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す~さん

Author:す~さん
最近では本を読む時間が増え、
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有頂天家族   ~森見 登美彦~

uchoutenkazoku.jpg


狸と天狗と人間の話。

最初は登場人物(狸か)の紹介と状況説明が続く内容で
これは面白くないかも・・・なんて思いましたが、
やはりそこはモリミーです。
中盤から後半にかけて一気に読ませる面白さ。

もう、なんというか、阿呆さ爆発。
出てくるキャラクターたちが
非常に人間っぽくて、狸のくせに(笑)。
周りにもこんな人、いや狸?、いるなぁ~なんて。
人間をキャラクターにして書いていたらありきたりな物語になってしまうところを
狸や天狗を主役に持ってくることで、あっさりと面白い話に
変えてしまう、そんなモリミーの筆力というか発想に感服。

狸たちがかわいくてしょうがありません。
その化けっぷりも、
叡山電車に化けて街中を走り回ったり、
如意ヶ嶽に化けちゃったり、
丸ごと蕎麦屋に化けちゃったり、
どこまで妖力あるんじゃい!って突っ込みたくなるほどでした。
そんな狸でもあっさり狸鍋になっちゃったり。
ところどころ笑えるツボがしっかり抑えてあるし、
また、親子兄弟の愛情考えさせられたり。
ほろっとさせられたり。
上手すぎです。

第2部も始まるようです。
これから下鴨4兄弟や赤玉先生、弁天に何が起こるのか、
楽しみですね。

糺の森にも行ってみたくなりました。
この4兄弟に会えるでしょうか?
会える訳ないじゃん・・・。

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四畳半神話大系   ~森見 登美彦~

87233906.jpg


4編からなる物語。
第1話を読んだ後、第2話を読み出すと、
「???」これって?
思わず何かの間違い?と思うほどでした。
その先を読むと分かりましたが・・・。

ある大学生が選んだとあるサークル。
4つ気になったサークルがあり、
選択肢は当然4つ。
そのどれかを選ぶことで彼の大学生活がどう変わっていったのか?
昔テレビでやってた「if・・・」という番組を思い出しました。

彼の場合どの選択肢をとっても 
結局は同じような運命になってしまったわけで・・・。
何とも辛いなぁ~。
物語自体は非常に面白かったんですけどね。

こういうのもありかな、と。

文章は森見さん独特の文章で
読みにくいと思う人にはものすごく読みにくい文章です。
好き嫌いが分かれるかもしれないです。
しかも4作とも同じような展開で
飽きる人も多いかな、と。

自分はその物語の微妙な違いを楽しむことができましたが、
第4話は特にお薦め。
四畳半である自分の部屋がドアを開けても開けても
自分の四畳半から出ることはできない。
でも、少しずつ部屋の様子は変わっていって・・・。
財布の中身の部分を読んで
そうなるんだったら自分も同じ経験がしたい!と思ってしまいました。
思いっきりアホですな。

これで森見さんの作品コンプリートです!!

森見ワールドにはまりまくりです。
9月の新作も楽しみです。

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きつねのはなし   ~森見 登美彦~

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ようやく読めました。
森見さんの第3作目・・・かな。

う~ん、どうだろう?
『きつねのはなし』はわりに面白く読めたんだけど
他の作品がちょっと肌に合わないというか、
摩訶不思議な体験談ってだけで
なかなか話の中に入り込めなかった、そんな感じがした。
入り込めないと言うか、
置き去りにされた感じですね。

こういう不思議系な話は嫌いではないけれど、
どの登場人物にも
感情移入ができなくて、
まぁ、どの登場人物もなんとなく影が薄い気がして
しょうがなかったです。

しかし、森見さんのもつ独特さはこの作品でもしっかり健在で
それはそれでよかったんだけど、
これまで読んだ作品のように
強烈なキャラクターがいない分、
物足りなかったのは気のせいではないはずです。

芳蓮堂をもっと前面に押し出して
そこから人間の心の奥に潜む『魔』について
書いていくともっと面白かったかな~と個人的には思いました。

【新釈】走れメロス他四編   ~森見登美彦~

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古典の名作を森見流に解釈したらこうなった!
キターーーーって感じです。
前5篇からなる短編集。
もちろん原作は誰でも知っている作品ばかり・・・・だと思う。
自分は『山月記』と『走れメロス』しか読んだことはありませんが・・・。
この2作に関しては、
ここまで原作を壊してしまっていいのか?と思うくらいに
面白かった。
でも『山月記』の斎藤秀太郎は本家『山月記』の「李徴」の切なさ
やるせなさを見事に再現しているし、
『走れメロス』では本家の友情とは真逆の友情を、それでも
根底に流れる友情の素晴らしさをしっかりと伝えている。
単に面白おかしく書いてるわけじゃないところが、さすが森見さん。

他の3篇も読んだことはないけれど、
きっと同じような手法なんだろうな、と思う。
これを読んで本家の方も読んでみようかという気持ちにさせてくれる。

5篇とも同じように爆笑妄想モード炸裂だったら
きっとつまらなかったと思うけれど、
幻想的な話だったり爆笑妄想モードだったり
不可思議な物語だったり
実にバラエティに富んでいて、最後まで飽きることはなかった。

古典名作が苦手でもこれなら読めるんじゃないかな?

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太陽の塔   ~森見 登美彦~

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妄想ワールド炸裂。
どこまでが現実でどこからが妄想か。
不思議な物語。
しかし、面白い。

女の子に振られた『私』はその振った相手『水尾さん』研究に
いそしむようになる。
しかし、一歩間違えれば、というか
すでに間違っていると思うが、
その行為はまさしくストーカー。
理路整然と自分の行動の正当性を訴えるけれど
やっぱりストーカーだよな~。
しかし、ストーカー物とは一線を画す物語。

でも誰にも経験あるような、妄想。
妄想に生きる男の性、
分かるような分からないような・・・
いや、分かっちゃうんだよな。
でもここまでの行動は起こさないけど。

ところどころ「くすっ」とか「がはっ」とか笑えます。
人前では読めません。
登場人物がわけの分からない人たちばっかりですけど、
でも愛嬌があって、とても愛おしい。

森見登美彦はまってしまいそうな作家です。

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夜は短し歩けよ乙女   ~森見 登美彦~

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最高だ。

「黒髪の乙女」に恋した先輩。
偶然を装いながら後輩である彼女に近づいていく。
それってストーカー!?
間違いなくストーカーなんだけど、
「黒髪の乙女」が先輩の苦労にまったく気づいてないので
ストーカーにはなれてないんだよね、先輩。

春の夜に出会い、夏の古本市で出会い、
秋の学園祭で出会い、冬には風邪で寝込みながらも出会う。
ようやく最後には恋人チックになるんだけど、
さて続きはどうなることやら。
続編希望な作品です。

語りは先輩と乙女のほぼ交互に行います。
同じ出来事を二人の視点から見るとなかなか面白いですな。

そして、他の登場人物もキャラが立ってて面白い。
樋口さんや羽貫さん。
パンツ総番長に李白さん。
他にもさまざま。
話の筋も面白いし、キャラも面白い。

この話も京都だからこその物語。
舞台が違っていれば、
この面白さもなかったんではないか、と思う。
リアルとファンタジーの入り乱れた世界。
これは面白い。

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