
ミステリーというくくりだけど
ミステリーというか日常の謎、いや謎ともいえない
ちょっとした事件。
その事件に出合うのは
事故で夫を亡くし、産まれたばかりの赤ん坊を抱えたさや。
なんと言っていいかわからなくなるほどの作品でした。
夫を亡くし、夫の実家からも逃れるように
亡き伯母の家に住むことになったさや。
さやの身に降りかかる事件から
幽霊となった夫が誰かの体に乗り移り、助ける。
基本的にはそんな話ですが、
事件もそれほど大げさなものでもないし
誰かが死んだりするわけでもない。
でも、
さやの周りには亡くなった夫だけではなく、
三婆やヤンママなど力になってくれる人たちがいる。
その中で徐々にさやも強くなっていく。
そんなさやの成長物語、と言っていいのではないだろうか。
何よりも三婆のやり取りや三婆VSヤンママ・エリカの絡みも
読んでいて非常に微笑ましかった。
華やかさや、派手さはないけれど
心にジーンと染み込んでくる素晴らしい作品でした。
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