
映画のノベライズ版です。
友近が出ているということで買って読んでみた。
主人公はその友近演じる女性の息子。
その息子を通して母親の再婚相手になる男『あの人』との
関係を描く。
もちろん、それだけではなく、息子(次雄)の16歳までの人生を
いろんな出来事を踏まえながら描いていく少年の成長物語である。
幼いころに父親と兄を事故で失った次雄は母親と父親の実家で生活していたが、
母親の再婚とともにその家を出て新しい生活を始める。
しかし、新しい父親は『好きな男ができた』と家を出てしまう。
納得できない次雄だが、
父親を『あの人』としか呼べない次雄は複雑な心境だった。
が、ある祭りの日、『あの人』を偶然見つけた次雄は
真実を知ることになる。
筋としては今までに何度も使われているもので、
母親の元を去る時の『あの人』の理由が
『好きな男』ができた。女じゃなくて『男』
ここに作者のイマジネーションの低さが現れていてものすごく嫌な感じがした。
ゲイにしてしまえば、それで納得できるだろう?みたいな
安易な設定に、まぁ、初小説ということを差し引いても
なんだか安易過ぎて嫌だった。
実際そうではないんだし、
もっと、『おっ!?』って思わせる理由を考えられなかったのか、と
そこが残念だったな〜。
友近好きなんで、映画も見てみたい今日この頃です。