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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
映画を見る時間が減少。
ブログも色々やってるのに
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夜のだれかの玩具箱   ~あさのあつこ~

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『朝の子どもの玩具箱』とはまた違った雰囲気の短編集。
夜だからか、『死』を扱った物語が多かったですね。
最初の『仕舞い夏の海』と最後の『もう一度さようなら』への繋がりが
よかった。
個人的には、幼い頃の辛い思いを心に仕舞った男を描いた
『お花見しましょ』が良かった。

ほろっと涙する話から
ぞ~っとする話まで
その幅の広さがすばらしい作品集でした。

朝のこどもの玩具箱   ~あさのあつこ~

morningtoybox.jpg

あさのさんの短編集。
どの話もよかった。
特に「がんじっこ」というお話。
意固地で頑固者のおばあさんには
そうならざるを得ない理由があった。
その話を聞いていた役場勤務の女性も
自分の思ったことはしっかり相手に言わなくては、と
思い至るようになるという話。

何もいわないことが美徳なのでなく、
思ったことを腹の中に溜め込まずに
素直に口にすれば言い、
そんなメッセージを受け取りました。

若い継母との関係を描く『謹賀新年』もよかったな。

でも、一番残っているのは
『しっぽ』っていうお話でしたけど。


どの話もあさのさんらしく
落ち着いた雰囲気で
読んでいてほっこり出来ました。


暗き闇に閉ざされた街   ~あさのあつこ~

kuraki.jpg

あさのさんの描くSF物。

魔布家に伝わる古の力。
その力を使えるのは魔布家に生まれる女子のみ。
そして曾祖母以来の力をう受け継ぐものは
なんともか弱い乙女だった。

闇の者と闘う宿命を背負った結祈は
シスコン気味の弟、香楽と
人語を操る猫、ゆきと
頼りになる仲間と共に悪を滅ぼす~とまではいかないまでも
結祈も悩みながら
悪と戦う姿が印象的。
悪にも「悲しむ心」があると悩む姿に・・・
いや、悪は根絶せねば!と
小さい頃から戦隊モノやアニメを見て育ってきた自分には
ちょっと違和感が。
まぁ、そういいながら最後には悪を滅ぼしちゃうんでしょうけどね。

まずまず楽しく読めました。

新ほたる館物語   ~あさのあつこ~

newhotaru.jpg

これが完結編。
小学6年生になる春の出来事を綴っている。
ほたる館に持ち込まれた二つの事件。
そこに人間の弱さやズルさ、なんかを見ることが出来るけれど、
ほたる館の人たちは
それを悪意に取らず、ありのままに受け入れようとしている。
特に女将であるおばあちゃんの存在は大きいなぁ、と思う。
こんなおばあちゃんの元で育つ一子は
きっとステキな女性になっていくだろうな、と思う。

このまま終わってしまうのは非常にもったいない気がするけれど、
少女の心を持ったままの一子と別れるのもいいのかもしれない。

このシリーズを読んで
自然の美しさや
人の心の美しさ、
そんなものを思い出させられた。

ほたる館物語(3)   ~あさのあつこ~

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ほたる館の一子の年末から年始にかけてのお話。

今回は柳井くんがほたる館を手伝ったり、
ほたる館に行商に来る「山ばあさん」の話があったり、
おばあちゃんの初恋の話があったり、と盛りだくさんですが、
今回は特に
「戦争」について描かれています。
その「山ばあさん」の息子は戦争に出兵し遠い大陸で戦死した。
その息子に若かりしおばあちゃんは恋心を抱いていた。
「山ばあさん」は息子に「死なないで帰ってきてくれ」と言えず、
それを今の今まで悔やんでいる。
その話を聞いた一子たちは戦争について壁新聞を作ろうと決める。

「山ばあさん」の気持ちは実際に同じような体験をした人でないと
分からないだろう。
息子に本当は生きて帰ってきて欲しいのに、
国のために死んでこいといって送り出した「山ばあさん」
本当に戦死してしまった息子にあの世で合わす顔がないと
悔やむ「山ばあさん」
切ないです。
でもどんなに思ってもその当時「山ばあさん」と同じような経験をした人の
気持ちは本当のところ分かりません。
想像でしか思いを馳せることはできません。
しかし、そんな思いを持たせてくれたこの作品には感謝です。

戦争のことを調べようとした一子たちを冷たく追い返す
町の職員のお役所的な態度に
腹立ちを覚えます。
多分、これは実際にあることだろうな、と思ったりもして。

続きが気になる作品です。

あかね色の風/ラブ・レター   ~あさのあつこ~

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あかね色の風モラブ・レターも小学生の女の子が主人公。
あかね色の風では、
陸上を辞めて自棄になった遠子と大阪から転校してきた千絵の
決して馴れ合い的でない友情を描き
ラブ・レターでは、
大好きな男子にラブレターを書いて渡そうとする愛美の
純真さを描いている。

どちらの物語も読んでいてつい微笑んでしまうような
そんな話だった。
決して明るい話ではなく、
千絵の父親はアルコール依存症で入院しているし、
遠子は走ることをあきらめてしまって心に陰を作っているような
女の子だし、
愛美もちょっとした悩みを抱えながら毎日を送っている。
楽しいばかりの毎日ではないのに、
悲壮感が漂わないのは
あさのさんの子供たちに向ける温かいまなざしのせいだろうか?

ただ、あかね色の風に出てくる
いかにも体育教師って感じの陸上部顧問には
やはり腹が立ちましたね。
こういう何も分かってない教員が子供を
追い詰めていくんだろうな。
自戒の念を感じつつこうならないようにしないと、って思いましたね。

ほたる館物語2   ~あさのあつこ~

hotaru2.jpg


あさのあつこデビュー作第2弾。

老舗旅館「ほたる館」の娘一子のお話。
今回は大女将であるおばあちゃんに「ほたる館」を継げ、と言われた
一子は猛反発。
自分には体操選手になる夢があるから
「ほたる館」を継ぐなんてことは今は考えられないと。

胸にわだかまりを持ちつつ、
言い過ぎたことを反省する一子だったが
その後おばあちゃんが倒れてしまう。
おばあちゃんの想いと自分想いに揺れながら
自分は一体どうしたらいいのか、悩む一子・・・。

小学生には重過ぎる話ですよね。
家を継ぐとか継がないとか。
夢もある子供にそんなことを言う大女将の意図は?と思いますが、
商売をやっている人には
それぞれの思いがあるんだろうな~と思う。
自分は結局家を継がなかったけれど(次男だし)、
同じような問題にぶつかったとき、
「はて?自分ならどうする?」
小学生には無理な話ですわ。こればっぱりは。
でも自分の言うべきことはしっかり言う一子には感服です。

小学生っぽくないんですけどね(笑)

今回はその話をメインに
一子に憧れる(?)柳井くんという男の子も登場。
雪美ちゃんとの三角関係か!?と思ったら
やはり小学生。
柳井くんの一方的な片思いのような、
一子もまんざらじゃないような、
まぁ、第3弾もあるようなので、二人の恋の行方は別の話ということで。

小学生向けの本だとは思うけれど、
なかなか考えさせられる話でした。

ぼくらの心霊スポット   ~あさのあつこ~

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小学6年生のヒロ、かっちゃん、マッキーの3人が経験する
不思議な出来事。

1作目は住む人のいなくなった家に幽霊騒動が。
幽霊の正体を暴くためにその廃居に出かけた3人が見たものは・・・。
そして彼らを救ってくれたのは?

2作目は不吉な言い伝えのある桜の樹の話。

2作品とも事件は結局人の手で行われているのだけど、
その真相を暴くために霊感の強いヒロを助けてくれるのが
たとえば1作目では廃居の元住民のキタばあさんであり
被害者であり、
2作目もやはり被害者であったり、桜の樹であったり・・・。

人の行いの何ておぞましいものか、
一番怖いのはやはり人間なんだな、と改めて思わせてくれる話でした。

3人のキャラがよかった。
3人だからこそ出来ること、お互いがお互いをしっかり思いやりながら
それでいてしっかり自己主張しながら、
3人3様の活躍を見せてくれる。
しかし今の小学6年生はもっと幼いような気もするけれど、
この3人は割としっかりしてたなぁ~。

この3人の活躍は中学生になっても続くのだろうか?

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