしく
自分でその恋と向き合おうとしているところが好印象。

初々しくて
読んでいてこちらが照れてしまうような
ワンちゃんの一挙手一投足に
自然とほほが弛んでしまいました。

もう一編は
前作でかずらへ告白した藤枝のその後を描いた物語。
こちらも
進級を目の前にして
その関係をどうしていこうか、悩む藤枝の姿が
痛いほど胸に迫ってきました。

あの頃、
自分が高校生だった頃
こんな風に毎日を過ごしていたのか、
遠く昔のことなので思い出せないんだけど、
何だか懐かしさを感じる1冊でした。

かもめ幼稚園 マンモス学級編   ~黒野 伸一~

kamome2.jpg

かもめ幼稚園の続編。

年中組3クラスが合併してマンモス学級になった。
その副担任をすることになったちかこ。
それまでは1クラスの担任だったのに、
副担に降格したことで、ちょっとだけ腐り気味。
担任ともう一人の副担は9月に入ってきたばかりの人。
それぞれが一癖も二癖もあって
園児の世話だけでも大変なちかこの毎日は
更に忙しさを増していく・・・。

いやぁ~、面白かったですよ。
前作にも出てきた園児たちが更にパワーアップしてるし、
新しい担任はスーパーウーマン。
何でもこなせる女性。
もう一人の副担は運動系はばっちりの筋肉系男子。
そんな二人に囲まれて劣等感を増していくちかこですが、
ちゃんと前作より成長してました。

アスペルガーの疑いのある園児をかばい、
自分になつかない園児と格闘し、
日々成長の証を見せるちかこに感服。
あれだけ保育に対して情熱もなかったのに、
今作ではその情熱だけは誰にも負けないくらいに
成長してます。
もちろん失敗もするけれど、
周りもちゃんと彼女の成長に気づいていて
最後は感動のフィナーレ。

もう一人の副担の男性教諭ともいい関係になりつつあり、
仕事だけではなく、恋愛にも頑張れそうなちかこに
これはまた続編ありかな?という期待も大きくなります。

黒野さんの描く女性は本当にキュートでかわいらしい。
完全な女性ではなく、どこか欠点があるところが
憎めません。

前作の感想でも書いたけど、
保育者も教育者も今の時代は本当に大変。
その大変さもしっかり描いているところに
感謝です。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない   ~桜庭 一樹~

satougashi.jpg

初桜庭一樹作品でした。

何の予備知識もなく読みました。
何となく甘いお話のように思ったのは
間違いありません、タイトルに騙されました。

『好きって絶望だよね』
そんなことを15歳の女子中学生に言わせてしまう
そんな親を持つ不幸。
読んでいて
空恐ろしくなります。
しかし、現実はこの小説に負けず劣らず
酷い有様だったりする。
救いはあるのか?
読んでいて最後まで心が晴れることはなかった。
重かった。
非常に重かった。

恐ろしくもあり、
耽美な作品でもあったと思う。

初桜庭作品、
これでよかったのか?

2月の読書

2月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3918ページ

放課後のウォー・クライ放課後のウォー・クライ
読了日:02月26日 著者:上原小夜
かつどん協議会 (集英社文庫)かつどん協議会 (集英社文庫)
読了日:02月24日 著者:原 宏一
Story Seller (新潮文庫)Story Seller (新潮文庫)
読了日:02月23日 著者:
妖怪アパートの幽雅な日常〈5〉 (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常〈5〉 (YA!ENTERTAINMENT)
読了日:02月21日 著者:香月 日輪
ロックンロールミシン2009 (小学館文庫)ロックンロールミシン2009 (小学館文庫)
読了日:02月19日 著者:鈴木 清剛
深夜の見舞客 (小学館文庫)深夜の見舞客 (小学館文庫)
読了日:02月18日 著者:赤川 次郎
妖怪アパートの幽雅な日常〈4〉 (YA! ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常〈4〉 (YA! ENTERTAINMENT)
読了日:02月17日 著者:香月 日輪
茗荷谷の猫茗荷谷の猫
読了日:02月16日 著者:木内 昇
妖怪アパートの幽雅な日常〈3〉 (YA! ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常〈3〉 (YA! ENTERTAINMENT)
読了日:02月13日 著者:香月 日輪
WE LOVEジジイWE LOVEジジイ
読了日:02月12日 著者:桂 望実
妖怪アパートの幽雅な日常〈2〉 (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常〈2〉 (YA!ENTERTAINMENT)
読了日:02月09日 著者:香月 日輪
冠・婚・葬・祭冠・婚・葬・祭
読了日:02月08日 著者:中島 京子
妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 (YA!ENTERTAINMENT)
読了日:02月06日 著者:香月 日輪
希望ヶ丘の人びと希望ヶ丘の人びと
読了日:02月04日 著者:重松 清

読書メーター


2月は2日に1冊のペースでした。
ちょっとペース落ちたな・・・。

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