
妄想ワールド炸裂。
どこまでが現実でどこからが妄想か。
不思議な物語。
しかし、面白い。
女の子に振られた『私』はその振った相手『水尾さん』研究に
いそしむようになる。
しかし、一歩間違えれば、というか
すでに間違っていると思うが、
その行為はまさしくストーカー。
理路整然と自分の行動の正当性を訴えるけれど
やっぱりストーカーだよな~。
しかし、ストーカー物とは一線を画す物語。
でも誰にも経験あるような、妄想。
妄想に生きる男の性、
分かるような分からないような・・・
いや、分かっちゃうんだよな。
でもここまでの行動は起こさないけど。
ところどころ「くすっ」とか「がはっ」とか笑えます。
人前では読めません。
登場人物がわけの分からない人たちばっかりですけど、
でも愛嬌があって、とても愛おしい。
森見登美彦はまってしまいそうな作家です。
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2007-10-30 21:07 | ナナメモ
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2007-04-09 23:49 | ほんだらけ
装画は影山徹。装幀は新潮社装幀室。2003年「太陽の塔」で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。主な作品「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」「きつねのはなし」「新釈走れメロス他四篇」など。主人
2007-04-03 04:12 | 粋な提案
太陽の塔森見 登美彦 新潮社 2006-05売り上げランキング : 1966おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools≪内容≫私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろ...
2007-02-28 21:30 | まったり読書日記
太陽の塔森見 登美彦休学中の京大5回生である主人公は、女性とは無縁の生活を送っているが、三回生の夏頃、体育会系クラブの新入部員である水尾さんという恋人がいた。しかし振られてしまい、今は「水尾さん研究」を行う日々。これはクリスマスまでの妄想的生活を描いた青
2007-02-21 12:20 | マロンカフェ ~のんびり読書~
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2007-02-16 23:06 | 本のある生活
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妄想がファンタジーになるというのは、すごく読んでいてうれしかったです。
登場人物たちも、よかったですよね。
ストーカーですか!と最初はひきましたが、
最後は私も愛しさすら感じてしまいました。