
ミステリーYAシリーズも21作品目終了。
鯨さんの作品だし、
わりと面白く読めるかな?と思ったけれど、
ちょっと合わなかったかも。
面白くないわけではないけれど・・・。
主人公の堀アンナは
両親を亡くし、かわいがってた愛猫にも先立たれた18歳の女の子。
探偵社に勤務してはいるものの
所長からはきついことばかり言われる毎日。
過度のストレスからか耳が聞こえなくなるが・・・
安楽椅子探偵は存在するが、
安楽椅子そのものが推理する話し・・・。
アンナはその推理に手を貸しているような状態なので
主人公なんだけどな・・・という
フラストレーションがたまってしまいました。
耳が聞こえなくなったアンナは
そのおかげで固形物の声を聴くことができるようになる。
そのために安楽椅子との交信も出来るようになり、
難事件を解決していくんだけれど
何だか展開が甘すぎませんか?
という気分になるのは自分だけだろうか?
同じミステリーYAで書いた『ルビアンの秘密』の方がまだ面白かったかな、と思う。
何だかもったいないなぁ~と思った作品でした。
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