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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
メインはここ。
どうか見てやってください。
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ごめん   ~原田 マハ~

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範子―偶然目にした詩が、自分たちを捨てた父親の記憶を呼び起こした。
陽菜子―意識不明の夫の口座に毎月お金を振りこみ続けていた人物と、ついに対面を。
咲子―不倫と新たな恋。病気を告知され、自分の願いがはっきりわかる。
麻理子―行方不明の親友と暮らしていたNYのアパートを、7年ぶりに訪れて。

どの作品を読んでも
女性の強さ、が際立っている。
それに反して
男の弱さやだらしなさがどうしても目立ってしまう。
ただどちらにしても
肩肘張らずに、もっと素直になればいいのに、と思ってしまう。
女性の方ももっと弱さを晒せばいいのに、とも思う。
それが彼女たちの生き方だとしても・・・。

特に2作目の「ごめん」が良かった。
高知にある「ごめん」と「いよ」という駅。
端っこ同士で「ごめん」と「いよ」
ごめん行きといよ行きがすれ違うとき
「ごめん」「いいよ」と何だか素直になれそうだ。

どの女性も最後はしっかり前を向いて歩いている。
やはりその生き方の方が
彼女たちらしい。

ちょっぴり元気になれるかも?
男性には手強いかも・・・。

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#9   ~原田 マハ~

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20××年、東京・上海を舞台に繰り広げられる大人の純愛!
歳も国籍も立場も、何もかもがまるで違う2人の愛が共鳴し合ったとき、そ
れは音もなく壊れ始めた…
真紅が、ふと立ち寄ったジュエリーショップで出会った男“王剣”。
まるで運命の糸に導かれるように、真紅は男の影を追い上海へと旅立つ。
そしてたどりついた洋館、緑葉西路に佇む「#9」。そこから真紅の運命の日々が始まった…。

原田さんの新作。キュレーターである原田さんらしく
美術芸術作品の買い付けをする女性を主人公に据えている。

#9は洋館の名前だけではなく
他にも真紅にとって大切な意味を持つ数字になるんだけど、
この#9と言う数字の使い方が上手いなぁ~と。

上海の様子やそこに住む人の姿。
急成長著しい中国の姿もよく分かるし。

真紅の気持ちが王剣から別の男性に向かうその気持ちの揺れ。
周りの人間の気持ち。
心理描写もすごく自然で読んでいてす~っと入り込めました。

これまで4作品出している原田さんですが、
それぞれの作品がまったく違う作品で
どの作品も楽しめます。
次の作品がまた楽しみになりました。

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ナナメモ

普通じゃない   ~原田 マハ~

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SNSのmixiから誕生した小説。
mixiはやってるけど、気付かなかった・・・。
登場人物がmixi内で日記も書いてたらしい。
気付かなかった・・・。

まぁ、いいけど。

物語は日本一のガーデナーになりたいと希望を持つ
御厨しいながある日大企業の社長と出会うところから始まる。
自分の日常に辟易していたしいなが
ある日を境に植物と話せるようになる。
そしてその大企業の社長から直々に就職を勧められ
就いた職場はその社長の妄想を形にする課だった・・・。

社長の妄想は一つ一つ形になっていく。
それを一手に引き受けていたのが矢車という男。
矢車と一緒に妄想を形に変えていくしいな。
ここで恋愛話になっていくのか、と思うと、そうでもなく。

ただの恋愛話で終わらせないところが素晴らしい・・。

社長の最後の妄想は
都内のビルの屋上を緑化すること。
紆余曲折を経てそれに成功するしいな達。
そして二人は・・・ハッピーエンド?

になるはずもなく、

矢車は別の女性と・・・

いや、主人公が恋愛でハッピーにならない小説って
なかなかないけど、
これは恋愛小説ではないからな~。
しいなの成長小説としては、なかなか良かったのではないかと。

物語ではしいなは植物と話ができる設定で
彼女の元には社長とであったときにもらった
鉢植えの花が。
その鉢植えがものすごくいいんだな。
EOという名のその花は・・・
エンドレスお花畑という名前だけど・・・
もちろん普通じゃない=extraordinaryともちゃんとイニシャルをあわせてるんだけど、
エンドレスお花畑は屋上を緑化させるプロジェクトにも
ちゃんとリンクさせてあるのがいいよね。
このEOが物語の中でも重要な役目を随所で果たしていて
陰の主役です。
このEOも何故かmixi内でちゃんと日記を書いてるのが・・・。

ミクドラ第1作らしいですけど、
なかなか楽しく読めました。

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一分間だけ   ~原田 マハ~

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ファッション誌『JoJo』で働く藍は、とあるきっかけでゴールデンリトリーバーのリラを飼うことにした。恋人で同居人のコピーライター、浩介とともに育てはじめたが、都心から郊外へ引っ越した途端、藍の生活は一変。いい仕事をすることが生き甲斐の藍は、仕事に忙殺されていくうちに、何を愛し、何に愛されているかを次第に見失っていく…。浩介が去り、残されたリラとの生活にも苦痛を感じ始めたころ、藍はリラが癌であると告知を受け、リラと闘病生活をはじめることになる。愛犬との出会いと別れを通じて「本当に大切なもの」に気づくまでを描いた、感動のヒューマンラブストーリー。

第1回日本ラブストーリー大賞受賞の原田マハが送る第2弾。
この作品もかなり良かったですよ。

今日買われなければ殺処分になってしまう
ゴールデンリトリーバーのリラとの出会いから
その愛するリラの死までを描いた作品。
もちろん、メインは最近の話なんだけど、
出会いの部分から泣けてくる。
その後、リラのために都心から郊外へ引っ越し、
通勤に時間がかかるようになり、
仕事にも無理がかかるようになる。
ささくれ立ちそうになる藍。
追い討ちをかけるように恋人の浩介が去っていく。
リラさえいなければ、と思う藍の気持ちが痛い。
もしリラがいなければ、仕事もバリバリできるし、
新しい恋のチャンスもあるだろうし、
「いっそ死んでくれたら、いなくなってくれれば」と
考えてしまう藍の心も良く分かる。

しかし、そのリラが病に倒れたとき、本当に自分にとって
愛すべきものは何なのか、大事なものは何なのか、悟る藍。
そしてリラのために仕事もセーブし、リラ中心の生活を始める。
この辺からもう涙がにじみます。

最後は本当に泣きそうになるくらい、
藍の気持ちが痛いくらいに伝わってきて
やばかったですね。

登場人物がちょっと優しすぎるかな?って言う感は否めません。
鬼編集長も実はいい人だったり、
編集部の面々もなんだかんだ言いながら優しい。
別れた浩介やその新しい恋人である友里もどこまでもいい人。
そこがちょっと不満って言えば不満ですが、
全体的に雰囲気が良くて、すごく読みやすかった。

そして最後に、やっぱり一人で犬を飼うのは大変だ・・・、と
思い知らされました。
飼い主の都合だけではなく
飼われる動物の身にもなってあげないと
動物を飼うことは難しいと感じました。

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まったり読書日記

カフーを待ちわびて     ~原田マハ~

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第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作。

「嫁に来ないか。幸せにします」と北のとある神社にかけた絵馬。
その絵馬を見た女性から
沖縄に住む青年の元に1通の手紙が届く。
「あなたのお嫁さんにしてください。」と。

絵馬を見てただそれだけで沖縄の小さな島にやってきた女性、幸。
少しずつ沖縄の青年明青(あきお)は幸に惹かれて行く。
しかし、二人を待つものは・・・。

幸と明青の関係が微妙で
読んでてじれったくなるけど、
明青の気持ちが痛いほど分かる。
触れたらどこか遠くへ行ってしまうんではないか・・・。
明青の心の揺れがすごく丁寧に描かれている。
女性作家なんだけど・・・。

幸と明青の関係は後半で明かされるが、
なるほど、そういうことか。
ちょっと卑怯な気もするけど、
それはそれでメルヘンの世界ってことで。

この続編が読みたい!そう思った。

映画化も決定されているが、
明青を誰がやるのか、ものすごく興味がある。

原田マハは小説家、エッセイストの原田宗典の実妹。
兄妹してすごい才能の持ち主だ!!!

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