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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
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キテレツ大百科1   ~藤子・F・不二雄~

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月に吠えろ!ー萩原朔太郎の事件簿ー   ~鯨 統一郎~

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歴史上の人物 詩人萩原朔太郎を主人公にしたミステリー。

その相棒に室生犀星。
朔太郎と室生が一体どのような関係にあったか
この辺の歴史には疎いので分からないけれど、
なかなかの名コンビでした。

しかし、事件を解決する際の朔太郎の登場の仕方が
マンドリンを弾きながら・・・。
マンドリンの音が流れると朔太郎が登場・・・
この登場の仕方・・・何かに似てるなぁ~と思ったら
70年代の歌謡曲をバックに登場する
間暮警部そっくりでした。
まぁ、作家が同じだからいいんだけど、
ちょっとにやりとしましたね。

舞台は大正時代。
だから登場するものも古いものが多い。
でもなぜか懐かしさというか郷愁というか、
そんなものを感じてしまう。
舞台設定が上手いなぁ、ということか。

ミステリーの謎解きとしては
可もなく不可もなく、というところかな。
あっと驚くものもないけど、
つまんないと思うものもない。
しかし、なかなかに面白かったのは事実です。


STORY BOX 1 誤飲   ~アンソロジー~

storybox1.jpg

短編読みきりの文庫かと思いきや
すべて次に続く・・・・
文庫大の小説誌でした。
これからずっと買わなきゃいけないなぁ~。
まぁ、続きが気になるんだけど。

当代の人気作家ばかりというわけではないんだろうけど、
(初めての作家も多かった)
森見さん目当てで買ってしまいました。
彼の作品『夜行』は不可思議な物語。
彼の妄想物語とはまた違った不思議なお話。
これも続きがあるようだけど、
どう展開していくか楽しみ。

他の作品も1作1作が短かったので
どれも面白く、続きが気になる作品ばかりでした。

振り返ると
仙川環、久保寺健彦、野島伸司、嶽本野ばら、室積光等々
かなりの作家陣ですね。

サッカーボーイズ 13歳   ~はらだ みずき~

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サッカーボーイズの第2弾。
小学校を卒業した桜ヶ丘FCのメンバーたちは
それぞれのサッカーを模索していく。

今回ももちろん遼介が主役であるが、
Jリーグのジュニアチームに入った星川良や
家庭問題が原因でサッカーを辞めてしまった和樹など
他のメンバーにもスポットを当てつつ
桜ヶ丘中学校サッカー部の活躍を描いている。

遼介の描き方がやはり優等生チックに描かれていて
もう少しハメをはずしてもいいのに、と。
中学1年でここまで出来た中1なんていないだろう?

しかし、イマイチのめり込めないのは
サッカーに対して
あまり興味がないせいか・・・。

しかし、サッカー好きな小中学生には
絶対に人気でそうな気がするんだけどなぁ。

エキストラ!   ~吉野 万理子~

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お仕事系小説。

転職してキャラクターデザインなどを手がける会社に再就職した
紺ちゃんこと紺野真穂。
憧れの先輩と同じ部署になり仕事に燃えつつ
年下同僚女性の陰口や
取引先とのトラブル、
会社の身売りや何やらで
一体何のために働いてるの?と疑問を抱えつつも
前を向いて走っていく。
だけど落ち込むことだってあるし・・・。

そんな女の子の頑張りぶりを爽やかに描いた作品。

ちょっと展開が速かったのが難でしたけど、
真穂の頑張ろうとする姿は好感が持てた。
しかし、何故俳句を読むのだろう?
なんとなく取って着けたような気がして。
彼女の心を表すためのものとしては
ちょっとありきたりすぎたかな。

オバケのQ太郎   ~藤子・F・不二雄~

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サッカーボーイズ   ~はらだ みずき~

soccerboys.jpg

青春物を描く上でのエッセンスとしてサッカーを
描いているのかと思ったら
まんまサッカー小説でした。
サッカーよく分からないんで
専門的な表現に途中???となりながらも
最後まで読んでみた。

小学6年生が主人公なので
まぁ、感情移入は出来なかったのは当たり前として
それでも小学生の彼らなりに
いろいろ悩み、成長していく過程は
ちょっと感動。

まぁ、サブタイトルはどちらかというと
子どもたちのコーチに向けてのもののようだし、
そのコーチたちの生活なんかも描かれているのが
まぁ、悪くはないんだけど、
正直、どちらかに集中してもらいたかったな、
という気もしないでもなかった。

ちょっと欲張りすぎたかな?という気もする物語でしたけど、
全体的には悪くはない作品でした。
早速続編も読んでますが、
こちらは中学生になった彼らメインなので
気を散らすことなく楽しめるかな。


パーマン1   ~藤子・F・不二雄~

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この前読んだドラえもんは
初期の絵が現在とはかなり違っていたけど、
このパーマンは漫画初期の頃と
よく目にしていたころの絵がそう変わっていなかった。

パーやんがちょっと違うかなって感じはしたけど。

正義の味方というより
ちょっと抜けてるヒーローという感じの強いパーマンだけど
町のちょっとした事件から国際的な犯罪まで
パーマンの解決した事件はたくさんあったんだなぁ~。
単なるギャグ漫画かと思いきや、
それだけには終わらないところが楽しいね。

中学んとき   ~久保寺 健彦~

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なんだろう?久保寺さんって10代の男子を主役にした
物語が多いですよね。
まぁ、それが嫌だというわけではないんですけど、
たまには違う作品も読みたいなぁ~と思って。

この作品は中学生を主人公に置いた4編の短編集。
通う中学校は違うのだけれど、
おそらくここに出てくる中学生は皆同じ市内に住んでいる。
一月中から五月中という安易なネーミングには笑うけれどね。

それぞれの中学生が抱えている問題がリアルでした。
恋愛物にしたって甘酸っぱいあの頃を思い出せるし
いじめの問題もやけに恐ろしく、
何かから逃げるように家を飛び出したり、
誰にも経験があるようなことを
さらっとしかし、濃密に描き出している点は
評価高いです。

ただ、相変わらずHなシーンはしっかりあるんですよね。
そこは久保寺さんらしいです。

贖罪   ~湊 かなえ~

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これもまた重い独白物ですね。

ある田舎町で起こった少女殺人事件。
その目撃者である4人の少女たちは
殺された女の子の母親に重い十字架を背負わされることになる。
そしてその4人の少女たちのその後に・・・

前作『告白』も重い作品で非常に鬱な気分になりましたが、
こちらもそれに負けず劣らず鬱な気分になります。

でもやめられない。
一気に読んでしまったこの作品ですが、
『告白』よりは若干キワモノっぽくなったような気がします。

最後の部分はなくても良かったんじゃないかな、とは思いますけど。

TBさせていただいたブログ
かみさまの贈りもの~読書日記~
ナナメモ

ドラえもん1   ~藤子・F・不二雄~

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とうとう出ましたね。
藤子・F・不二雄先生の大全集。
その第1弾としてまずはやっぱり、これ、ドラえもん。

小学○年生に掲載されたものを
年度順、学年繰り上がり制で収録。
だから1冊で
自分が小学1年生から6年生だった頃のドラえもんを
一気に読めてしまうという優れもの。
第1巻は3年度分で、第1話も3種類、
最終回も2種類掲載されていて
非常に珍しいものになっている。

ドラえもんってちゃんと最終回あるじゃん、と思ってしまいました。

この頃のドラえもんを読むと
当時の世相が現れているし
何よりもドラえもんがブラックだったりして
非常に興味深いものでした。

ぜひ、読んで欲しい全集です。

自分が小学1年生~6年生だった頃のドラえもんは
来年6月に読めます。
まだまだ先ですが、とても楽しみだ。

コカンセツ   ~南々井 梢~

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キモイといわれ続けた男子新体操部員が
3年生のキャプテンが高校総体に出場している間に
クーデターを起こしてHIP HOP部に変部してしまった。
僕等の青春はこれで取り戻せるのか!?

最近、メディアにも取り上げられるようになった
男子新体操ではあるけれど、
日本発祥で日本でしか行われていなくて、
世界大会なんか開かれず、
国体からも削減されてしまう、
そんなマイナーな新体操に青春をかけてきたはずが、
周りの白い目とキモイという言葉に耐えられなくなった
1・2年生の部員たち。
アツい、アツい、
高校生だからこそ出来るおバカな行動。
しかし、彼らには彼らなりの理屈があるんだな。
それは大人になった今の僕等にはちょっと理解できないかもしれないけれど
同じような年代だったら何となく理解できるかも。

とにかくアツい高校生のひと夏の大騒動を描いた
秀作だと思う。
まぁ、最後の部分は要らないかな、とは思ったけどね。

青春夜明け前   ~重松 清~

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10代、男子。愛おしくおバカな季節。
何かというとボッキしてばかりいたあの頃の僕たちは、
勘違い全開のエロ話と「同盟」「条約」「宣戦布告」という言葉が好きだった。
そして何より「親友」という言葉が大好きだった。
男子の、男子による、男子のための(女子も歓迎!)、きらめく7編の物語。

何だか懐かしさイッパイでした。
確かに10代の男の子が抱える諸問題を見事、的確に描いている。
まぁ、重松さんだって10代の男のこの時代があったわけだからね。

ただ同じ男の子といっても
小学高学年と高校3年生では
あらゆるものが変わってくるんだけど、
その時代を生きてきた人間にとっては
どの話も懐かしいぃ~~~と叫んでしまうんではなかろうか。

ちょっとだけエロい話も出てきますが、
男の子はこんな話しに一番興味持ってたんですよね。
そうそう、そうだった、と
ノスタルジックになりつつ読み終わった一冊でした。


武士道エイティーン   ~誉田 哲也~

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武士道シリーズ完結ですかね。

高校3年生になった早苗と香織。
それぞれの思いを胸に最後のインターハイに臨む。
結果はどうなるか、
それは読んでからのお楽しみだけれど、
なかなかの結果でした。
でも、ちょっと、卑怯かな?とは思うんだけどね。
万全なカタチで最後の戦いは締めてもらいたかったな。

それぞれ進む道は微妙に変わっていくけれど
早苗と香織の武士道はしっかり続いていくんだろう、という
ラストでした。

本編の間にサブストーリーが4編。
賛否両論あるだろうけど、
最後の巻だとすれば
早苗と香織の話に集中したかったな、と。
サブストーリーは番外編として出しても良かったんじゃないだろうか。
何かもったいなかったな。

武士道ナインティーンはぜひ、書かないで欲しい、と
思ったのは自分だけ?
この心地良いラストで締めてもらいたいなぁ。

街の灯   ~北村 薫~

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初北村さんです。

直木賞おめでとうということで
そのシリーズの第1弾を読んでみました。
昭和初期を舞台に
社長令嬢の英子とその運転手ベッキーさんの
推理が冴える物語。

舞台が昭和初期ということで
雰囲気がまずいい。
これから戦争に突入していくという
暗い世相も織り交ぜながら
英子の華やかな交友関係の中で
起こる不思議な謎をベッキーさんに語りながら
英子が解決していく。
ベッキーさんはあくまでも聞き役なんだけど、
こういう聞き役がいるからこそ、推理も冴えるのだろう。
なかなかの名コンビだと思う。

続編も読まなくては。

熊になった少年   ~池澤 夏樹~

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小説というか、ちょっと長めの大人の童話、という感じ。

熊を狩って生きる一族に生まれた少年イキリ。
彼の部族では狩った熊に対して祈りを捧げなかった。
幼い頃から、父親や叔父たちの狩りの様子を目にしてきた
そんな彼の中にある感情が生まれる。
時が過ぎ、やがてイキリも狩りに出かける日がやってくる。
そして、その狩りの最中に……。

熊を狩ることで命を永らえる部族でありながら
他の部族と違い、
熊に対する祈りを捧げないイキリの部族と
死んだ熊に対して祈りを捧げ
再び自分たちの元に戻ってくるように祈りを捧げる部族。
他の動物の命を単なる自分たちのためのもののとしか捉えなれない
イキリの部族の考えには違和感を持つけれど
実際にこうした命の考え方を持っている人たちも
今の世にはたくさんいる。
「いただきます」という言葉は
その動物の命をいただく、ということ。

人間が生きる為に、他の動物の命を奪うということはどういうことなのかを、
改めて問い直すことが出来る物語でした。



怪談牡丹燈籠   ~シス・カンパニー~

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怪談、のはずですが、
怖いという感じはまったくありません。
おどろおどろしい雰囲気は皆無といっていいくらいです。
第1幕は新三郎とお露、第2幕は伴蔵とお峰を軸に展開されるけれども
やはり第2幕の方が安定感もあり、見応えはあった。
しかし、伊藤さんの話し方や声が「にしおかすみこ」を
思い出させ、ちょっと笑ってしまった。
テンション高すぎたのかな。
公演開幕してからまだ日が浅かったので
これから慣れてくればもっと面白いものになるんだろうなぁ~、という感じです。

モニタールーム   ~山田 悠介~

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相変わらずの山田節といいますか、
設定がありえない所から彼らしいといえば彼らしい。
殺人事件を犯した女への刑は
自分が生んだ娘をモニターで見続けることだった。
その娘は
周囲を地雷原に囲まれた小さな村で
同じ年の4人の子どもと彼らを育てる男と暮らしている。
生まれて以来その状態にあるので
子ども達は外の世界を知らない。
しかしあるとき、男によって外の世界があることを知らされ、
地雷原を超えて両親の住むという日本を目指すことになる。
その途中で子ども達は・・・

そしてそれを見続ける女は・・・

結局誰も救われないような展開に
あ~、そう言えばこれは山田作品だった、と・・・。

読み終わって特に何の感慨も持てない作品だったけれど、
この刑罰だけはやっぱり許せないかな。
罪を犯した人間への罰は当然としても
何の罪もない子どもたちを死へ導くこういう刑罰は、ね。

たくさんのタブー   ~星 新一~

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タブー・・・犯してはならないもの。
今の世はそんなタブーがぞんざいしないような世の中に
なってしまったような気もするけれど・・・。

星さんのショートショートは
本当に人の持つ業を
時に哀しく、時に切なく、時に怒りをもって
斬っているような気がするんだな。

どの話も面白くて、
でも、こんなタブーは嫌だなぁ、と。
結末も色んなカタチで
読者を飽きさせないし、
ショートショートの神様は
本当にすばらしい、の一言です。

ダイナマイト・ツアーズ   ~原 宏一~

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雅也と麻由美の夫婦はろくに仕事もせず自堕落(じだらく)な日々を送っていた。
ところが新婚旅行中に雅也の父が急逝し、
悠々自適生活が急転直下、借金を背負うはめに! 
土地を売るために自宅を爆破するも大失敗。
大怪我を負いながらアメリカに逃亡した二人は、
ビルの解体を専門とする爆破屋・ボブと出会う。
すっかりその魅力にとりつかれた二人はボブに師事するが……。

その時その時、場当たりに生きてきた二人が
借金取りに追われてアメリカへ。
そこで初めてビル爆破に心奪われ
ついには不法滞在のまま爆破修行。
いったんは強制送還されるも、その後、また爆破屋へ。

爆破に関してちょっと詳しくなれるかも。
ただ日本ではビル爆破とかは法的にいろいろ制限があって
アメリカのようバンバン爆破は出来ないようだけど、
これからもしかしたら
必要になってくるかも、なんて思いました。

原さんの作品に見られる
ちょっと斜に構えた物の見方というか、
感じ方考え方が好きです。
ただこの作品にはそれがあまり見られず
それでいてエンターテイメント作品として
しっかり読める内容になってます。

原さん、最近イチオシの作家さんです。

六月燈の三姉妹   ~ジェイクリップ~

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宮崎の人間としてはお隣の鹿児島を舞台にしているという
この舞台を見ないわけには行かない、と公演数日前に
チケットを取りました。
宮崎といっても鹿児島に近いので
鹿児島弁も途中出てくる都城の話も十分理解でき、
物語の内容と共に面白く観ることが出来た。
内容も深い家族愛が描かれていて
途中ほろっとするところも。
1時間40分があっという間に過ぎていった
そんな舞台でした。

来来来来来   ~本谷有希子劇団~

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初めての本谷有希子劇団でした。
出演者が少ないので、それぞれのキャラがしっかり
たっていて
捨てキャラがないのが良かった。
1列目だったので、りょうさんの美しさを間近で見られて感激でした。
クールビューティーなイメージとはかけ離れた
コメディーセンスも持ち合わせてる素晴らしい演技でした。
松永さんもすごくキレてて良かったです。
木野さんはもうその存在感がすごかった。
本谷さんの舞台また見たいと思いました。
そう思わせる舞台でした。
もちろん、脚本や演出、そして6人の女優たちの演技。
すべてサイコーでした。

ひだまりの迷宮   ~青井 夏海~

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11人兄弟姉妹の末弟が小学生の頃に体験した
不思議な出来事を思い出しつつ話をしていく形で進む
連作短編集。

何故11人兄弟姉妹なのか、
まぁ、両親がそれぞれ4人の子どもを持った再婚同士で
二人の間に3人の子どもが生まれ、というカタチなんだけど、
さて、11人にする意味があったのか?
全員が均等に扱われているわけでもないし、
ほんのちょっことだけ顔を出す程度であれば、
ここまで多くしなくても・・・。
逆に多すぎてぶれちゃってる気がしないわけでもない。

で、謎の方も日常の謎なので
読んでいてハラハラ感もないんだけど、
ほのぼの~っとした雰囲気で終始話が展開。
それはそれでいいとして
探偵役として出てくる男性の正体が、実は・・・というところに
ある程度の驚きを示すべきなんだろうけど、
あまり驚きもせず、
まぁ、そこにいたる話も強引っちゃ~強引だしなぁ~。

まぁ、いろいろ言いましたけど、
基本的に青井さんの作品は嫌いではない。
ミステリーというか日常の謎という観点から抜け出して
他の作品なんかも読んでみたいなぁ。

へんてこ隣人図鑑   ~原 宏一~

henteko.jpg

奇妙なこだわりに固執する人間に振り回される周囲の戸惑いを描く、
シニカルなユーモア溢れるショートショート集。
家の匂いを嗅いで価値を鑑定する“ホムリエ”に惚れられた家の住人、
あらゆるものの“以前”が気になる男に詰め寄られる若者、
純粋に穴を掘りたくて仕方ない男など、
「へんてこ」な人間が引き起こす騒動の顛末とは?
ほか、普段は口に出せないような悪趣味な自慢話を聞く男の悲哀を描く「自慢結社」を収録。

どの話に出てくる人たちもちょっと変わった人たち。
周りにいたらまず避けたくなるような人もいれば、
面白いなぁ~と思う人もいる。
この世は広い。
実際にこんなへんてこな人たちはきっといるはず。

原さんのショートショートは初めてでしたが、
なかなか面白く読めました。

最後の『自慢結社』はショートショートではなく
特別に収録された作品だけど、
この作品の黒さも心に残るものでした。




極楽カンパニー   ~原 宏一~

gokuraku.jpg


定年後、暇をもてあまして図書館通いをしていた須河内賢三は、
同じ境遇の桐峰と出会った。
会社勤めの思い出話で意気投合した二人のオヤジは「会社ごっこ」をしようと思いつく。
駅前の喫茶店をオフィスに見立てて、「出勤」する毎日が始まった。
やがて、会社ごっこは定年世代の男たちの熱い支持を得て、全国に拡大していく…。

定年後、暇をもてあましていた人びとが
フェイク会社を作って
会社勤めをしていたときのように
日々を過ごしていく様子が
読んでいて、何だか切なく、
しかし、それだけ打ち込める仕事を持っていることは
やっぱり素晴らしいことなのかもしれない。
ただ回りの家族にとっては迷惑だったりもするわけだけど。

人って何か熱中するものがないとダメなんだな、と改めて感じた。
しかし、それが会社勤めというのもどうだろう?

このフェイク会社がその後どんどん問題をはらんでいく。
ただただ「会社ごっこ」だけの話しですまず、
しっかり社会問題も取り入れているところが
原さんらしい作品でした。

7月の読書

7月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3074ページ

トラとカラスと絢子の夢トラとカラスと絢子の夢
読了日:07月31日 著者:紀里谷 和明
宵山万華鏡宵山万華鏡
読了日:07月30日 著者:森見登美彦
7 days wonder―紅桃寮の七日間 (TEENS’ ENTERTAINMENT)7 days wonder―紅桃寮の七日間 (TEENS’ ENTERTAINMENT)
読了日:07月20日 著者:加藤 実秋,野村 美月,緑川 聖司,谷原 秋桜子
シルバー村の恋 (光文社文庫 あ)シルバー村の恋 (光文社文庫 あ)
読了日:07月19日 著者:青井 夏海
輪廻の山―京の味覚事件ファイル (光文社文庫)輪廻の山―京の味覚事件ファイル (光文社文庫)
読了日:07月18日 著者:大石 直紀
少年少女飛行倶楽部少年少女飛行倶楽部
読了日:07月16日 著者:加納 朋子
ギフトギフト
読了日:07月11日 著者:原田 マハ
スイ~トスイ~ツショコラ (Edge)スイ~トスイ~ツショコラ (Edge)
読了日:07月10日 著者:ゆうき りん
植物図鑑植物図鑑
読了日:07月09日 著者:有川 浩
夏のこどもたち (角川文庫)夏のこどもたち (角川文庫)
読了日:07月05日 著者:川島 誠
世間のドクダミ (ちくま文庫)世間のドクダミ (ちくま文庫)
読了日:07月04日 著者:群 ようこ
あの歌がきこえる (新潮文庫 し 43-14)あの歌がきこえる (新潮文庫 し 43-14)
読了日:07月03日 著者:重松 清

読書メーター


少ないなぁ~。
ドラクエにはまりすぎたか・・・。

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