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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
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誘拐ラプソディ   ~荻原 浩~

yuukai.jpg


一気読みでした。
荻原さんはこういったユーモア溢れる小説の方が
いいなぁ~と思うのは自分だけでしょうか?

借金を抱える伊達秀吉は勤め先の親方を殴って金と車を奪い逃走。
奪った金はすぐに底を尽き、
帰るに帰れない伊達は死のうと思いたつが・・・
いつの間にか車に乗り込んでいた家出少年を
誘拐し、身代金を奪おうと画策するが・・・
誘拐した少年はとんでもない家の子どもだった!!

なんというか
一応犯罪小説なので緊迫感が大切だとは思うんだけど、
なんだか、伊達や誘拐された少年伝助がほんわかしていて
妙な切迫感や緊迫感があまり感じられない。
もちろん伝助の家のものに見つかって、襲われそうになったり
香港系マフィアに襲われたり
緊迫するシーンはあるんだけれど
なぜか、最後にはにんまりしてしまうオチがあって
なかなか本から手を放せませんでした。

成長した伝助が
この伊達との3日間をどう思いながら
過ごして行くのか、
そちらの方にも興味があります。
後日譚なんかでないかな~??

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サニーサイドエッグ   ~荻原 浩~

sunny.jpg


あの最上俊平が帰ってきた!
まさかかの作品がシリーズ化されるとは思ってなかった。
嬉しいです。
前作は切なすぎる最後で終わりましたが、
はて、今回は?

相変わらずペット探し専門のような探偵稼業の最上。
ハードボイルドな探偵に憧れるものの、
目下の仕事はいなくなったペット探し。
そんな最上のところにまたもや風変わりな秘書が・・・。

今度の秘書は16歳。
アメリカにいたちょっとスレた感じの女の子。
理由ありなのは前作の綾さん同様。
今回はどんな理由なのか・・・。

で、最上の仕事はいなくなったロシアンブルーの探索。
依頼人に淡い恋心を抱きながら
仕事に没頭しようとする最上の元へ更なる猫探しの依頼が・・・。
そしてその猫もロシアンブルー。
奇妙な偶然がやがて必然に変わり、
最後はジェットコースター級の物語へと展開。
スピード感溢れ・・・そうで、なかなか、そうは行かないのは
主人公が最上だからか!?

小説自体は前作同様動物虐待の話も絡めながら
解離性同一性障害も入り込み
一見複雑そうで、しかし読みやすく書かれている。
さすが荻原さんですね。
最上のダメダメさにも愛嬌が出てきました。

最後秘書さんは無事で今後も活躍してくれそう?

面白かったです。


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千年樹   ~荻原 浩~

sennenjyu.jpg


千年間生き続けた巨大なくすの木。
その萌芽から伐採されるまでの千年間で
くすの木が見続けてきた人間たちの物語。

全8話からなる連作短編集。
1篇の中に二つの時代の話が交互に入るのだけど、
その二つの時代の話が絶妙にリンクしあっている。
そして全ての話が時間軸がずれてはいるが、
しっかりリンクしあっていて、
千年樹をめぐる人々の話が綴られていく。

本当に切ない話のオンパレードでした。
特に過去の話は、現代に生きる我々には想像もできないような
辛く悲しい出来事ばかりで、
思わずページをめくる手を止めてしまったり。
だからといって現代の話で救われるのかというと、そうでもなく。

決して癒しの樹ではなく
時に人間に対して悪意を持った目で人間を見続けている、
そんな感覚を持たせる話でした。

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オロロ畑でつかまえて   ~荻原 浩~

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人口300人の牛穴村が村おこしのために大々的な宣伝をすることに。
そしてその牛穴村が選んだ広告会社は社員たったの4人、
今にもつぶれそうな、
名前だけは立派な『ユニバーサル広告社』だった!

「明日の記憶」に次いで読んだ荻原さんの2作品目でした。l
「明日の記憶」とはまったく違う内容に
度肝を抜かれました。
そしてこれがデビュー作。
この人はなんてすごい作家なんだ、と読んだときに思いました。
そして今でもそれは変わりません。

内容は・・・
一人奮闘する杉山の姿に涙・・・そして笑い。
でも一生懸命やってる割には
報われない、
でも、仕事しなくっちゃやっていけない。
でも社長も社員もアルバイトも、なんか自分勝手で、でも可笑しい。
登場人物もうまい具合に役割がきちんと割り振られてて
なかなかです。

お気に入りは猪熊さんですけど。

笑って泣けて、ホッとして。
第2弾「なかよし小鳩組」もGOODでしたね。

四度目の氷河期     ~荻原 浩~

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読み応えあり。

ワタルは母親と二人小さな町で暮らしている。
よそ者の二人に町の人たちは冷たく、二人をかたくなに受け入れようとしない。
幼稚園の頃から人と違う行動を取るワタルに友だちはなく、
いつも一人で母親の帰ってくるのを待っていた。

見た目が普通の日本人ではない渉に友だちはできず、
いつも遠巻きに見られる存在だった。
そして自分の出生に疑問を抱いていたワタルは
自分の父親は『クロマニヨン人』だと結論付ける。
それからのワタルは自分で石器を作り出し、
自分をクロマニヨン人の子どもとして見ることで
自我を保つことが出来るようになった。

そんなワタルにも友達ができる。
別の街から引っ越してきた少女サチ。
二人の関係は18になるまで続いていく。
二人がお互いの存在をかけがえのないものとして・・・。

450Pに及ぶ長編で幼稚園時代から高校卒業前までを
一気に読ませます。
出生の秘密。
もちろん『クロマニヨン人』の息子であるはずはないんだけど、
そして本人も年齢を重ねていくうちに
そんなことはありえないということも分かっているけれど、
自分が何者か分からない、
だからこそそこに自分のアイデンティティを求めてしまう
ワタルの気持ちが痛いほど読み手の心に伝わってくる。

そのワタルを支えている母親の存在とサチの存在。
すごく切なくて、すごく素敵な関係だと思う。
このまま幸せになってくれるのが一番なんだろうけど、
荻原さんは・・・・。

最後はこんな感じで終わってしまうのか・・・とちょっと不満に思いましたが、
ちゃんとした結末に繋がっていて安心しました。
ちゃんと読み手の心も分かってるなぁ~って感じで。
久しぶりに長編に挑戦したので、途中しんどくもなりましたが、
読後感は最高に良い!の一言です。
最後はちゃんと読者がその後を想像できるような終わり方だったし、
満足いく内容でした。

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なかよし小鳩組    ~荻原 浩~

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「オロロ畑でつかまえて」の続編。

倒産寸前のユニーバーサル広告社に舞い込んだ仕事は
ヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略。
例のごとくちょいいい加減な社長石井をはじめ
社員杉山に村崎、そしてバイトの猪熊のユニバーサル広告社は
その大仕事にてんやわんやです。
一人苦しみながら仕事する杉山に涙です。
っていうか、他のメンバーのマイペースぶりに笑っちゃいますが。
杉山ももっと他の社員同様気楽にやればいいのに、何て思っちゃいますね。

で、今回の杉山には仕事のほかにも娘早苗を預かる仕事もあって、
そして、娘との別れも最終的には含みがあって
なかなか辛かったりするわけですが、
最後のマラソンのところで、その最後の父親の雄姿を見せようとする
杉山の切なさが読んでるこちらも辛かったです。

久しぶりに荻原さんのユーモア小説を読みましたが、
ほんとこの人はいろんなタイプの小説の書ける
懐の広い人だなぁ~と感心してしまいました。

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押入れのちよ     ~荻原 浩~

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ぞくりと切ない9夜の物語。

本屋であまり見ないんだけど、
どこも置いてないんだろうか?
たまたま一冊置いてあったのを購入しました。
9作からなる短編集。
どの話しも少し怖くて、少し切ない。
そんな怪談話(に近い)が納められてます。

ただ、どこかで読んだことのある話しだなぁ~という作品もあって、
手放しで全部面白かったとは言えない。

「なるほど、そうきたかぁ~」とこちらの予測を裏切る話しもあり
バラエティに富んだ内容だったので
良しとします。

個人的には
表題作の「押入れのちよ」や化学兵器の恐ろしさを描いた
「お母さまのロシアのスープ」が良かった。
「ロシアのスープ」の中身についても
ゾクリとさせられる内容です。

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ママの狙撃銃   ~荻原 浩~

mama.jpg


荻原浩 恐るべし!

福田曜子は一見普通の主婦。
ちょっと頼りない夫とかわいい娘に息子。
ガーデニングを趣味とし、
買ったばかりの家をこよなく愛す。
そんな普通の主婦・・・のはずだけど、
実際は・・・・。

暗殺者だった!!

とは言うものの実際に殺したのは一人だけった。

しかしある昼下がり、
その暗殺を依頼してきたKという人物が
20数年ぶりに連絡をよこしてきて、
次の仕事を依頼してくる。
葛藤しながらも、その仕事をやり遂げる曜子。
そして、Kは次なる仕事を・・・。

全体的に面白かった。
ただ、要らないエピソードもあったかな。
娘を苛めていた子を銃で脅してしまうってとこ。
読んでいて、重かったな。
そこ以外は面白く読めたんだけどな。
そのエピソードで家族を守らなければ、
そのためには仕事をこなさなければ、という方に持っていきたかったのかも
しれないけど、残酷だったな。

銃に関して詳しくなりそうな、
物語でした。
実際には本物がないと訳わかんないけどね。


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