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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
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失恋延長戦   ~山本 幸久~

shitsuren.jpg

山本さんのまた新しい魅力を見つけた感じの1冊でした。

お仕事系でもないし、
バリバリの恋愛系でもない。
なんかハートウォーミングなお話。

女子高生真弓子と飼い犬ベンジャミンの
会話?がツボ。
ベンジャミンがいい味出してます。
本犬が自分を犬と思ってなさそうな、
そんな雰囲気がほんわかしていていい感じでした。

真弓子の恋心は
相手が後輩と付き合うことであっけなく終わってしまう。
その後も2浪したり、
金粉塗って舞台に出てみたり、
なかなかに豪快な人生ですが・・・。

最後はぐっと来る。

真弓子とベンジャミンの関係もいい。
そして真弓子と彼女を勝手にライバル視している
藤枝との微妙な友情関係も笑える。

さすがに山本さんの作品だけありました。

愛は苦手   ~山本 幸久~

aiwanigate.jpg

愛は苦手というかご無沙汰だなぁ。もう。
でも苦手だからご無沙汰になってしまったのか・・・。

山本さんの新作。
アラフォー女性の仕事や恋を描く短編集。

しかし、山本さん、
何故にこんなに女性の気持ちを代弁するかのような
物語を書けるのか・・・。

でも、女性が主役だけど、
愛が苦手な男としても
何となく共感できたりする。

アラフォーと言えば
相当な大人という感覚があったけど、
今その年齢に達してみると
アラフォーだって
まだまだ悩んだり迷ったりしてんだぞ、と。
大人になるにはまだまだだなぁ~。

お仕事系小説が得意の山本さんですが、
最近はこういう女性の気持ちを描く作品が多くなってきましたね。
こういう山本作品もなかなか面白いですよ。

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シングルベル   ~山本 幸久~

singlebell.jpg

30歳過ぎても未婚の子を持つ親が
息子娘の相手を探すためにお見合い活動・・・。
そんな中、
絵画修復の仕事をする陽一の元には3人の花嫁候補が。

が、
主役は結局この3人の女性かな。
それぞれの独白にそれぞれの事情が盛り込まれ、
何となく結婚できないでいる女性の姿と
いつの間にか婚期を逃してぼ~っとしているような陽一の姿。
婚カツに勤しむような感じはないんだけど、
周りだけが焦ってる感じ。
それはそれで面白かったんだけど。

最後のオチが強引か。
結局陽一が誰を選んだのか、
分からずじまい。
読者に投げたか!?
それはそれで妄想も膨らむけれど、
はっきりさせて欲しかった。

白縫だったりして・・・。

三婆のバイタリティーがすごかった。
しかしそれを凌ぐ陽一の母親。
結局女性が一番強いってことかな。

床屋さんへちょっと   ~山本 幸久~

tokoya.jpg

時間を遡りつつ、
ある男の仕事と家庭を描く小説。
山本さんのお仕事小説だと
あまり家族について触れられることはなかったけれど
この作品では
仕事と家族を一緒に扱っているので目新しい感じ。

会社を潰してしまった勲と
会社を興したけれど最近うまく行ってない娘の香。
それぞれの仕事に対する考え方と
お互いへの関わり方がさらりとそれでもちゃんと
伝わるように描かれている。
やっぱり山本さんいいですね。

最後はちょっと卑怯な終わり方で、
思わず、え~・・・っと絶句しちゃいましたが、
最後はほろりと来ましたね。

床屋が舞台ではなくて
床屋が二人の、家族の物語の中で
非常にいいアクセントになっていました。

男は敵、女はもっと敵   ~山本 幸久~

yamamoto1.jpg

文庫版が出たので再読。
文庫版に書下ろしがついてたので、つい。
書き下ろしの分は
藍子の不倫相手の息子の目線で書かれた物。
憎むべき父親の不倫相手なのに
なぜか惹かれてしまう息子の気持ちが
何か切ない。
この後どうなるの?
息子の立場での続きが非常に気になるんだけど、
藍子に恋しちゃってる感がありありで
この続きがあれば
ますますやばくなりそうですね。

でも、やっぱり山本さんの作品は
恋愛物よりも
お仕事系小説の方が
イキイキとしているように感じるのは
自分だけでしょうか・・・?

ある日、アヒルバス   ~山本 幸久~

ahiru.jpg

高松秀子(デコ)はアヒルバスのバスガイド。
この仕事に就いて5年目。
色んな客をあしらいながら毎日どこかのコースでガイドをしている。
そんなデコが新人研修の担当になってしまい、
そこからがまた苦難の日々・・・。

山本さんのお仕事系小説。
ここにまた面白い作品が届きました。
観光バスなんかに乗らない限り
バスガイドさんとはなかなか出会えなかったりするわけですが、
この作品で
バスガイドの過酷さなんかも知ることが出来ます。
本当に色んな客がいて
それをガイドさんが一人で(時には運転手も)仕切らなければならない。
大変だ仕事だろうなぁ~。
でも、山本さんはその仕事をただ大変な仕事、と片付けるのではなく、
その日常をユーモアたっぷりに描き、
ガイドさんの楽しさなんかもしっかり描いています。

その仕事の辛さ楽しさはその仕事に就いている人にしか分からないことも
あると思いますが、
こういうお仕事系小説って言うのは
その辺をうまく伝えてくれている気がします。
特に山本さんの小説は秀逸です。

ただの小説ではなくて、
しっかり東京案内もあったりして
地方の人間としては
なかなかありがたかったりもしますね。

登場人物もよく描かれています。
ガイドさんのメインは3人でそれに新人5人。
この8人がそれぞれ強烈なキャラクターの持ち主なので
これだけでも楽しめます。
そしてバスツアーにやってくるお客さんたち。
老チャットモンチーと名付けられたおばあさん3人組がキュートでした。

これはもっともっと続きが読みたい作品でした。

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カイシャデイズ   ~山本 幸久~

kaishadays.jpg

久々山本さんです。

けっこう熱血な営業チーフ、
古臭い二枚目顔の施工監理部、
掟やぶりのヒラメキ型デザイナー。
彼ら“魔のトライアングル”と同僚たちが織りなす内装会社の愉快でアツい日々のお仕事。

ココスペースは内装会社。
その会社を舞台に従業員たちの
アツい日々を描いているこの作品。

悪い人が出てこない。
意地悪そうな人は出てくるけど、
何だか憎めない。
そんな感じ。
山本さんの作品らしく、非常に読みやすいので
サクサクといける。

会社の人間だけではなく、
ココスペースに関わる顧客たちも魅力的。
まぁ中には新人橋本君の兄みたいな、ちょっといやな感じな人も出てはきますが。

非常に面白く読める作品でした。

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渋谷に里帰り   ~山本 幸久~

shibuya.jpg


山本さんの新作。待ってました!

小学校卒業とともに故郷の渋谷を後にした峰崎。
誰にも言わずに引っ越したことから
渋谷と距離を置いていた。
なのに、退職する先輩の引継ぎのために訪れた場所は
渋谷だった。
図らずも渋谷に里帰りしてしまった峰崎は・・・。

読んでいて、なぜかデジャブ・・・
あ~、そうか、つい最近自分も同じような経験したっけ?

大学の4年間を沖縄で過ごした僕は
その後沖縄に足を踏み入れることはなかった。
それが今年の正月15年ぶりくらいに沖縄に戻った。
15年ぶりの沖縄は変わったところもたくさんあったし
自分がいたころと変わらない風景もたくさんあった。
あ~自分はなんてご無沙汰をしてしまっていたのだろう?と
後悔している自分がそこにいた。

そんな経験をしていたからか
峰崎のなんとなくばつの悪そうな気分もよく分かって
あ~、おんなじだなぁ~なんてかなり感情移入しながら
読んでしまった。
もちろん、裏切り者呼ばわりされることはなかったんだけど・・・。

国立大学を出たのにグダグダな峰崎が
(まぁ国立出たからってみんな立派なわけじゃないけれど)
徐々に仕事に目覚めて行く様子が良かったです。
まぁ、それでもまだまだなところがたくさんあるんだけど。

お仕事系小説としてはわりと面白く読めました。
ただ、もう少し他の登場人物もクローズアップしてあると良かったかな。
アメちゃんとくるみ夫婦とかもっとキーになりそうかな、とも思ったんだけど、
あっさり片付けられてたし。
渋谷が鬼門とか言いながら
結局その二人にしか会ってないし。

あまり詰め込みすぎても良くないけれど、
もう少し掘り下げても面白かったかな。

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