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海の仙人   ~絲山 秋子~

uminosennin.jpg


初めて絲山さんの作品で心から『これ、いいっ』と素直に
思えた作品だった。

宝くじで3億当たった河野は勤めを辞め、敦賀に引っ越す。
そこでまるで仙人のような、
隠者のような隠遁生活を送る。
その生活の中で出会った「ファンタジー」と呼ばれる人物(?)。
そしてとある島で出会ったかりんという女性。
かりんと恋に落ちる河野だったが、
思春期に受けた心の傷のせいで彼女を抱くことが出来ない。
時は流れ、二人には過酷ともいえる運命が待ち受けていた。

河野の心の傷。
本当に辛すぎる過去の出来事。
好きな女性を抱けない心の葛藤。
そしてかりんの想い。
元同僚で河野のことを愛している片桐の切なさ。
その片桐を心の奥底では愛している澤田の想い。
河野の心の支えになりつつある「ファンタジー」

すべてが切なくて、どうしようもなくて、でもみんな愛しくて。

最後せめて河野には幸せになってもらいたい。
そう思いながら本を閉じた。

個人的には河野と片桐が好きでした。
特に叶わぬ恋を紛らすために色んな男と付き合う片桐の
心の虚しさ、寂しさ、そういったものを出来るだけ見せようとせず
ただ河野のことを想っている姿に本当に胸が一杯になります。

みんなが幸せになれればいいな、と思うわないではいられない作品でした。

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『海の仙人』絲山秋子

海の仙人絲山 秋子 2007/1/1 発行 新潮文庫 P.163 ¥380★★★★★「わからん。俺様にはそういうことはわからん。ただ、人間が生きていくためには俺様が必要なのだ。お前さんのこれからもそうだ」「そ?」「ああ、だからお前さんが生きている限りファン
2007-02-14 00:10 | ほんだらけ

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