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通天閣   ~西 加奈子~

tuutenkaku.jpg


夢を失いつつ町工場で働く中年男と
恋人に見捨てられそうになりながらスナックで働く若い女。
この二人の日常が交互に描かれています。
そしてこの二人が接することはありません。最後までは。
最後にほんのちょっとだけ接することになるけれど
お互いがお互いのことを認識することはほとんどなく
そして物語は終わります。

主人公同士が結局会話らしい会話も交わさないまま
話が終わってしまう、
そんな小説です。
二人とも毎日にうんざりしながら
それでいてその日常から抜け出そうとせず
いつものように日々を繰り返す。

お互い、恋愛に関して心に傷を持つ。
誰かをしっかりと愛したこと、
誰かにしっかりと愛されたことを認識できないまま
今日までやってきた。

しかし、
そんな日常に起こったある事件。
その事件を通して、自分が誰かを愛していたこと
そして誰かを愛していたことに気づく。
最後の最後にようやく希望の光が見えてきた、
そんな話でした。

悲しいときには通天閣に上るのがいいのだろうか?
上ってみたいもんだ。

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コメント

す~さん、こんばんは。
コメント、トラバありがとうございます。
最後に、それぞれに誰かを愛していたことに気づく二人。
心がほんのりと温かくなるような、いいお話でしたね。
私は通天閣に上がったことがありません。
悲しいときには上ってみるといいのかもしれませんね。
2006-12-19 00:26 藍色 #- URL編集 ]

>藍色さん

どうしようもない毎日を過ごしていた二人が
何かに気づいたとき
そこから何か新しいことが始まるような、
そんな終わり方が良かったです。
通天閣、一度だけ下から見上げましたが
今度は上ってみようかな。
2006-12-22 23:46 す~さん #- URL編集 ]

す~さん、こんばんわ(^^)
これは本当に良かったです。去年の年末に読んでたら号泣してたかも…(へへ;いろいろあって。
大阪は近いし、しょっちゅう行ってるのに、何故かその界隈には足を踏み入れたことがなかったので、今度行ってみようかなと。
TBができなかったのですが、またチャレンジしてみますね。では、では。
2007-01-21 23:49 uririn #- URL編集 ]

>uririnさん

通天閣の界隈ってなんか怖そうなイメージでしたけど、
一回行くと
なんか落ち着きましたよ。
もう一回行って上ってみたいなぁ~と思います。
2007-01-22 19:57 す~さん #- URL編集 ]

寒い冬に読むのはちょっと辛い本でした。
部屋の寒々しさがふたりの寂しさを表していたように思います。

二人が交互に語りながらも、接点がチラリとしかないのが面白かったです。
2007-01-28 10:46 なな #lx48Me5U URL編集 ]

>ななさん

確かに寒いですよね。
両方の部屋とも。
交互に変わる話し手。
慣れないうちは大変ですけど、
視点が変わって面白いですね。
2007-01-29 00:02 す~さん #- URL編集 ]

こんばんは!
コメント&TBありがとうございました。
二人の人生がわずかに交差するラスト、あの場面が印象深く、読後感の良い作品になりましたね。
「愛されたい」ではなく「愛そう」という言葉に力強さを感じました。
2007-02-20 22:14 エビノート #- URL編集 ]

>エビノートさん

最後の描写がなければ
最後まで救いのない寒いお話だったような気が・・・。
接点はほんのちょっとだけでしたね。
なんか自分には新鮮でした。
2007-02-21 22:27 す~さん #- URL編集 ]

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