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四度目の氷河期     ~荻原 浩~

fourth.jpg


読み応えあり。

ワタルは母親と二人小さな町で暮らしている。
よそ者の二人に町の人たちは冷たく、二人をかたくなに受け入れようとしない。
幼稚園の頃から人と違う行動を取るワタルに友だちはなく、
いつも一人で母親の帰ってくるのを待っていた。

見た目が普通の日本人ではない渉に友だちはできず、
いつも遠巻きに見られる存在だった。
そして自分の出生に疑問を抱いていたワタルは
自分の父親は『クロマニヨン人』だと結論付ける。
それからのワタルは自分で石器を作り出し、
自分をクロマニヨン人の子どもとして見ることで
自我を保つことが出来るようになった。

そんなワタルにも友達ができる。
別の街から引っ越してきた少女サチ。
二人の関係は18になるまで続いていく。
二人がお互いの存在をかけがえのないものとして・・・。

450Pに及ぶ長編で幼稚園時代から高校卒業前までを
一気に読ませます。
出生の秘密。
もちろん『クロマニヨン人』の息子であるはずはないんだけど、
そして本人も年齢を重ねていくうちに
そんなことはありえないということも分かっているけれど、
自分が何者か分からない、
だからこそそこに自分のアイデンティティを求めてしまう
ワタルの気持ちが痛いほど読み手の心に伝わってくる。

そのワタルを支えている母親の存在とサチの存在。
すごく切なくて、すごく素敵な関係だと思う。
このまま幸せになってくれるのが一番なんだろうけど、
荻原さんは・・・・。

最後はこんな感じで終わってしまうのか・・・とちょっと不満に思いましたが、
ちゃんとした結末に繋がっていて安心しました。
ちゃんと読み手の心も分かってるなぁ~って感じで。
久しぶりに長編に挑戦したので、途中しんどくもなりましたが、
読後感は最高に良い!の一言です。
最後はちゃんと読者がその後を想像できるような終わり方だったし、
満足いく内容でした。

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コメント

す~さん、こんばんわ(^^)
なかなか読み応えありそうで、面白そうですね。
入手したので、読んだらTBさせていただきますね。
では、では~。
2006-10-11 00:08 uririn #- URL編集 ]

>uririnさん

面白かったですよ。
長いかなぁ~と思ったんですけど、
ほぼ一気読みです。
ぜひぜひ楽しんでください。
2006-10-11 20:05 す~さん #- URL編集 ]

「クロマニヨン人の息子」であるということが、まったくの荒唐無稽に思えないところも
ワタルの自分探しを難しくさせたのかもしれないのだけれど

だからこそワタルがワタルとして確立されたのかもしれない、とも思いました。
壮大な自分探しの旅でしたね。
ラストは、凍えそうなのにあたたかくてほっとしました。
2006-10-18 07:04 ふらっと #2OrBXSes URL [ 編集 ]

>ふらっとさん

壮大でしたね。
ロシアまで行っちゃって、
最後は、あ~こんなんで終わってしまったら嫌だなぁ~哀しいなぁ~って
思いましたけど、
ほんわか暖かいラストに落ち着いてよかったですね。
2006-10-18 21:12 す~さん #- URL編集 ]

す~さん、こんばんは。
本当に「読み応えあり」でした。
この先を色々想像してしまうラスト、大満足です。
TBさせていただきました。
2006-10-20 22:06 なな #lx48Me5U URL編集 ]

>ななさん

コメントどうもです。
ラストはちゃんとこの先があるんだぞって終わり方だったともいます。
幸せでないことが多かっただけに
二人には幸せになってほしいですね。
でもまだまだ問題は尽きないだろうけど・・・。
2006-10-20 22:29 す~さん #- URL編集 ]

はじめまして。トラバさせていただきました。
読み応えがありました。
ワタルとサチの出会いのやり取りや三文字合戦が楽しかったです。
孤独になりがちなワタルを母親とサチが支えていて
親密さが伝わってきましたね。
レビューを書いてて、“アイデンティティ”が出てきませんでした。残念。

コメントやトラバ返しなどいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
2006-10-25 15:17 藍色 #- URL編集 ]

>藍色さん

TB&コメントありがとうございました。

孤独な中にも
母親やさちの存在があったからこそ
ワタルも救われたんじゃないかな、と思います。
でもアイデンティティを「クロマニヨン人」に求めた
ワタルと
そんな発想をした荻原さんが素晴らしいの一言です。
2006-10-30 21:54 す~さん #- URL編集 ]

おはようございます。す~さん。
TBとコメントありがとうございました。
サチがいなかった、このラストはありませんよね。そういう意味で、サチの存在がこの作品の全てではないだろうか、と思いました。
ラスト、爽やかで私も充分に満足がいきました。
2006-11-08 09:33 ゆう #l0yaxqJ6 URL [ 編集 ]

>ゆうさん

コメントどうもです。

やはりサチの存在は大きかったですね。
ラストシーンは過酷な状態でしたけど、
二人にとっては
明るい未来が待っているような終わり方だったので
ほんと、満足でした。
2006-11-11 21:29 す~さん #- URL編集 ]

たしかにこのラストだと無事生還できているのやらどうやら(笑)。荻原さんだし…や、やるときはやるかも?!いや、でもきっと無事だったと信じたいと思います!
2006-11-12 12:58 chiekoa #- URL編集 ]

>chiekoaさん

あ、もしかしたら・・・無事じゃなかったかもしれませんね~。
でも、その辺も想像させて楽しませてくれるんで、良しとしましょう。
無事ですよねぇ?
2006-11-16 22:35 す~さん #- URL編集 ]

こんばんわ^^TBさせていただきましたが、今回は繁栄されていますかね~・・・。
本当に読み応えがありました。
中学高校時代のワタルは好きですね。
過去の思いを持ちつつ成長しているワタルはかっこよかったです。
最後も結構好きです。
サチと幸せになってほしいなぁと思いました^^
2006-12-16 20:51 苗坊 #DzlgwRxQ URL編集 ]

>苗坊さん

TB無理だったようです。
何でなんでしょうかね?
最後は明るい未来が待ってるような印象を受けたんですけど、
きっと二人は幸せになると思いますよ。
2006-12-16 23:29 す~さん #- URL [ 編集 ]

こんばんは!
クロマニヨン人という設定に驚きましたけど、そう思わなければならなかったワタルのことを思うと、切なくなっちゃいました。
それだけにサチをはじめとして、ワタルを支えてくれる人との出会いが良かったです!
そして、読後感もいいですよね♪
二人の未来は明るい!とそう思えるラストでした。
2007-01-13 18:13 エビノート #- URL編集 ]

>エビノートさん

設定のうまさに脱帽ですよね。
最後は帰途うまく行くような終わり方だったので
なんだか、寒そうだったけど
ほんわかあったかくなりましたね。
2007-01-14 03:17 す~さん #- URL編集 ]

お~!コメント欄だぁ\(^o^)/

この作品、とても丁寧な「少年の成長物語」だったように思います。
ワタルとサチ、喧嘩しながら仲よく暮らしてほしいな~なんて、随分先のことまで思いを馳せてしまいました。
2007-06-19 09:26 そら #7.dZtTuE URL編集 ]

>そらさん

これからもコメントよろしくです。

そう、最後はあんな場面でしたけど、
その後はすごく明るい未来が待っているような
そんな終わり方でしたね。
幸せになってほしいですね。
二人とも。
2007-06-19 20:13 す~さん #- URL編集 ]

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