
かもめ幼稚園で働き始めたちかこは、やる気のな〜い毎日。
うるさいママさんグループや生意気な子供たち、日和見主義の園長、
マイペースな先輩…とうんざり。
それなのに彼氏は全然話を聞いてくれず、鬱憤はたまる一方。
もうやめちゃおっかな、と思いはじめたころ、
ちょっと素敵なパパに惹かれてしまって…!?
新米幼稚園教諭のお話です。
読んでて他人事ではないなぁ〜、なんて。
相手は幼稚園生ではないけれど・・・。
まぁ、その保護者という点では同じかな。
ちかこは幼稚園教諭になって以来、
毎日毎日園児とその保護者(特に母親)に振り回されている。
良かれと思って進言すれば
園長室に怒鳴りこまれ、園長から叱責を受け、凹む毎日。
夢も希望もなくすような先輩からの助言・・・。
本当にちかこの苦悩が手に取るようにわかります。
良かれと思ってやったことが全て悪い方へ向かっていく。
あがけばあがくほどより泥沼にはまっていく。
挙句に恋人に振られ、新しくいいな、と思った人には結婚相手が。
そんなちかこの苦しさや切なさが上手く描かれている。
しかし、失意のどん底にいるときに
手を差し伸べてくれたのは・・・
やっぱり園児たちだった。
最後はほろっと来ます。
なんだかんだ言いながら
幼稚園の先生をやる気になったところで話は終わるけれど、
多分これからもちかこの受難は続くはず。
何となく続きが期待できそうな終わり方だったんだけど・・・。
しかし、保護者のなんと言うか自分勝手な論理にやはり当事者のちかこでなくても
腹が立つ。
でも、口答えは出来ないんだよね。
ストレスが溜まるのは実生活でも同じ。
これはフィクションではない。
きっとこんなことで悩んでいる人たちはたくさんいるだろうな。
しかしこの物語を読んでいくと
確かにきつかったり辛かったりするんだけど、
いや、まだ頑張ろう!ってな気持ちにもなりました。